謙虚さと無力感☆

今朝は、朝早く目が覚めてしまって、ベランダの桟や床をごしごし洗いました。
いつもは、ちゃちゃっと洗うんだけど、今日は、いくつかある植木鉢をどかして、隅々まで水を流して丁寧に掃除しました。

自分ではどうしようもできない････ことが一つあって、それを引きずってるような、引きずってないような。
そんな気持ちをどうにかしたい、と思いながらゴシゴシ洗ったのです。

金曜日２限に担当してるクラスのコマザワ君（仮名）
学校に、来なくなってしまった。
最初のうちは、ずっと来ていたのに、１度休んでまた来て、そのあと３回続けて休み。
どうしたのかなと思って、仲がいい感じのサクタ君（仮名）に聞いてみた。
そうしたら、「あ、あいつちょっとやばいみたいです。」と、真顔で答えながら、
「これなんですけど・・・・」と、ＬＩＮＥの画面を見せてくれた。

そこには、ちょっと、これ本当なの？ということが書いてあった。
「親に家追い出された」
「金がもうなくて」
「学校、行けない」
というようなこと。
それに対して、サクタ君が
「え？」
「ちょ、ま」（ちょっと待って　の意味）
「まじかよ、そっち行こうか」
などと、返していた。

今、どこにいるのか
何をしてるのか、お金がないってどの程度ないのか、家に帰れないのか、
「〇〇先生（担任）に相談してみたら」と、サクタ君が返していたのが最後で、
そのあと何も連絡がこなくなったそうです。

サクタ君はフレンドリーな子で、割と気安く話せるのですが
コマザワ君が１回休んだとき、「あの、ちょっといいですか」と、こんなことを言って来た。
コマザワ君は地元の友達となにかもめ事があって、それでちょっと潰れかけてる、授業中態度悪くても許してやってくださいお願いします。
態度悪い、というのは　ずっと寝てるとかやる気ないとかテキストや宿題忘れるとかそういうこと。
はいはい大丈夫、学校にくるだけでも大変な子っているから。ありがとう。
今度コマザワ君が来たら、話しだけでもしてみよう、何かしてあげられたら、
と、思っていたのに　学校にも来れないという････

もう１９歳だし、割と身体も大柄な子なので、虐待･･･暴力とか、は受けてないだろうか　でもわからない
家を追い出されたというのも「もう、出て行っていいのよ！」なんていう親子喧嘩レベルなのかもしれないし
詳細はよくわかりません･･･。

青春の絶頂期ともいえる日々を、不安を抱えながら生活しているみんな
彼らは、今ここに至るまでの大変だったことなど口にもしないけれど、
そんな彼らの日々が、自分にはうっすら見えると思っていた。
うちのちゃむちゃん、こぐまちゃんともちょうど年も同じぐらいだし。

でもちがった
･･･「人の数だけ人生がある」それは大人も、子どもも、同じことだった。
それを思うと「なんとかしてあげたいなんて、なんて傲慢なんだ」と、昨日は心底思って、
そんな自分の無力さに泣きそうにもなった。

自分にできることには限界がある。
限界はあるけど、何ができるかを考え続けることは、やめてはいけない。
そういう気持ちを、謙虚に持ち続けたい、
持ち続けなきゃ・・と、本当に、それを思った。


・・ということで、今朝、ゴシゴシとベランダを掃除していました。
何か、できることをやって、ひたすらそれをやって、無力感を打ち消したかった。

「正解」があるなら、そこに向かって、謙虚でありつつ努力しなきゃと思った。
さぼってないで・・あれも、これも。

そんなふうに思ったことを忘れたくないなぁと、今書いています。


そんな日曜日。

ベランダはきれいになりました(^_-)-☆.｡:･・.｡:*･★　･･･コマザワ君、大丈夫かな。

(@^^)/~~~