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高見和成は冬の大山北壁で帰らぬ人になりました。
遭難のあと友だちから「事故報告書」をもらった記憶があります。二人が亡くなっているので、事故の真相は分からないのかも分かりませんが、報告書によると、北壁の登攀を終えて、コンティニュアス(ロープで結びあった2人以上の者が同時に移動する登り方)で登っているときにおきました。目撃情報もあるようです。
そのように言われても、ヒマラヤの雪壁も登った高見ですから、氷壁の難所を登っているときに事故が起きたとイメージしてしまいます。しかし、それは間違ったイメージです。
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つまり、あの高見でも難所を登った後に事故を起こしていると言うことです。
タカ長たちの経験を見ても、日本の山岳遭難事故の状況を見ても、易しいところで事故は起きています。山を歩く人はこのことをシッカリと心にとめないといけません。
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この本に触れて、山関係の本を何冊か読み、久しぶりに高見和成の記憶を追いながら、あらためてそのことを思いました。
山の事故は易しいところで多発する。高見もそのことを教えているのかも分かりませんね。
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