こんばんわ 鈴木有機農園です。
今日は表千家の仙石先生の90歳の祝いの茶会です。 濃茶後の 道具の拝見です。 仙石先生とは流派が違いますが、裏千家の大内宗久先生と懇意に交流されており、茶会の時には御屋敷と茶室全体をお貸ししてくれる先生です。 もんぺ姿で、腰に剪定ばさみを下げ一輪車を押す姿はどう見ても90歳には見えません。 お話ししても労わりの心が湧かないで私が労わりを貰う羽目になるのですからスーパーマン的存在です。
虚庵での薄茶席は風炉先屏風から茶道具一式、山形の玉井信さんでまとめた茶席にしてありました。 千石先生のお人柄が滲み出た素晴しいお茶席でした。
午後3時からラララホールで、仙台市の茶室「仙庵」「茂ヶ崎庵」修復工事完了記念講演会を聴講してきました。 東日本大震災で甚大な被害があり、仙庵は裏千家の大宗匠のご母堂の千嘉代子様が仙台の名誉市民に成られた記念に寄付された茶室です。 裏千家・鵬雲斎千玄室大宗匠の「立ち上がれ東北、いろいろな思い出」の講演でした。 お茶を通した国際色豊かな話から、生老病死苦や身体を使った身の施し・心の施し・言葉の施しなどの興味ある話に感動してきました。 大宗匠も大正12年生まれで、今日はお二人の90歳の大先輩からもの凄い刺激と感動を得られた一日でした。 帰り際握手を求められ、写真にまでおさまって頂きました。