13世紀の高麗の物語で、から政権の中枢にまでのぼりつめたキム・ジュンの物語。
当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったモンゴルが高麗にも侵略してきて、従属させようとする動きの中で、高麗がいかに耐えたかという歴史とともにキム・ジュンの物語が展開する。
この辺の朝鮮半島の歴史を私は全く知らなかったので、興味深く見ることができた。そう、日本とのかかわりで言えば、元寇へとつながる時代である。
キム・ジュンを演じたキム・ジュヒョクさんは、昨年、交通事故で亡くなったというから、大変お気の毒である。
また、ドラマの前半は、時の権力者の娘でありながら、身分ちがいのキム・ジュンを愛してしまったソンイが愛を貫く姿に多くの時間をさいている。また、今では世界文化遺産「高麗八萬大蔵経」が作られた経緯もドラマの中で重要な要素となっている。同大蔵経は現在、慶尚南道のお寺にあるらしいですが、これが作られたのは、モンゴルの攻撃をかわすために遷都した江華島内だそうです。
なかなか良くできた史劇だと思うので、是非ご覧あれ。
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