なだらかな丘陵が続いていたロマンテック街道の車窓の景色が
少しずつ山の景色に代わり 岩山を背に白亜の名城 ノイスヴァンシュタイン城が見えてきた。
(車窓から)
ロマンティック街道の終点 フュッセンの町に着いたのは 旅の3日目の夕刻
ヨーロッパの夏は夜が長く 10時ころまで明るい 得した気分♪
その夜 ホテルからオプショナルで ナイトツアーが出ているとの話を聞いた。
体もまだ本調子ではないので行かないつもりだったが 夕食の席でご一緒した人たちと
せっかくここまで来たのだから行きましょうということでその気になり魔法のお薬をまた飲んで出かけた。
お城のライトアップを写真に収めようとしたが所詮オバサンのコンデジ
丘の上に見えるライトアップされたお城はうまく写らなかった
しかしフュッセンの旧市街やお城の近くのホーエンシュバンガウの街並みを見ることができた。
美しい夕焼けに 明日も きっと晴れる!と。
こちらのお城は
ノイスヴァンシュタイン城を建てた ルートヴィヒ2世が少年期を過ごしたお城
翌日
そして 山の上の森をぬけて絶景ポイントの この橋から見たものは
ジャ~~~ン!!! ノイスヴァンシュタイン城
アルプ湖を見下ろし切り立った急峻な岩山に立ったお城は
太陽に照らされ燦然と輝き まるで美しい絵画をみているような錯覚を覚えた。
とにかく 美しいその姿に圧倒された!
そこから お城の門まで歩いて行く途中に見えた景色
絶景に感動!!
バイエルン王国 第4代国王 ルートヴィッヒ2世(1845-1886)
ワーグナーのオペラに傾倒し贅を尽くして建てられたというお城
城内も見学でき 豪華な装飾で素晴らしかったのは記憶しているが
そのあとに見たベルサイユ宮殿やウインザー城などもいずれ劣らぬ豪華さで
このお城で特に印象に残っているのは王の居間と執務室の間に人工の鍾乳洞が造られていたこと。
変人と言われ 17年もの歳月をかけて建てられたこのお城で
若くして王となり 湖でなぞの死を遂げるまでの間 暮らしたのは102日間だという
その生涯に 王の孤独を感ぜずにはいられない。
しかし、これほどまでに世界の人を魅了し観光客を集めているのは この王様あればこそ。
地元の人に大いに人気があるのもうなずける。
丘の上から下まで歩くと30分くらいのところだが私は体調のこともあり馬車に乗って降りた。
そして 麓の街のレストランでのランチは
ジャーマン・ソーセージ&ポテト ここで ドイツとは お別れとなる。
フュッセンの町はオーストリアとの国境に近い。
スイスに超える前に ちょこっと オーストリアを通った。
ユーロ圏の協定が結ばれている国では入国審査などは要らないとのこと。
高速道路のゲイトのようなところを通り スイス国境までのわずかの間オーストリアを走った。
その間 サービスエリアで おトイレタイム
まさに オーストリアでオシッコだけして来たのだ。
険しい山々が迫ってきた! いよいよ スイスである