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「盗まれる子どもたち」中国社会は今

2012-09-28 11:04:50 | 日記
BS世界のドキュメンタリー
NHKBSサイト

どうも中国との関係が基軸になって、韓国ともぎくしゃくしている気がしてなりません。
これは私の主観にみちみちていることなので、「単純にそう思っているだけ」としておきます。

最近の言いがかりのような反日の暴動ぶりも含めて近くて遠い国、中国の国内問題ってどうなんだろうと思い始めました。

そんな折、NHK・BS1で連夜中国の現代社会に潜む問題点をドイツなどの国々がドキュメントとして制作したものを放送しています。

第3回目はタイトルにもある「盗まれる子どもたち」。
信じられないのですが、毎年2万人ほどの幼児がある日突然姿を消すのです。
人身売買が公然とおこる国、中国の現実だそうです。

番組の柱は二つの家族を軸に構成されています。
1人は成人した女性で現在夫も子どもにも恵まれている人。
彼女はやっと実の両親に30年ぶりで逢えるのです。

あと1つの家族は、まだ若い20代半ばの夫婦。
3年前に3歳にならない娘を隣に住む住人に誘拐されました。

どうも福建省という場所が農村の労働力として子どもの売買先になっているということです。

日本人の私やこのドキュメンタリーを制作したドイツのテレビ局が
どうしても解せないのは、最初の女性が福建省の養父母のところに里帰りをした場面でのことです。
彼女は訪問するにあたり、お土産を現地で買っています。

そして自分とは別のやはり買われた女性と淡々と実の両親に逢えたと報告をしている。
養父母には全く恨みはなく、感謝しかないというのです。

このあたりの気持ちが民主主義の成熟した日本などからみると、
どうしてもよくわからないところ。

誘拐される幼児の親たちは、いわゆる一般庶民の子どもたちだろうと思いました。
決して共産党の幹部などの有力者の子弟はターゲットにならないと思う。
13億の人口があるという中国の微妙なところを見た思いがする。

個人的な感情よりも、お金とか目に見える出世が大勢の人を納得させるのでしょうね。
そりゃぁ、日本人とは相容れないものがあるなぁって思いました。

この年間2万人ほどの子どもの誘拐も、誘拐された子どもたちが刑事事件にしないので
うやむやになったまま、悲しい事件が後を絶たないのです。
なんていうことなんでしょうか。

中国に侵略をした日本人が自国の学生たちになぜ日本が中韓を併合する野心を持たざるをえなかったか、
きちんと教えてこなかった一方で、中韓の高官たちが歴史教育として被害者の立場だけで
社会の時間に歴史を教えてきたというギャップがあるように思います。

ぎくしゃくはしているけど、矛盾をはらみつつもありのままの公平に近い近、現代外交史も教える時期に来たのじゃないかなぁって思いました。

近くて遠い国、中国と韓国。
当分はこのままだろうなぁって残念ですが、仕方ないという気持ちもしています。