「ワイルド・ランナーXX 相棒復活 Alarm for Cobra11 Season9 第1話」
「アラーム・フォー・コブラ11 シーズン9 第1話」
*ネタバレなしの感想日記は、こちらから。
注意事項:
ここでは、ドラマの結末を書いています。
まだ、鑑賞してない方はお止め下さい。
すでに鑑賞している方、またはネタバレが別にかまわないと思われる方だけ読んでください。
原題「Alarm für Cobra 11- Dei Autobahnpolizei/アラーム・フォー・コブラ11-アウトバーン・コップ」
ドイツ・RTL製作ドラマ 2005年にドイツで放送された作品。
第9シリーズ 第1話「相棒復活」 (日本語字幕)
(2010年 DVD発売)
出演 エルドゥアン・アタライ=ゼミル・ゲーカーン レネ・シュタインケ=トム・クラニッヒ
勝手な結末(自分の解釈の上でのストーリー)
運送会社へ送られてきた犯人からのメッセージで、2年前に爆死した爆弾犯だと確信したゼミルは、唯一の目撃者であるかつての相棒トムに協力を求めた。
この事件だけだと一時復帰したトム。だが、彼はゼミルがこの事件で辞めると聞かされショックを隠せなかった。
そんな中、犯人との取引でトムが呼び出される。取引は失敗。次のターゲットが映画館だと分かり二人は爆弾解除へ。見事に爆発を阻止したものの、偽物と判明。
そして、犯人の本当の目的を知った二人は、博物館へ行き、展示品を盗み出したゾルダンを逮捕する。事件は終わった。
二人のコンビもこのまま解消かと思われた矢先、トムは本格復帰を決めた。
そして、ゼミルもそのまま続ける事にするのだった。
ネタバレ全開、勝手な感想(自分の思い込み多々)
ヤンがあっさり去ってしまい、ゼミルも限界を感じ、辞めようとするこの回。
そして、新たにパートナーを迎える回。
というか、トムの返り咲きというべきだが、
言い方を変えると、
自信をなくしたお互いが、立ち直る迄のお話しとも思える回なのだ。
トムが高速警察隊を去った理由。(日本未公開第6シリーズ最終話)
それは、
恋人のエレナが事件に巻き込まれ自分の子供を宿したまま、目の前で爆死してしまった事。
幸せの絶頂期にあの悲劇。
トムには相当のダメージだったのだ。
(ヤンの理由も似ているかも?)
2年という月日は二人が再会を喜ぶ前に、二人に戸惑いを与えてしまった。
現場から離れていたトムは、捜査に協力すれば、エレナを思い出しそうで、恐い。
ゼミルは、再びの失敗を恐れ、自信をなくし辞めようと思っている。
互いに自分自身への確信が持てないまま、事件は進行してく。
だが、二人が共に捜査をしていくうちに少しずつ取り戻す。
それは、
相手が、ゼミルでないとトムでないと今は取り戻せないもの、
何せ二人の再会がむっちゃ大人っぽいのだ。
ガキの再会のように、無償に嬉しいだけじゃないっていうのがさ。
なんたって事件解決後の二人が大好き。
ぎゅっと互いを抱きしめて、去って行く相棒の後ろ姿を一瞬振り返ってみつめる。
なんかドキドキで、声をかけろよ~って思ってしまった。
だから、オープニングとエンディングに流れる歌「Everybody Needs Somebody to Love」がそれを尊重していたんだなあ。
な~んて深読みしてしまったが。
こういうお芝居はやっぱり長年相棒を互いに演じて来たから出来るのかな?とも思ったりしたのだ。
上手いよね、アタライも、レネも。
さあ、息の合ったコンビの再出発だ!(*^^)v