【タックの放浪記】  思えば遠くへきたもんだ・・・     by Tack SHIMIZU

心に刻まれたその一瞬、心に響いたその一言、心が震えたその想いを徒然と書き記したい。この記憶から消え去る前に…

ベネチア放浪2010 『NELLOとの再会、そしてムラノ島へ』

2010年09月14日 | 旅三昧!釣り三昧!
朝のユーロスターでPADOVAよりベネチアへ向かった。

PADOVA駅で電車を待つ間、流れる風が寒い。半袖のポロシャツにはかなりきつい。

PADOVAからベネチアまでは約30分。アドリア海を渡ればあっという間に辿り着く。ベネチアに着くとIPHONEが全く使えなくなった。ネット接続できないのだ。

7、8年ぶりのベネチア訪問である。駅を出ると目の前がフェリー乗り場となっている。チケットを売るブースに並ぶ。ふと後ろを見れば、オレの後ろに日本人女性が1人。話しかけると2週間の仕事休みを利用して、モロッコからグラナダ、バルセロナを廻ってきたとのこと。今朝もミラノから日帰りでやってきたと言う。

フェリーを『リアルト橋』で降りた。昔、ここでパノラマ写真を撮ったことがある。とても美しく撮れた記憶がある。もう一度、その写真を撮った橋上に上がった。何ひとつ変わらない景色がそこにあった。

今回、どうしても訪れたかったイタリアでは高名なアンティーク商『BASTIA NELLO』のショップへ記憶をたどり訪ねた。

NELLO氏との再会。歳月に寄る変化はお互い同じ事、しかし変わらぬ笑顔がそこにはあった。アンティークの指輪を求める。ダイヤモンドが埋め込まれたエボニー(黒檀)を両手で抱えている指輪。

その後、サンマルコ広場へ歩いた。ベネチアは迷路のような街。どこを歩いていても大概、目的地へ辿り着くことができる。サンマルコ広場のCAFEでは、ずっと昔から変わらずバイオリン弾きがバイオリン、ピアノ、アコーデオンが音楽を奏でていた。

これまでも、これからも変わらずずっとここはこうなのだろうと思った。

サンマルコ広場よりフェリーでムラノ島へ。ムラノ島はベネチア共和国の頃、ガラス細工師を閉じ込め製作させた島である。紀元前のガラスを美術館にて眺めた後、オレはベネチアングラスが頭についたワイン栓を購入した。

フェリーの揺られ海を運河を渡る。心和む一日であった。