「楊貴妃」見終わる

原題：大唐芙蓉園

2005年の作品です。ファン・ビンビン主演。

楊貴妃の名前は知っていても、詳しいことは何も知らなかった私。唐の時代の第9代皇帝・玄宗の妃なのだが、何と最初は玄宗の息子の妻だった。

しかし、玄宗が息子から彼女を奪うのである。皇帝は絶対であるから、息子と言えどもそれを拒むことはできない。もちろん、彼女（楊玉環）もすんなりと踏ん切りがつくわけもなく、苦悩の末に、舅だった玄宗の側室となる。

筋書きを知らない私だから、それを追いかけるのに必死で、ああそうだったのか？に終始した。

しかしドラマとしてどうだったかといえば、イマイチだったかも知れない。とくに後半、安史の乱に向かうあたりは、安史の乱に絡んだ人々の思惑を本人たちが語るという形でしかなくて、もう一つ頭にも入らないし、軸になる人物が誰かも良くわからない描き方だったように思う。