気が向いたら男飯シリーズ
そんなんあったん
今作りましたぁ~
スーパーの精肉コーナーで物色中、ある塊り肉を手に取った
「ちょっとそれ見せてください」
お店のおねぇさん(云十年前は)が云う。
「あぁ、これ賞味期限が明日までだ。もっと新しいのもありますよ。」
今や空前の熟成食材ブーム。
賞味期限など気にするものではないが・・・
いや待てよ、嫁と生肉は新しい方が良いとの格言もあるし
優柔不断なその男、其処で固まってしまった
「こちらのお肉には20%引きのシール貼っておきますね!」
その瞬間、全ての勝負が決したのだ
20%引きのシールが貼られた牛もも肉のブロックをしっかりと握りしめた男がいた
暑苦しい男に握られた哀れな賞味期限切れ間近な牛もも肉は既に半煮え状態になっていた
スンマセン。
ハードボイルド調に成りかけましたが、本日は清廉潔白男飯シリーズでした
牛もも肉ブロックを買って来る。
もちろん、サシ入り和牛など買ってはいけない。
由緒正しきオージービーフ
重ぉ〜いのんが好きな人は和牛でも良いかもしれないが、ローストビーフは冷めた状態で食すのだ。
脂は要らんぞ。
ということで、トレイにおろしニンニクを入れ、牛もも塊を乗せる。調理用酒をちょっとだけふりかけ、馴染ませる。塩胡椒を忘れたと思えば入れれば良い。
軽くラップをかけ冷蔵庫に入れれば出来上がり。
ホンマか
ロースト前ローストビーフの出来上がりである
男は、牛もも肉塊を冷蔵庫からおもむろに取り出すと、熱したフライパンの上に乗せた。
良い香りが漂う。
そう、アルコールが気化しているのだ。
全表面を均等に焼く。
ここでブロック肉だが出来るだけ直方体型が焼きやすい事にみなさんお気づきであろう。
全面に焼き色がついたところで、コンロから降ろし、それをジップロックに入れる。
ここでたった10〜20分の下拵え中に買って来た赤ワインを全ての飲み干した貴方は既に負け犬である。
ちなみに、ここの貴方とは一人称である
少量の赤ワインをジップロックに垂らし、空気を出来る限り抜く様にしながら封をする。
空気を抜くためにストローで吸うという手もあるらしい。
察しの良い皆さん、正解です。
ストローで牛の肉汁を吸うので、ストロービーフ
先生、話を進めてください
なぜ赤ワインを入れるのかという疑問の答えが其処にある。
肉汁をストローで吸い込むのはチト気持ち悪いが、赤ワインだと良い気分になるのだ。
ローストされた牛もも肉塊りが入ったストローで余分な空気を吸い取り封をされたジップロックを炊飯器の中に入れる。
云うまでもないことだが、炊飯器には研いだお米など入れてはいけない。
沸かしたお湯と水を入れる。
お湯と水だって
そんな疑問をお持ちの文系諸君。
準理系の私が説明しよう
90度のお湯100mlに20度の水100mlを加えると、55度のぬるま湯が出来るのだ。
その理屈を捏ねて70度前後のお湯を炊飯器に準備する。
先生、もっとわかりやすく沸騰したお湯○リットルに、水△ccを入れると教えてくださぁ〜い。
え
そんなん分かるん
そやね。特別に極意を伝授しよう。
水を炊飯器の中に入れる。
温度計を差し込む。
温度計の目盛りを見ながらお湯を注ぐ。
70度になったところでお湯を入れるのをやめる。
完璧
あ、計算できないんだぁ〜
な、何を言う!
その日の気温や湿度、食材の状態を見ながら微調節するのが真の職人である。
匠である。
だが、今回は男飯、細かな計算は不要。
目分量、腹分量。
適当な温度のお湯に先ほどのジップロックを入れ、炊飯器の保温ボタンポチ。
後は、30分待つのだ。
ここで重要なポイントだが、オリンピック中継に気を取られると出来杉くんになるので要注意。
急いで取り出し、ジップロックごと氷水に着ける。
表面の焦げ色が足りんかった。
御開帳
まぁ、喰えればオッケー男飯。
スライスオニオンや
サラダと一緒に
冷やし中華か?
そんなんあったん
今作りましたぁ~
スーパーの精肉コーナーで物色中、ある塊り肉を手に取った
「ちょっとそれ見せてください」
お店のおねぇさん(云十年前は)が云う。
「あぁ、これ賞味期限が明日までだ。もっと新しいのもありますよ。」
今や空前の熟成食材ブーム。
賞味期限など気にするものではないが・・・
いや待てよ、嫁と生肉は新しい方が良いとの格言もあるし
優柔不断なその男、其処で固まってしまった
「こちらのお肉には20%引きのシール貼っておきますね!」
その瞬間、全ての勝負が決したのだ
20%引きのシールが貼られた牛もも肉のブロックをしっかりと握りしめた男がいた
暑苦しい男に握られた哀れな賞味期限切れ間近な牛もも肉は既に半煮え状態になっていた
スンマセン。
ハードボイルド調に成りかけましたが、本日は清廉潔白男飯シリーズでした
牛もも肉ブロックを買って来る。
もちろん、サシ入り和牛など買ってはいけない。
由緒正しきオージービーフ
重ぉ〜いのんが好きな人は和牛でも良いかもしれないが、ローストビーフは冷めた状態で食すのだ。
脂は要らんぞ。
ということで、トレイにおろしニンニクを入れ、牛もも塊を乗せる。調理用酒をちょっとだけふりかけ、馴染ませる。塩胡椒を忘れたと思えば入れれば良い。
軽くラップをかけ冷蔵庫に入れれば出来上がり。
ホンマか
ロースト前ローストビーフの出来上がりである
男は、牛もも肉塊を冷蔵庫からおもむろに取り出すと、熱したフライパンの上に乗せた。
良い香りが漂う。
そう、アルコールが気化しているのだ。
全表面を均等に焼く。
ここでブロック肉だが出来るだけ直方体型が焼きやすい事にみなさんお気づきであろう。
全面に焼き色がついたところで、コンロから降ろし、それをジップロックに入れる。
ここでたった10〜20分の下拵え中に買って来た赤ワインを全ての飲み干した貴方は既に負け犬である。
ちなみに、ここの貴方とは一人称である
少量の赤ワインをジップロックに垂らし、空気を出来る限り抜く様にしながら封をする。
空気を抜くためにストローで吸うという手もあるらしい。
察しの良い皆さん、正解です。
ストローで牛の肉汁を吸うので、ストロービーフ
先生、話を進めてください
なぜ赤ワインを入れるのかという疑問の答えが其処にある。
肉汁をストローで吸い込むのはチト気持ち悪いが、赤ワインだと良い気分になるのだ。
ローストされた牛もも肉塊りが入ったストローで余分な空気を吸い取り封をされたジップロックを炊飯器の中に入れる。
云うまでもないことだが、炊飯器には研いだお米など入れてはいけない。
沸かしたお湯と水を入れる。
お湯と水だって
そんな疑問をお持ちの文系諸君。
準理系の私が説明しよう
90度のお湯100mlに20度の水100mlを加えると、55度のぬるま湯が出来るのだ。
その理屈を捏ねて70度前後のお湯を炊飯器に準備する。
先生、もっとわかりやすく沸騰したお湯○リットルに、水△ccを入れると教えてくださぁ〜い。
え
そんなん分かるん
そやね。特別に極意を伝授しよう。
水を炊飯器の中に入れる。
温度計を差し込む。
温度計の目盛りを見ながらお湯を注ぐ。
70度になったところでお湯を入れるのをやめる。
完璧
あ、計算できないんだぁ〜
な、何を言う!
その日の気温や湿度、食材の状態を見ながら微調節するのが真の職人である。
匠である。
だが、今回は男飯、細かな計算は不要。
目分量、腹分量。
適当な温度のお湯に先ほどのジップロックを入れ、炊飯器の保温ボタンポチ。
後は、30分待つのだ。
ここで重要なポイントだが、オリンピック中継に気を取られると出来杉くんになるので要注意。
急いで取り出し、ジップロックごと氷水に着ける。
表面の焦げ色が足りんかった。
御開帳
まぁ、喰えればオッケー男飯。
スライスオニオンや
サラダと一緒に
冷やし中華か?