Suzuka to the world!!

〜鈴鹿の山から世界の山へ〜 山岳スキーレーサー小寺 教夫が送るMountain life のブログです。

2018/2019 WC Font Blanca VERTICAL Race

2019-01-27 19:21:08 | 2018/2019 ISMF World Cup
今日は曇り予報でしたが、好転して空は
晴れ!ピレネー山脈から陽が登りました♫



ワールドカップ第2戦Font Blancaは2日目最終日、バーティカルレースでした。





早朝からたくさんの地元スタッフが会場を準備してくれています。世界中どこへ行っても、こういったスタッフの協力が大会運営を支えてくれています。本当に感謝しかありません♫



会場へはアンドラ山岳スキー協会長の奥様に早めに送ってもらえたので、悪天続きで出来ていなかったコースの下見ができました。



スタート(標高1580m)からPic Negre直下のフィニッシュ地点(標高2320m)まで標高差740mを一気に駆け登るコース。



レースの方はスタートが上手く行きました。こちらに来てから、ヨーロッパの選手たちのフォーム、技術、ギアの観察を続けていますが、序盤のわずかな距離とはいえ流れに乗ることに成功。一歩、答えに近づけたのかも知れません。



レースの方はやはりブラジルのカルレスとのデッドヒート。気持ちとしてはさらに前の3人の集団を目指して、中盤からカルレスと横並びで抜きつ抜かれつ!最後、ラスト100mで一気に前に出て逃げ切りのパターンでしたが、次の瞬間にはポールに支えられないと立っていられなくなりフラフラ…

ワールドカップ転戦前に何人かの方から指摘を受けていましたが、空気の薄い高地でレースをするということはこう言うことです。対して、ヨーロッパの選手たちは高地に慣れています。私も来シーズンに向けては、積極的に日本で高所登山、高所スキーを取り入れて対策を重ねます。

senior M Vertical
50位 37分21秒58



話しに聞けば、古くからスキーが移動手段として、生活の一部に根付いてきたアンドラ。



子ども達のワールドカップレーサーへのリスペクトはすごくて、あちこちで「フォト!フォト!」と、各国のアスリートとの写真撮影が行われていました。光栄なことに、私にも子ども達から写真撮影のリクエストがあり記念撮影!うれしいですね♫



やはりヨーロッパではワールドカップレーサーは特別な存在。来年もその期待を裏切らないように、できる限りの準備と強化をしてここに再び挑戦したいと思います。

明日は一路、ワールドカップ第3戦に向けて、フランスへと戻ります!


Thank you for all the staff!!
Thank you for your support.
Font Blanca is a wonderful race!!
Next season, I will be back!!!!!