翻訳歴にかかわらず、我流人の特徴は、
「調べ物の労を惜しむ」というより、
「調べ物のノウハウ(=翻訳のノウハウ)を(あまり)知らない」印象を受けます。
訳文を直してもらう機会もなければ、クレームを受ける機会も(ほとんど)ない。
そして、鋳型を好む傾向もあるように思えます。
臨機応変の対応が難しい→変化球に弱い。
もちろん、我流人すべてにあてはまるというわけではなく、知っている範囲で受ける共通の印象です。
この点、既に法律翻訳に携わっている方がクラスに入ってくることがあるのですが、
授業を受けられて(自分の訳文が真っ赤に直されるので)、最初はかなりショックのようです。
「今まで文句を言われたことがないので、これでいいと思っていた。」
・・・
でも、翻って考えると、そういう人はスゴイと思いますね。
それだけ実務経験があるのに、勉強しにくる、ということは中々できることではありません。
その方達が基礎とノウハウを身につけて巣立っていったことは言うまでもありません。(上の方はできているので土台を補強するだけ)
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