今朝の新聞で、漫画家・文筆家・江戸風俗研究家の、杉浦日向子さんのご逝去を知った。
まだ46歳、咽頭ガンとのこと。最近、テレビなどでもおみかけしないな、と思っていたのだが。
闘病生活1年8ヶ月。才能溢れた方が、早々と逝ってしまった。
杉浦さんの作品はどれも味わい深く、何より絵がすごいのだ。もはや「芸術の域」に達していると思う。
文筆家としても秀逸である。無駄なものがなく、粋で洒脱で、軽妙な文章。
「杉浦日向子」とつくだけでとびついて買っていた。
丁寧に、味わうように読んだ。
このごろでは、「4時のオヤツ」を楽しく読んだ。
もう、杉浦さんの書いたものを読めないのか、と思うとさびしい。
NHKの「お江戸でござる」は、杉浦さんの「解説」を聞きたいために
よく見ていた。
しゃれた着物を粋に着こなし、いつもにこやかに笑っていらした。
そして、その知識の深さ、広さには毎回驚くばかりだった。
江戸の、「あらゆること」をさりげなくわかりやすく、語ってくださった。
柔らかな語り口、福々しい笑顔。優しくて思慮深いお人柄が偲ばれる。
もっともっと杉浦さんの「世界」を知りたかった。
杉浦さんの作品から、「江戸」を深く意識するようになり、
時代小説の読み方も変わった。
「風流江戸雀」「百物語」「大江戸うま草紙」などなど
もう一度読み直してみようと思う。
大抵の本は、「読んだらすぐにBookOff」だけど
杉浦さんの本だけは、全部とってある。
本棚の、「いいところ」に、まっすぐ、並んでいる。
・・・ご冥福をお祈りします。
まだ46歳、咽頭ガンとのこと。最近、テレビなどでもおみかけしないな、と思っていたのだが。
闘病生活1年8ヶ月。才能溢れた方が、早々と逝ってしまった。
杉浦さんの作品はどれも味わい深く、何より絵がすごいのだ。もはや「芸術の域」に達していると思う。
文筆家としても秀逸である。無駄なものがなく、粋で洒脱で、軽妙な文章。
「杉浦日向子」とつくだけでとびついて買っていた。
丁寧に、味わうように読んだ。
このごろでは、「4時のオヤツ」を楽しく読んだ。
もう、杉浦さんの書いたものを読めないのか、と思うとさびしい。
NHKの「お江戸でござる」は、杉浦さんの「解説」を聞きたいために
よく見ていた。
しゃれた着物を粋に着こなし、いつもにこやかに笑っていらした。
そして、その知識の深さ、広さには毎回驚くばかりだった。
江戸の、「あらゆること」をさりげなくわかりやすく、語ってくださった。
柔らかな語り口、福々しい笑顔。優しくて思慮深いお人柄が偲ばれる。
もっともっと杉浦さんの「世界」を知りたかった。
杉浦さんの作品から、「江戸」を深く意識するようになり、
時代小説の読み方も変わった。
「風流江戸雀」「百物語」「大江戸うま草紙」などなど
もう一度読み直してみようと思う。
大抵の本は、「読んだらすぐにBookOff」だけど
杉浦さんの本だけは、全部とってある。
本棚の、「いいところ」に、まっすぐ、並んでいる。
・・・ご冥福をお祈りします。