震災と原発のことで、テレビも新聞も専門家オンパレードです。
難しいことだから専門家に意見を聞いたり、詳しい説明を求めるのは当然のことでしょう。
しかし、専門家の意見(見解?)は、必ずしも正しいとは限らないし、トンデモ専門家にお願いしちゃっているケースもあるので、鵜呑みにするのは危険じゃないか?と思います。
原発や放射能のことは難しいので何とも言えません。
阪神大震災の時、たんすや棚はストッパーでとめておけとか、本棚も扉がついている方がいいと「専門家」は言いました。
しかし、実は私、巨大な棚の下敷きになったのですが、その棚には扉はついていないし、ストッパーもありませんでした。でも無傷でした。
というのは、棚の中身が揺れでぼろぼろと落ちて来て、すべておちてから棚が倒れたのです。倒れた時には棚は軽くなっていた。だから助かりました。
重たい扉付きの箪笥の下敷きになって亡くなった方は何人もおられました。
扉がついてる、そしてストッパーが最後まで持てばいいのですが、持ちこたえられなくなって突然倒れたら、最も危険じゃないか?と思うんです。試せないから、正確なところはわかりません。天井の素材と言うのは概ね弱いので、ストッパーにも限界があるはずです。
先程、被災者に「がんばって」は禁句・・・という精神医学者のアドバイスが日経に掲載されているのを読みました。精神医学者の立場でアドバイスすると、そうなってしまうのは理解できます。しかし実はこれも、相手によりけりですよね。それが苦痛に感じるタイプの人と、それが力になるタイプの人がいます。素人にそれを見分けろと言われても見分けるのは難しいでしょう。だったら言わない方が平和という結論なんでしょうか?
コミュニケーションというのは何かにつけて難しいけど、一番大切なのは、心の奥底から出た言葉であることじゃないでしょうか? 心からがんばってほしいと思うならば、がんばってと言えばいい。表づらだけで言うならやめて欲しい。私はそう思います。
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