名古屋市名東区 赤帽タケフジ運送の「ふ箱」

赤帽タケフジの車窓から見える光景

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赤帽Sさん・・・亡くなる

2017年02月21日 | 私のなりわい・運送のこと

 赤帽Sさんが亡くなる。

25年の付き合いでした。特別仕事のやりとりは多くはないんですが、ポッポッと繋がってました。彼は多分、赤帽では最年長だと思います。昭和一桁生まれです。

 彼から昭和20年の8月終戦当時の話を聞きました。

 その時彼は新城市にいました。塹壕?を掘っていました。歳は15?前後です。学校の授業はなく、疎開先での労働です。

南にある豊川市上空にB-29の爆撃を目視したという。豊川工廠の空爆でした。死者は2千数百人。その多くは工廠に動員された中学生・女子学生等でした。

 戦争を体験し、空爆を見た赤帽さんはおそらくないでしょう。そのSさんを目標にして日頃から食事・運動と気をつかってたTさんは、血液のガンで亡くなりました。自分は到底目標だにできえぬことを承知してるので、ただその高峰を仰ぎ見るだけです。

 二十数年前のことです。彼の仕事を受けた始めの頃の話です。

名古屋~滋賀県・栗東までの運送仕事です。その一本を受けたんですが、その時Sさんは「日に3往復やっているよ」といっていた。指折り数えてみると、彼はその時65歳?位です。

スゲェ~そのもの。自分に比してみるととんでもないパワーです。彼が受けた引越しの相棒で、ドラムの洗濯機(70キロ)を2階から下ろしたのも80歳に近いころでしたでしょうか。

 亡くなる直前まで運送をやってました。まことにありがとうございました。忘れません。