久々に、見ごたえのあるドラマでした。なぜかを考えてみると・・・
● まず、とてもスピーディーな展開・・・といっても1話が1日という設定なので決して速くはないんだけど中身は濃い
● グッド・キャスティング・・・子役のイ・チェミちゃんが可愛くてうまい。悪役のチョ・ミンギ氏と、検事役のキム・ソヨンはハマり役
● 複雑な人間関係なんだけど、ありがちな無理さがない・・・というか、よく練れた脚本だということ
主役のイ・ジュンギが演じるチャン・テサンは施設育ちのチンピラで親分たちの罪をかぶって2度も服役したという設定。
当然ヤクザの世界では現実にあることだ。
そして、服役することを隠して、恋人に冷たく別れをつげ、子供もおろせといったわけ。
その恋人パク・ハソンが演じるソ・イネは結局出産し、シングルマザーとして子供を育てている。
その子供のスジンちゃんが白血病で、骨髄移植が必要となり、頼みの綱として子供の父親であるチャン・テサンに骨髄の提供を依頼する。
イネには再婚しようとしている男性がいる。
一方、親分のムン・イルソクと国会議員のチョ・ソヒは慈善のためのオークションと見せかけて麻薬がらみで大儲けをしようとしていた。
その決定的な証拠をイルソクの愛人オ・ミスクが撮影したことに気づいたイルソクは彼女を殺し、その罪をテサンになすりつける。
テサンは骨髄を提供する身なのに逮捕されてしまい、さあ、どうする?
というところから、2週間の物語が始まるのだ。
● 釜山、ソウル、田舎、いろいろな場所に舞台が移る・・・これも飽きさせないひとつの要素
● 子供の実父であるテサンと、子供の新しい父親になろうとするイム・スンウの心の動きが巧みに描かれている
テサンは我が子がだんだん可愛いと思うようになり、スンウは突然本当の父親が現れたことに当惑。
骨髄は提供して欲しいが、父親面はしてほしくないし、イネとヨリを戻されては困る。
そんなことが原因で、刑事であるスンウは勝手に捜査をしたり、裏切ったりしてしまう。
仕方がないことだ。
厳しいことを言うなら、テサンがあまりにもスーパーマンになっていくことだけど、そうでもしないと死んでしまうから、これもしょうがないかな。
これだけ書いて、結構ネタを明かしてしまっているわけだけど、その上で見てもきっと見ごたえはあると思う。
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