翻訳者の散歩道

  ☆ 法律翻訳者の思考のあれこれ ☆
(「翻訳者になりたい人のためのブログ」を統合し「第ⅡBlog〇〇編」と表記)

迷惑なメール-その5

2005年11月04日 | PC・携帯等

相変わらず、日本語のメールが増えています。

その題名が、ビジネス関連を装っているにしても、正しい用語使いをして欲しいと思うのはおかしいでしょうか。

「通達したいことがあります・・・」

通達!? それにしては内容がやわらか過ぎ(笑)

「通達」→法令の解釈などに関して所轄官庁等が出すものと連想しませんか?

    

そこで思い出すのが、「notice」の訳語です。

もちろん、文脈によっては「通達」が該当することもありますが、

私人間の契約の相手に対しては基本的に「通知」であり「通達」ではありません。

法律文らしくするために、へたに「法律用語」を使おうとすると、足をすくわれることがあるのでご注意!

やはり、専門用語は意味を調べてから使わないとコワイです。

    

話を戻して、めーわくメールですが、

上記のほかにも「登録しました」とか紛らわしいタイトルが続出。挙げればきりがない。

それにしても、次から次へとよく考えつくなぁと、つい感心していしまいます(感心してはいけないのですが)。

  

Comments (2)
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