「見仏」と「札所巡り」と「仏教少々」

仏像鑑賞と札所巡りと受け売りの仏教を少し

ふたたびの奈良、室生寺

2010-03-24 20:54:44 | 見仏(奈良)
入山券の紙に、お寺の敷地内で怪我をしても保障しません
と書いてあるとおり平地からの上りに、いびつな段差の
大きい石の階段が続く。ちょっと危ない。

このお寺の金堂には、国宝の仏が2体。
釈迦如来と十一面観音。
この2体のほか、同じ列には、薬師如来、文殊菩薩、
地蔵菩薩。これらは平安時代の作とのこと、それから、
その前列に鎌倉時代の小さめな十二神将が並ぶ。
十一面観音は、木目が多く残る古い仏だが、
かつてはあざやかだったろうと想像できるような
色あいも少し残っている。上品な仏だ。

この金堂にいた初老のおばちゃんに、
いつの時代のものかとか、
国宝はどれかとか質問をしたが、後で、あることに気づいた。
ここは女人高野といわれるところなのだ。さきほど、
おばちゃんだと思っていた人は、尼僧さんだった
かもしれない。(頭髪は坊主でなく若干短めであったが)。
確かにお経も上げていた。
失礼したかもしれない。
そういえば、男のお坊さんは、このお寺では見かけなかった。
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ふたたびの奈良、長谷寺

2010-03-24 20:09:28 | 見仏(奈良)
鎌倉にある長谷寺の十一面観音よりも、同型でさらに大きい
12mある十一面観音がいるというので、楽しみにしていた。
その大きさは、木造では日本一と思われる。

多少駅から歩く距離があるようなので不安だったが、
不安が的中。駅から30分弱、それからお寺についたは
よいが、そこから登りの遠い遠い階段をあるき10分ほど、
合計40分くらいかかった。後に、当日後半、
足にはかなり負担になった。
長谷寺の敷地は谷の一角すべてというかなり広い敷地で、
境内の移動でも大変だ。

十一面観音が、特別拝観にあたる時期だった。
何が特別なのかよくわからず、堂内に入場した。
何やら、立ったまま入ることができない入り口の低い
部屋があった。大きな足元が見えた。十一面観音だ。

その部屋に入るとすぐ、12mの十一面観音を見上げた。
あっけにとられた。そして、部屋にいたお坊さんに、
足を触って願い事をしてくださいといわれた。
いわれるとおり、正座し、十一面観音の足を触って念じた。
そう、驚きは、この重文の観音様を直接触れるということ、
それから、足元でまじかに見れるということ。

でも、遠目から見れないのも寂しいなと思い、
同じく堂内にある十二神将のあじらのピースサインを
発見した後、後ろ髪を引かれながら、お堂の外に出た。

外に出てから気がついた。お堂の外から、上半身の
十一面観音を少し遠めで見ることができるのだ。
ただ、下半身が見えないので、いまいち、大きさは
実感できなかった。

他には、3頭身のアニメ体系の大黒天、曽我地蔵と
書かれた地蔵菩薩、坐像で270cm。などがいた。
それから、十一面観音の12mの大きさと同じ大きさの
十一面観音の仏画が公開されていた。




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