漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

「痼」 「痾」 ・・・“やまい、ながわずらい”以外の意味・・・

2018年04月17日 | 漢検1級高得点獲得のためには
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
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               <漢字の学習の大禁忌は作輟なり>     <一跌を経れば一知を長ず>     
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・偶然は準備のできていない人を助けない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●<30-1向け模試>(その8)配信中・・・(その9)は4/20(金)、(その10)は4/27前後の配信予定。
●(その11)~(その16)がほぼ完成・・・5月中の配信完了とするため、(その10)までの配信を少しく前倒しにしました。
●語選択の復習完了・・・その中で、類義語ともなりそうな熟語を整理しながら<類義語問題>として開示中。
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ロサリオおお~いい加減、そろそろ爆発的に打ち出してくれよおおおお・・・同郷のトマトケチャップみたいな名前の中日のデルモンテ?アルモンテ?、かなり打ち出してるじゃんかあ~(ーー)

●語選択の復習➪類義語としての見直しを進めるなかで、「痼」と「痾」について、ちょっと調べたので、記録のため・・・


(漢検2)
痼:コ ながわずら(い)・しこ(り)  
意味:ながわずらい。なかなか治らない病気。「痼疾」「痼癖」類)錮(コ)
下つき:沈痼(チンコ) 「痼」から始まる言葉:痼疾(コシツ) 痼り(しこり)
痼疾(コシツ):(漢検2)いつまでも完治しない病気。ながわずらい。持病

*「痼疾」:(大字源では) ①長い間治らない病気。持病。痼病。同)固疾・錮疾 ②こりかたまって直らない癖。痼癖。
*「痼癖(コヘキ)」:(大字源)どうしても直らない癖。
*「沈痼(チンコ)」:(ブログ既出) 沈痼(ちんこ):久しくなおらない重い病。沈痾=宿痾
           (大 字 源) ①ながわずらい。沈痾。沈綿。②永年の悪習。
➪漢検2には「痼」の意味説明が不十分・・・大字源では、
 「痼」の意味:①ながわずらい。頑固で長引く病気。 ②長年培われた頑固な癖や習慣。

(参考ー過去ブログー)
<痼:コ、ながわずら(い)、しこ(り)>
ながわずら(い):痼疾=痼病=固疾、解痼、根痼、重痼・・・
しこ(り):痼習=こりかたまったクセ、痼癖=なおらない癖・頑固な習癖  *「しこ(り)」そのものの読み・意味は、大漢和・字通ともナシ。


(漢検2)
<痾:ア、やまい、ながわずら(い)> *漢検2“ながわずら(い)”訓ナシ
意 味:やまい。ながわずらい。こじれて長びいている病気。「宿痾」
下つき:旧痾(キュウア)・宿痾(シュクア)・積痾(セキア)・沈痾(チンア)
沈痾:(大字源)長年にわたって治らない病気。ながわずらい。宿痾。痼疾。

➪「痾」にも以下のような意味があった・・・
痾:(大字源)意味①やまい。②病気のすすむこと。また、病気が人に及ぶこと。③不仲。仲の悪いことにたとえる。:「百痾を棄捐して、母子昆弟、復、初めの如く為ることを願う」(後漢書 *書下ろしは自作*)・・・これまでのたくさんの不仲の過去を捨て去って母子兄弟なかよく初めのように睦まじくなれとでも読むのだろうか・・・

(参考)その他「痾」の熟語(大字源から)
痾恙(アヨウ):やまい。病気。恙も、病気。
養痾(ヨウア):長患いの療養をする。養病。

(参考) ・・・「錮」にも“ながわずら(い)”訓あり(1級配当)・・・何度か記事にしているが、以下抜萃・・・
<錮:2級:中学…コ 1級…ふさ(ぐ)、とじこ(める)、かた(い)、ながわずら(い)>
*漢検2は「ふさ(ぐ)・かた(い)・ながわずら(い)」訓のみ掲載。
*漢検2
 意 味:①ふさぐ。金属を溶かしてすきまをふさぐ。 ②とじこめる。「禁錮」 ③かたい。類)固④ながわずらい。「錮疾」類)痼(コ)
 下つき:禁錮(キンコ)・党錮(トウコ)・廃錮(ハイコ)
*ブログ既出記事から抜萃
禁錮:もともとは仕官の道を「ふさぐ」意。ここでは通説的に「とじこめる」意としています。・・・
廃錮:官吏の身分をとりあげて、家で謹慎させること  ・・・漢書ほか出典多・・・「松陰全集の中にも、「・・・信頼する杉蔵へはこの他にもいくつかの大切な書簡が残されています。 安政5年7月11 日 ・・・吾れ幽囚廃錮、為すある能はずと雖も、近ごろ恩旨を蒙り、建言諱(い)まざるを 允(ゆる)さるるを得たれば、其れ徐(おもむ)ろに具して之れを奉らん。・・・」とあります。・・・
党錮:「党」は党人のこと、「錮」は禁錮の意。中国、後漢末、政界の中枢を握っていた宦官が儒学の徒である官僚層(党人)を禁錮に処して、その批判を封じたこと⇒「党錮の禁(とうこのきん)」:後漢末期に起きた弾圧事件。宦官勢力に批判的な清流派士大夫(党人)らを宦官が弾圧したもので、その多くが禁錮刑(現代的な禁錮刑とは異なり、官職追放・出仕禁止をさす)に処された事からこの名で呼ばれる

*その他詳細は「熟語の読み・一字訓読(その288) 鋺 錮 錚 錣 鍠 2016年08月21日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-」にも記載。

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類義語問題(その7)

2018年04月17日 | 類義語・対義語
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               <漢字の学習の大禁忌は作輟なり>     <一跌を経れば一知を長ず>     
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む> <百里を行く者は九十を半ばとす> <為さざるなり。能わざるに非ざるなり。(孟子)>★★★
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・偶然は準備のできていない人を助けない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●<30-1向け模試>(その8)配信中・・・(その9)は4/20前後、(その10)は4/27前後の配信予定。
●(その11)~(その16)がほぼ完成・・・5月中の配信完了とするため、(その10)までの配信を少しく前倒しにしました。
●語選択の復習完了・・・その中で、類義語ともなりそうな熟語を整理しながら<類義語問題>として開示中。
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*1.~10.は、すべて類義語の問題です。

1.賄賂 2.進退 3.正鵠 4.貢物 5.罅入
6.財布 7.重刑 8.吹噓 9.荊扉 10.見舞 

<語群>
( こうこく、そんこう、こうぼう、かんにゅう、けんじょ、きんのう、ふえつ、ろい、すいせん、ほうぼう )

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(解答)     
1.賂遺 2.巻舒 3.侯鵠 4.包茅(苞茅) 5.貫乳(貫入)
6.金囊 7.斧鉞 8.推薦 9.衡茅 10.存候 

(参考) 
賂遺(ろい):①わいろの金品 ②人に金品をおくる また、その金。 =賄賂 =賂謝(ろしゃ):わいろ、まいないの金品
巻舒(けんじょ):①巻くこととのばすこと。縮むこととのび広がること。伸縮。 ②退くことと進み出ること。進退
侯鵠(こうこく):弓の的  ≒正鵠 *厳密には同義ではないようだが、広義の“弓の的”という意味では類義といえる。
包茅(ほうぼう)*漢検2下つき:①植物のちがやを束ねたもの、祭りのとき、酒を注いで供える。②転じて、貢ぎ物・貢物。 (同:苞茅)
罅入(かにゅう)=(広辞苑)貫乳:陶磁器の釉上に発生した亀裂。=貫入・貫乳(かんにゅう)=陶磁器の表面に現れたこまかいひび *貫入・貫乳は漢検2にもアリ
金囊(キンノウ)、財囊(ザイノウ):(広辞苑)さいふのこと
斧鉞(ふえつ):征伐、また、 重大な刑罰。 参考:「①おのとまさかり ②征伐、重刑 ③添削」(広辞苑)
ふえつ【斧鉞】とは。意味や解説、類語。1 おのと、まさかり。2 文章に手を入れて直すこと。添削。「―を加える」3 《1が、軍中での極刑の具であったところから》重い刑罰。重刑。「―の誅 (ちゅう) 」4 昔、中国の刑具。君主が出征する将軍に統率のしるしとして渡したもの。転じて、兵器、また征伐をいう。
(漢検2)斧鉞(フエツ):おのとまさかり。「―を加える(他人の文章を修正する)」
*漢検2には、国語辞典にあるような「征伐、重刑」などの意味掲載ナシ。

吹噓(すいきょ):①息をはくこと ②推挙に同じ。人をその地位につけるようにすすめること。推薦、吹挙。
衡茅(こうぼう)*漢検2下つき:質素な門とかやぶきの屋根、粗末な家、隠者の家
◎柴扉(さいひ):(広辞苑)①柴のとびら。柴の戸。柴門。②転じて、わびずまい。
(漢検2)柴扉(サイヒ):①しばで作ったとびら。しばの戸。類)柴戸・柴門 ②粗末な家。わび住まい。
荊扉(けいひ):いばらのとびら。転じて、粗末な住居。
存候(そんこう):安否を問うこと。見舞うこと。存問。
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