崔健（ツイジェン）・中国ロックの祖、音楽をダウンロードする

　昨日、アマゾンミュージックにて、九曲入りのダウンロード楽曲、元はCD楽曲だったのだが、今は細々と、崔健（ツイジェン）の楽曲が買えた。これは、日本に於いては、合法である。

　彼は、その過激な反中共思想、中国共産党と立派に相対峙して、反言論・音楽弾圧と闘う立場として彼は闘いの急先鋒の貴公子であった。今では活動に陰りが見えるのか、中共の支配下に屈したとは思えないが、余りその後の動静は判らない。

　とにかく、私は、今から、三十年ほど前、確か、郡山駅前の、今は無き、丸井郡山店の最上階にて、CDショップの丸井ヴァージンメガストアにて、二千五百円にて、当時、東芝EMIから堂々と発売されていた崔健・ツイジェンのCDを購入した。　

　それが、中国共産党政権の圧力なのかわからぬが、今はほとんど、市場に出回っていない。

　私は、このCDは不覚にも、何かの弾みで、売りに出してしまっていた。もう二度と聴けないものと思っていた。

　しかし、御本尊様の仏様、諸天善神の神々様は、ちゃーんと、私の願いを訊きつけて聞き入れて、下さった。

　「ツイジェン」アマゾンミュージックを調べると判りにくい所に、まとめて、ダウンロード可能、というのが何作品も有り、当時と違い皆題名が難しい中国語であったが、何とか楽曲の試聴をして同じ曲と確認して、無事購入を果たした。

　このCDダウンロード音楽は、崔健・ツイジェンの「一無所有」というCDに元々入っていた楽曲群であり、曲順、元々の題名は異なるが、あの日と同じ楽曲群がそっくりそのまま、一曲の漏れも無く、ダウンロードできたのが、収穫・奇跡であった。

　このダウンロード価格が九曲入り、音楽が、１，８００円と、ダウンロード価格としても割と破格値であり、お買い得であった。

　私のこの、中国ロックとの出会いは、今からそうさなあ、三十年前は下らない、大分、私が若い頃、まだ二十代前半の頃に、当時、郡山市の保健所のデイサービス（今は無い）の、所属だった時に、私は皆の前での自己紹介の時、「ザ・ビートルズやクイーンなどの、英国のロックが大好きです」とのたもうた。

　しかし、その後の、この、中国アーティスト、ツイジェン・崔健を知り、中国ロックに非常に目覚める事になる。このCDの他、ツイジェンのCDをもう一枚別のをも、買い求めていた。全て売ってしまったが…。

　このアーティストは、野太い声をしていて、それでいて繊細な感じも受け、しかし、常に反権力であり、中国政府には弾圧されたらしい。

　この事実を、当時、その前の年まで通っていた、我が母校、法政大学の、学内誌か、学校新聞か、同人誌か、何かの文献で、当時の大学教授か助教授（准教授）か、非常勤講師か、何か指導者側が、その、中国ロックの反権力の祖、崔健ツイジェンについて論文にて、論じていたので、それを熟読した私は非常に興味を持ち（それがそもそもの端緒、発端、そのアーティストを知り興味を持った初め馴れ初めがそれ）、大学中退後、その記事をたまたま読み返し、郡山に帰って来ていた私は丸井郡山店まで買い求めに行った。大変に満足したCD、楽曲群であった。

　だから、当時の、その後出逢った、保健所のデイサービスの仲間たちに、私の自己紹介の手前、最初はカッコつけて、ザ・ビートルズだ、クイーンだ、レッドツェッペリンだ、エルトンジョンだ、あとはなんだ、ローリングストーンズを少しかじり、エリッククラプトンだ、とその他、ザ・フーだ、キングクリムゾンだと、英国のロックの信奉者を自身で任じてはいたのだが、その合間にも、これら、その後、最近、英国のアーティスト・トムジョーンズを私は知ることになるが、今までは、当然、英国のロックの私は紳士然とした、雰囲気を身にまとう事に私は腐心していた。

　後は、米国、アメリカ合衆国の多くの音楽に亘り造詣の深い（矛盾するが、別段、それ程深くもない）私にとって、ほとんど内緒にて、この中国ロックを愛好していった。

　中国ロックは、一種の、文化的カルチャーショック、中国でもここまでできるんだ、との中国音楽の可能性・実力を絶対的に確信・尊敬をこの時、私は事実上、受け止めることになる。

　中国ロックも大好きなんだ、と当時のその保健所のデイサービス、デイケアの仲間たちに意を決して、打ち明け、言うと、○○さんは、英国ロックの青年ファンだと思っていたけど、へえー、と皆には意外に思われていた。何だか、今までの○○さんのイメージとは、全然と違うと。

　そうして、しかし、その後、中国（中共）政府共の跳梁跋扈に屈して、この崔健・ツイジェンのCDは発売停止・禁止、となり、市場には中古以外には、全く出回らなくなってしまった。

　それが、中共政府の非合法、監視下を逃れてか、何とか日の目を見て、細々と、アマゾンミュージックの、目立たない、日影のような所のサイトで、これらが売っているのを目にした私は、心が躍った。今、CD本体、中古で手に入れられたとしても、非常に品数は少なく一万円は下らない。

　それが、今の現代の文明の利器の、電子音楽、インターネット・ダウンロードだと、１、８００円と、破格値。現代に生きるお陰、現代の恩恵、有難い。非常に。これだけ安く手に入るのだから。

　非常に、当時の東芝EMIのCD価格たしか２，５００円と消費税よりも、それと比べたって、はるかに安い。

　しかも、私にとり、当時の郷愁が漂った懐かしの、聞きしに勝る音楽群、楽曲群である。

　ここに、当時の楽曲順とは曲の並びが違うが一応、現在の楽曲順を、日本語で載せて置く。

　一、新しき長征の路を行くロック

　二、隠蔽はやめた

　三、ゆっくり眠らせてくれー盧溝橋を修復するために

　四、温室の娘さん

　五、ニセ和尚

　六、一からやり直そう

　七、脱走

　八、俺には何もない、一無所有

　九、分からない訳じゃない

　これらが、当時は歌詞カード・日本語訳が付いた東芝EMIのCDであったのだが、今は、歌詞カードは当然、ない。記憶を頼り、思い出すしかない。本体が、まだ聴けるだけでも、御の字である。

　とにかく、アマゾンさんも、こんな、その楽曲販売の提供の応援をするなど、非常に太っ腹であり、大変に好感が持てる。

　

　Amazonさんよ、万歳！！アマゾン販売さんよ、汝は神なり！！

　その栄光の、販売姿勢、お客様への奉仕の姿勢は、永遠に語り継がれる程の、大貢献を為す事であろう！！フォーエバー、アマゾンさん！！

　改めて、アマゾンさん、万歳！！

　以上。よしなに。wainai

　誠に長文失礼しました。