猛暑が続いていた日本も今日は全国的に涼しい一日だった。
さわやかな朝
「ヨーロッパの夏のよう・・・」と思っていたら 「今日は湿度が全くなくて、まるでハワイのようだ」と夫。
それぞれが別々の憧れの地に思いを馳せていたようだ。
さて、旅は中盤 5日目の夕刻 私たちはツェルマットに降り立った。
駅前はホテルや店が立ち並び大勢の観光客と旅行カバンを運ぶ電気自動車が行き駆う。
環境に考慮し車の乗り入れが禁止されているので歩行者天国 時折馬車も通ったりする。
マッターホルンがやっと姿を現してくれた。
何度も、なんどもシャッターを切ったが、その後どこにいっても目の前にあの美しい憧れの山が
凛とそびえたつ雄姿を目にすることになるのである。
そしてホテルは、なんとマッターホルンビューのお部屋が用意されていた!
私たちは新館に案内され、室内も広くきれいなお部屋
バルコニーに出て写真を撮っていると、
お隣の部屋に入った北海道からの、おもしろいご主人が顔を出し声をかけられビックリ!
みんな、嬉しくて興奮気味
日が沈み暗闇に落ちていく様子 そして翌朝は朝焼けのマッターホルンがお部屋から眺められるのである。
その夜、ホテルのレストランでの食事は伊豆からのご夫婦と一緒だった。
その頃になるとツアーの人たちとも親しくなって会話も弾み楽しいひとときである。
今回のご夫婦連れは、ご主人が飲まない人が多く奥さまは、いける口の人たちが多かった。
みんな仲良しご夫婦で「おと~さん!」「おか~さん!」とあちこちから声が聞こえる。
やさしい旦那さまと、寄り添う奥さまという感じ
お飲物の注文をとりに来るウェィトレスの若いお姉さんが、いつもはきれいどころが多いのに
今夜は、ぽってり系で よく間違う。
ご主人がミネラルウォーターを注文したら さんざん待たされワイングラスをトンと置いていってしまった。
添乗員さんに言ったら
「自分の娘だと思って許してあげて~」と。
思わず私も娘とその子が重なってしまった。なるほどね~・・・・みんな笑いながら納得!
旅の途中で中高年のオジサンやオバサンは場数を踏んでいる添乗員さんに教えられることが多かった。
そのあと運ばれてきたデザートがドンとテーブルに置かれ飾りが落っこちた。
「ソーリー」とニコッと笑ってそれを指でつまんで元に戻していった。ご主人がズッコケていた。
水は豊富なのではと思っていたスイスでもミネラルウォーターはワインよりもお高い。
そして翌朝 白み始めた空に浮き上がっていたマッターホルンが赤く染まり始めてきた!
感動の スライドショーが始まった!
朝焼けのマッターホルンをホテルから見ることができた私たち なんてラッキー!!
そのあと、ツェルマットの駅から出ている登山電車に乗って
いよいよマッターホルンを正面に臨むゴルナーグラートの展望台に向かう。
お天気は 晴れ
登山電車からも、ずっとずっとマッターホルンが見えていた。