たまてばこ新聞

アニメ&特撮オタ歴50年、まだ×2現役やってます!FF7リメイク絶賛プレイ中♪

レコーダー録画鑑賞「ID-0」。

2017年07月18日 23時32分38秒 | TVアニメ鑑賞記録
 谷口悟朗監督の最新作!しかもロボットもの!ということで春アニメの中でも期待が大きかった作品です。

 優秀だが(それもかなり)全くの世間知らずだった為に、犯罪に利用され指名手配になってしまった女の子が転がり込んだ先はくせ者揃いの違法採掘会社だった、といったところでしょうか。

 サクラクエストと言い、将来の進路選択に絡んだ設定はやはり時事ネタ外せないのか?自分的には正直どうでもいい部分なんですが(爆)。なぜかと言うとどちらのヒロインにも危機感がほとんど感じられないから。巻き込まれるに任せていますよね。あ、これが今風か…(汗)

 なので、マヤには全く感情移入出来なかったです。それが終わってみて心に強く残らなかった理由のひとつ。

 1クール全12話だった為、メインストーリー重視、キャラクターの掘り下げに時間がほとんど割けず、全体的に薄味、後まで印象が残りにくい作品になってしまったように感じました。勿体無い…。

 ストーリーは要所をきちんと抑え、便利だが謎多き資源鉱石の真実と、マインドトランスそしてIマシン→ヒトとは?の問いかけを強引なところもありましたが、丁寧に描いていたと思います。最終回のクライマックス、BGMのソーラン節流れるシーンは驚いたり笑ったり。

 しかし、最初に書いた、キャラクターの過去や日常の描写不足(主に時間的な。無い訳じゃなかったけど全然足りない)と、SF的設定の複雑難解さが理由で(終盤の謎解きの説明、セリフだけでは理解不能)、谷口監督過去作のように楽しめませんでした。大人の事情(お金的人材的)が2クールを阻んだとしか…。

 エスカベイド社のギリギリアウトなお仕事ぶりを、各キャラクターお当番回で観てみたかったです。笑えて楽しい、でも掘削作業は常に危険と隣り合わせ、というところをじっくり描くともっと思い入れは深まったと思います。

 特にリックは、ちゃんとしたお当番回が無く寂しい…(泣)。

 あと、あまりにもキレイにまとまり過ぎたのも印象を薄くしたかも…いや、全然良いことなんですけど(汗)。なにかモヤっとする点があると、逆に気になって後引く場合もあるもので…(大汗)。

 純潔のマリア同様、内容は良かったんだけど「うーん…」な感覚で終わったのは何度も言いますが本当に残念です。
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