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しゃちくんは野良猫ブログ

30年以上前になりますが自分探しのためにバイクで日本一周。
そして今、会社を畳んで田舎暮らしの準備中です。

犠牲者の正しい意味

2011-10-25 00:10:20 | 日記
普段何気なく耳にする言葉の正しい意味をお勉強でし!

10月21日(金)産経抄からの転載です。


 山登りの途中で崖から転落しても、電車の衝突事故に遭遇しても、

新聞やテレビは、亡くなった人たちを「犠牲者」と呼ぶ。確かに辞書

には戦争や天災、事故などに巻き込まれ、死んだり傷ついたりした人

とある。

しかし、「犠牲」の本来の意味は違う。「角川大字源」によれば、

「犠」も「牲」もともに字義は「いけにえ」だ。(中略)

「他人や国家のために自分の生命や利益をささげること」だという。


 福島第1原発事故の現場で、自衛隊と警察、消防の部隊が就いた危

険な任務は、まさに犠牲という言葉がふさわしい。彼らは国際社会で

「フクシマの英雄」とたたえられ、権威ある「スペイン皇太子賞」が

贈られた。

 授賞式がきょう(21日)、スペイン北部のオビエド市で行われる。

といっても、現場では事故収束に向けて、東京電力や関連会社の職員

による苦闘が、今も続いている。

もっといえば、英雄はフクシマだけにいたのではない。

 東日本大震災の発生直後、海岸に人がいるのを見つけパトカーで

向かう途中で津波にさらわれた警察官、マイクで住民に向けて避難を

呼びかけ続け、逃げ遅れた役場の女性職員(南三陸町)、海沿いの

水門を閉鎖しようとして亡くなった消防団員…。多くの犠牲を日本人は

けっして忘れないだろう

 それにしても、毎年叙勲で高ランクの顔ぶれを見るたびに、国家の

ためにどれほど自分をささげたのか、という観点より、社会的な地位が

優先されいるように思えてならない。犠牲の意味があいまいになった

背景には、そんな勲章制度があるのではないか、と余計な事を考えた。



いかがでしょうか?

最後にチクリと世論を刺す、こんな文章が堪りません。。。
コメント
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