漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

類義語問題(その6)

2018年04月16日 | 類義語・対義語
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
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               <漢字の学習の大禁忌は作輟なり>     <一跌を経れば一知を長ず>     
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・偶然は準備のできていない人を助けない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●<30-1向け模試>(その8)配信中・・・(その9)は4/20前後、(その10)は4/27前後の配信予定。
●(その11)~(その16)がほぼ完成・・・5月中の配信完了とするため、(その10)までの配信を少しく前倒しにしました。
●語選択の復習完了・・・その中で、類義語ともなりそうな熟語を整理しながら<類義語問題>として開示中。
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*1.~10.は、すべて類義語の問題です。

1.豪奢 2.水碓 3.隆替 4.全国 5.擯斥
6.小川 7.繁殖 8.嫡子 9.舒巻 10.黒子

<語群>
( じえん、ちょうし、ていねい、おりゅう、かし、てんがい、ていはい、えんし、こうきょう、たんしょ )
👍👍👍 🐕 👍👍👍

(解答)
1.華侈 2.碾磑 3.汚隆 4.闔境 5.觝排(△抵排)
6.汀濘 7.孳衍 8.冢子 9.攤書 10.黶子

(参考)
(漢検2)下つき:華侈(カシ)  =豪奢(広辞苑:ぜいたくで、はでなこと。はなはだしい贅沢。)
華侈(かし):(大字源)はででぜいたく。華奢(かしゃ)。(広辞苑)派手でぜいたくなこと。華奢(かしゃ)。
*他に、「奢靡」「贅沢」なども該当するかもしれないが・・・

碾磑(てんがい):水力によって動かす臼。みずうす(水碓)。

隆替(リュウタイ):勢いが盛んになることと、衰えること。「政権の―が繰り返された」類)盛衰・消長
汚隆(おりゅう):土地の高低。 おとろえることと栄えること(=隆替)  *漢検2下つき熟語

闔境 こうきょう:国境内すべて。国じゅう。全国 *漢検2熟語

觝排(ていはい):おしのける。排斥する。*漢検2下つき熟語 大字源で「同」抵排」 *たぶん「抵排」でも〇(の筈)
≒擯斥 (漢検2)擯斥(ヒンセキ):しりぞけてのけものにすること。類)排斥

汀濘(ていねい) :=濘汀(ねいてい):小さい水流・小川 水ぎわのどろ とも・・・。 *濘:小さい水のさまの意。 *漢検2下つき熟語

孳衍(じえん):しげりあふれる、増える。しげりはびこる、繁殖、繁殖する。
(参考)孳息(じそく):うみふやすこと。ふえること  *「孳衍」とほぼ同様の意味。(≒繁殖)

冢子(ちょうし) :あととり。嫡子。嗣子。 (漢検2「意味④おさ。かしら。「冢子」」)

攤書 *漢検2
舒巻(じょかん)*漢検2熟語(大字源:①のばし広げることとまき固めること。転じて、時勢 に応じて身を処すこと。 ② 書物を開くこと。)

黶子(えんし)*漢検2熟語:ほくろ、皮膚にある黒い斑点 ・・・アザとかほくろのこと・・・ *漢検2では当て字なら<ほくろ>
=黒子
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コメント (3)
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「疵厲」=「疵“癘”」? 「疾癘」=「疾“厲”」?

2018年04月16日 | 熟語の読み(音・訓) -その他-
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               <漢字の学習の大禁忌は作輟なり>     <一跌を経れば一知を長ず>     
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・偶然は準備のできていない人を助けない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●<30-1向け模試>(その8)配信中・・・(その9)は4/20前後、(その10)は4/27前後の配信予定。
●(その11)~(その16)がほぼ完成・・・5月中の配信完了とするため、(その10)までの配信を少しく前倒しにしました。
●語選択の復習完了・・・その中で、類義語ともなりそうな熟語を整理しながら<類義語問題>として開示中。
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*「疵」の画数:漢検2では10画 <漢字ネット>では11画 大字源10画 「漢字の正しい書き順」11画・・
*「眥」の画数:漢検2では10画 <漢字ネット>では11画 「漢字の正しい書き順」11画 ・・・
・・・(前も書いたかも知れないけど)未だに、どっちが正しいのか、どっちでも良いのかわからん・・・わかる人がいたら教えてほしい・・・

●「疵厲」は「疵“癘”」でも〇か・・・
・〇で良さそう・・・大字源では「同)」となっている・・・ただし、漢検2には「疵厲」しか掲載ナシ。
 (大字源)疵厲・疵癘(シレイ):①災害。わざわい。②やまい。病気。
 (漢検2)
 疵:シ、きず、やまい、そし(る)
 意味:①きず。きずあと。あやまち。欠点。「瑕疵(カシ)」「細疵」 類)傷
    ②やまい。病気。「疵厲(シレイ) 」
    ③そしる。悪口をいう。「毀疵(キシ)」
 下つき:瑕疵(カシ)・毀疵(キシ)・小疵(ショウシ) 「疵」から始まる言葉:疵(きず) 疵物(きずもの) 疵瑕(シカ)

 *「疵厲・疵癘」には、漢検2の「意味②やまい。病気。」以外に、「災害。わざわい。」という意味もある(上記大字源のとおり)

●「疾癘」は「疾“厲”」でも〇か・・・
・わからない、たぶん良さそう・・・大字源では「疾“癘”」に「同)疾厲」とはなっていないが、「癘疾」には「同)厲疾」とある・・・また、漢検2には「疵厲(シレイ)」という熟語が掲載されていて、大字源では「疵“癘”」も同)となっているため・・・ )

(大字源)疾癘(シツレイ):はやりやまい。流行病。疾疫。
     癘疾(レイシツ):はやりやまい。えやみ。疾癘。癘疫。同)厲疾(レイシツ)*(注)*
    (注)「厲」に(現行音にはないが)“ライ”音あり・・・厲疾(ライシツ)と読むと“らい病”(癩病・癘病)のことだが、現行音にないので、これは参考まで。なお、「癘」には“レイ、ライ”の現行音あり・・・音による意味分けをしている辞典とそうでない辞典あり・・・

<癘:ライ、レイ、えやみ、はやりやまい> *漢検2は「レイ・ライ えやみ」のみ。
(漢検2)
意味:えやみ。はやりやまい。流行病。「疫癘」
下つき:疫癘(エキレイ)・疾癘(シツレイ)・瘴癘(ショウレイ) 「癘」から始まる言葉:癘(えやみ) 癘気(レイキ)

(参考)
「漢検1級 27-③に向けて その63  癘 癰 2015年12月09日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事-」
 ●漢検第2版から・・・
<癘:レイ、ライ、えやみ、はやりやまい>
・第2版の音訓:レイ、ライ、えやみ (「はやりやまい」は意味の方にあり。)
・掲載熟語は、
 「疾癘(シツレイ)」「疫癘(エキレイ)」「瘴癘(ショウレイ)」 :いずれも、「えやみ、はやりやまい」のこと。疫癘。
 「癘気(レイキ)」:感染症や皮膚病などをおこす悪い気。
・問題は「ライ」音・・・「瘻」のところで説明しましたが、「ライ」音は「癩(ライ)」のことで、「らいびょう・ハンセン氏病」のこと。
・ただし、「レイ」音にも「らいびょう、えやみ、・・・」(大字源ほか)と、「らいびょう」を意味するものがある。
・だから、たとえば「癘病」・・・「癘病が流行している」とかだったら「レイビョウ」、「癘病はらい病のことだ」とかだったら「レイビョウ・ライビョウ」と読む。
 *大字源では、前者は「レイビョウ」、後者は「ライビョウ」と振っている。
 *「癘人」(=悪疾のこと。らい病のことと思われる。大漢和・字通所載。)・・・大漢和では「ライジン」、字通では「レイジン」。
・結論
 全部「レイ」で読んでも✕には出来ないと思うが・・・(^^;)
👍👍👍 🐕 👍👍👍
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類義語問題(その5)

2018年04月16日 | 類義語・対義語
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             <漢字の学習の大禁忌は作輟なり>         <一跌を経れば一知を長ず>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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●<30-1向け模試>(その8)配信中・・・(その9)は4/20前後、(その10)は4/27前後の配信予定。
●(その11)~(その16)がほぼ完成・・・5月中の配信完了とするため、(その10)までの配信を少しく前倒しにしました。
●語選択の復習完了・・・その中で、類義語ともなりそうな熟語を整理していたので、その中から、類義語問題として開示します。模試と同等か少しく難度高いかもしれません・・・でも、漢検2掲載熟語が多いので参考になるかもしれません・・・
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*1.~10.は、すべて類義語の問題です。

1.嚮往 2.混同 3.結好 4.嘉月 5.濾過
6.刹那 7.報恩 8.挙火 9.歳末 10.才器

<語群>
( かっけい、たんじ、けっそう、きさい、ねんかん、でんしゅん、ろっか、けっかん、ほうはく、ぎょうぼ )
👍👍👍 🐕 👍👍👍

(解答)
1.仰慕 2.旁魄 3.結歓・結驩 4.殿春 5.漉過(ろっか)
6.弾指(たんじ) 7.結草 8.活計 9.年関 10.器才

(参考)
嚮往(きょうおう)
(漢検2)「①むかう。むく。「嚮往」」
デジタル大辞泉 嚮往:その方に心が向いてゆくこと。尊び慕うこと。「彼れ皆な私淑する所あり、務めて士風に―せり」〈雪嶺・偽悪醜日本人〉 尊慕、仰慕(広辞苑:たっとびしたうこと。)
嚮往とは(歴史民俗用語) ①その方に向かって行くこと。 ②慕うこと。崇拝すること。
*広辞苑:その方に向いていくこと。
 *大字源:①向かって、行く。②慕う。

旁魄(ほうはく):(広辞苑)①まぜて1つにすること。混同。②広くみちふさがるさま。広大で限りないさま。 *大辞林などは「“ボウハク”とも」とある。goo国語辞書  1 混じり合って一つ になること。「何事も両極が―して」〈岡本かの子・生々流転〉2 広がり満ちること。満ち ふさがること。「常に彼の中に―する芸術的感興に」〈芥川・戯作三昧〉

結歓(漢検2)・結驩:(大字源)よしみを結ぶ。仲よくする。結好。
*広辞苑にはナシ。

陰暦3月の称。
でんしゅん 殿春(デンシュン):陰暦3月の称。 
その他の異称:嘉月 晩春 暮春 花月 建辰月(けんしんづき):「建」の文字は北斗七星の柄を意味し、その柄が旧暦で辰の方位を向く為「建辰月」と呼ばれています。
蚕月(さんげつ)
宿月(しゅくげつ)
桃月(とうげつ)
その他・・・三正など
嘉月(カゲツ):(広辞苑)陰暦3月の異称。 ・・・ネット上には「花月(かげつ)」も異称一覧にあるが、広辞苑には「花月:①花と月。②風流な遊び。」(なお、「佳月」は“よい月。明月。”)

漉過(ロッカ・ロクカ):こすこと。濾過。 *広辞苑は“ろっか”読み。

弾指頃・・・ 仏)だと、刹那=弾指(タンジ)か・・・「刹那刹那」=「念念」とも・・・
弾指(ダンシ):(タンジとも)仏)①・・・②極めて短い時間。わずかの間。弾指頃(ダンシキョウ)。「・・・の間(カン)」
(漢検2)
弾指(ダンシ):仏) ①曲げた指の先を親指のはらにあて、強くはじいて音を出すこと。警告や歓喜などの場合に行った。つまはじき。 ②きわめて短い時間。「―の間(カン)」*②:指を一回はじくほどの意。「タンジ」とも読む。

結草:恩に報いること。報恩。
結草:(広辞苑)①恩に報いること。②草の庵を造り、隠遁生活をすること。③草を結んで占うこと。
「結草啣環(銜環)(ケッソウガンカン)」:報恩のこと。「結草」は、娘を助けられた老人が草を結んで恩人の武士の敵を草で躓かせた故事、「啣環(ガンカン)」は、自分を助けてくれた黄雀がその恩人に4つの白環を与えた故事。「啣環」は同じ意味で「銜環」とも書く。

活計(カッケイ):生活すること。また、そのための手段や方法。生活の糧(かて)。暮らしむき。家計。生計。「―を立てる」
糊口(ココウ):生計を立てること。「―を凌(しの)ぐ(どうにか暮らす)」 かゆをすする意から。 「餬口」とも書く
(参考)
挙火:(漢検2)①あげる。もちあげる。「挙火」「挙手」
(広辞苑)①(炊事の火を燃やす意から)生計をたてること。②・・・
(デジタル大辞泉)1 かまどで煮たきすること。転じて、生計を立てること。

年関(ネンカン):(歳末は債務をのばせないので、これを関所にたとえていう)年の暮。12月。 *歳末=(広辞苑)①年のくれ。歳末。②歳末の贈物。お歳暮。 *「臘月」は陰暦12月のことだから、類義はヤメタ・・・

器才=才器 ✕鬼才、奇才
(漢検2)②心の広さ。才能。「器才」「器量」
(参考)器才:大辞林:すぐれた器量と才能。 局量:(広辞苑)人を容れる度量。襟度。
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