うーん、何とも疲れるドラマで、ややこしいドラマだった。
キム・ジウさんの復讐シリーズ、第3弾。
「復活」の時は双子の片方が亡くなって、もう一方が亡くなった方になりすますというギミックがあった。
「魔王」の時は、タロットカードに意味がこめられていた。
そして、どちらも復讐といっても自ら手を下すことはなかった。
今回の「サメ」は、主人公のイスが交通事故にあって、顔が変わってしまったというのがギミック。
ただこれが、イマイチ面白みに欠けるのだ。
また、「復活」の時は、双子の兄弟の母親が再婚した善良そうな男が実は最も黒幕だったということが最後にわかった。
今回の「サメ」では、最初からうわべは善良で実は悪者ということがわかっているチョ・サングクという財閥の会長がいる。
そして彼の悪事をあばき、こらしめるまでのストーリー。
根っからのワルで表面は善人というチョ・サングク。根は悪くないが事実として悪いことをしてしまったというイスの父親。
金のために事実をもみ消す刑事や検事たち。
人というのは生きるために悪事を選択せざるをえないことがあるというののオンパレードのドラマだった気がする。
そして、えげつなく悪いことをし続けたサングクは最後に財産を社会に還元するといい、イスの父は過去のできごとを悔い改めて自首しようとする。
いったいどっちがいい人で、どっちが悪いのか、天秤にかけてみたらわからない。
そして、愛する人が悪いことをしていることがわかった時、人はどのように行動すべきか? という問いかけ。
なかなか難しいドラマでしたね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます