
久々に非常に面白かったですね。
まず、キム・ウニさんの脚本が素晴らしい。こんなややこしいストーリーをよくぞ構成したものです。
過去の刑事と現代の刑事が1台の壊れた無線機を通して会話するというギミックは、もちろん現実にはないことなんですが、実際のドラマはかなりリアルだし、迫真の内容なのです。
そして、一見関係のなさそうな過去の未解決事件につながりが出てくる構成もみごとです。
過去と現在が交互に描かれるのに最初はついていけないのですが、だんだんと慣れてきます。ただ、慣れても、通信によって過去が変わると、現在も変わってしまうのでやっぱりややこしい。
主演のイ・ジェフンはなかなかの好演ですし、キム・ヘスは過去と現在をうまく演じ分けているし、悪役のチャン・ヒョンソンはあいかわらず卑屈な悪役がはまってるし・・・。
まあ、欲を言えばというか、これはお国が違うから仕方がないのかも知れませんが、相変わらず、諦めなければ現実は変えられる的なメッセージを最終の場面で語る必要はないのではないかと思います。
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