こんばんわ 鈴木有機農園です。
今日は家族で、津波で水浸しになった藁と、被害に会わなかった藁と分類作業でした。 ロール藁25㎝ほど腐っていました。
肥育牛の敷き藁と餌用に秋に集めて、ビニールハウスに保管しています。 3月11日の津波で、20センチほど水浸しになり、3段に重ねて保管している藁、1段目が全滅しました。 腐った部分は、塩分を含んでいますが、牛の厩肥(家畜の寝床から出した糞尿混じりの未熟堆肥)と、米糠・海藻粉末など混ぜて発酵させ堆肥にします。 この藁には勿論、放射能とは無縁です。
今は堆肥を作る農家は居なくなりました。 昭和30年代頃には、どんな小さい農家であっても、家畜を飼って堆肥作りしたり、藁を押し切りで切って人糞・下水なとを掛けて堆肥を作っていました。 現在は周りに家畜を飼っている農家が有れば使えますが、都市部では購入するしか手はありませんので、化学物漬けの農作物になりかねません。 堆肥の微生物が化学物質の害を半減してくれるんですが・・・ アトピー等の現代病も激減するんですよ。