sunnylakeのポエムガーデン

自作詩を書いています。
心の風景画が届きますように。

暖炉の秘密

2024-01-17 11:42:46 | 自作詩
その家には 大きな 古い暖炉

オレンジ色の火が
ゆっくりと 揺らめく

寒い冬でも
春の野原に いるみたい

れんがつくりの その暖炉には
ひとつの秘密が あった

満月の 真夜中1時になると

壁に 出口が 現れて
好きなところへ 行けるという

たった一時間の 小旅行
今日は 夏の北海道へ

札幌と小樽 思い出の街
オルゴール館も 訪れる

駅で その人だけに見える
暖炉行きの列車に 乗って

またたく間に 家に着いたら

真っ暗な部屋
月明かりだけ 煌々と

この次は どこへ 行こう
思い巡らせ 眠りについた


(2024年1月14日作詩)







*ファンタジー
コメント (20)
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