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百済の第25代の王・武寧王(在位:502年 - 523年)の時代のお話。
結論から言って、久々に面白い韓国史劇を見たって感じ。もちろん王権を争うドロドロの応酬が描かれているのだけれど、大体の史劇で悪者は皇后や側室で、その父親の一派が策を講じるというスタイルなのに、このスベクヒャンの場合は違う。武寧王がまだ王になる以前に情交のあったチェファ(百済の地方城主ペク・カの娘)が生んだ娘ソルラン(実はスベクヒャン)には、母チェファが後に別の男性との間にもうけた娘ソルヒがいて、このソルヒが姉に代ってスベクヒャンと偽り、その嘘がバレるのを恐れていろいろと陰謀を企てるのだ。
武寧王とチェファは結婚目前だったのに、チェファの父が24代王を暗殺したとして結婚もかなわず、チェファは伽耶の地へ逃げ、そこで武寧王の娘を出産する。武寧王は娘の存在を知らない。
武寧王は勇猛な武人で人格者だし、太子であるミョンノンも優秀だし、亡くなった皇后のあとに迎えられた若い新皇后もかわいらしい性格で、問題児は先に説明したように偽スベクヒャンとなるソルヒと、前の王の息子・チンム公(本当は武寧王の息子)と彼をかつごうとするヨン達卒の3人。
ソルヒ役はソウで、彼女が見せるけなげだけれど恐ろしい偽王女役がなかなかのものだった。
太子役はチョ・ヒョンジェで、もうちょっと若い人にやって欲しかった気もするが、まあ彼がやれば正統派というか誠実な感じがする。
本物のスベクヒャン役はソ・ヒョンジン。彼女は先日見た「神々の晩餐」では悪役だったし、どちらかというと敵役が似合う女優だが、今回は正義感が強く妹思いのヒロイン。諜報員になるための厳しい訓練など、厳しい役に取り組んでいて、本当に大変な役だったと思う。
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