藤木直人とココリコの田中の取り合わせというのが面白そうと思い、見ました。
テレビ朝日のスペシャルでした。
変わり者で知識豊富な教授役が藤木さんで、見ながら、やっぱり彼は決して芸達者な人ではないから、少し辛いかもと思ったのですが、この役は仮に20年前に制作するとしたら田村正和だったろうなあと思ってしまいました。
そのとたん、田村正和が演じた場合が目に浮かびました。
きっと聡明な藤木さんならご自分でもそのことにお気づきになったのではと思ったり。気づけば物まねにならないようにしたはずです。
「そこに物語はあるのか?」という口癖が何度も出てくるのですが、このセリフを言う時、田村さんならちょっとした溜めを作り、眉をピクリと動かしそうな気がします。
その点、藤木さんは溜めもピクリもなしで、わりと偉そうに微動だにせずに言うという感じ。そこんところで、彼ならではで、田村さんとは違うちょっとした「何か」があると、この役が藤木さんのものになったのにと思ってしまいました。生意気言ってすみません。
一方、ココリコ田中さんとの組み合わせはなかなか良かったのではないでしょうか? 田中さんの持ち前のキャラクターをうまくキャスティングした感じです。
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