南九州の片隅から
Nicha Milzanessのひとりごと日記
 





 何気に毎試合注目してみていた、世界バレー女子。
 昨夜の銅メダル獲得は、何かと暗い話題ばかりの日本に明るい話題を提供してくれた。


 EXILEがリポーターのようにしてテレビに出るのは正直どうでもいいのだが、10月29日に行われた初戦・ポーランド戦でフルセットの末、逆転勝ちをして以来、中継を見るのが楽しみだった。
 その後、第1次ラウンド(A組)は、ペルー、アルジェリア、コスタリカ、セルビア相手になんと無傷の5連勝で1位通過。まあ、ロシアや中国やキューバやブラジルは他の組ってことで、組み合わせのお蔭で日本が勝てたような気もしなくはないが…。日本開催だから??
 第2次ラウンド(E組)ではロシアと中国にはさすがに敗れはしたものの、韓国とトルコには順調に勝利。それまでの勝敗からベスト4進出決定。

 そして準決勝。相手は王者ブラジル。
 1セットを日本が取り、2セット目も過去に観たことがない35-33というすごいスコアで日本が取り、王者相手に2セット連取した時は「こりゃ、もしかしたらもしかする…??」と私も大興奮!
 結局第5セットまでもつれ込み、負けが決まった時は悔しさがこみ上げてきたが、こんないい試合ができる日本女子に感動。

 3位決定戦。相手はアメリカ。 アメリカ、日本、アメリカ、日本と一進一退の攻防で、今試合もまた最終セットへ。相手のスパイクを拾い続ける日本。そして決める人が決める。
 最後はエース木村のスパイクがブロックアウトを誘い、15-11で日本が勝利! 32年ぶりのメダル獲得!!



 試合を見ていて、以前よりかなり能力が上がっているのが分かった。
 みんなサーブがとても上手になっている。無回転のボールを放つらしい。だから過去に比べてサービスエースもたくさん。

 エース木村沙織はさすが。スパイクもバックアタックも完璧。以前はレシーブが弱点だと言われていたが、もうそれも感じさせない。そして何と言ってもかわいい。それでいて先輩を立てる謙虚さも持ち合わせている。
 スパイクやブロックを決めた時の井上香織の笑顔もいい。
 どんな位置からでも竹下が放つ安定したトスにはいつもながら感心させられる。
 佐野のどんなボールにも動じない献身的レシーブの健気さもいい。
 今回は、他にも江畑、復帰した山本と栗原、いざという時のキャプテン荒木と役者が揃っていた。

 眞鍋監督が手に持っているボードみたいなものは、なんとiPadらしい。つまり、裏方が逐一相手選手の情報をデータ化し、リアルタイムに監督のパソコンに送信して、それを元に選手に指示を出していたそうなのだ。
 これはプロ野球の野村克也楽天名誉監督もビックリのID采配だ。


 いやあ、実に楽しい2週間だった。
 東洋の魔女復活とは言いすぎだが、これからの日本女子の活躍が楽しみだ。
 もしかしたら近い将来、オリンピックで金メダル獲得も夢じゃないかも???

 で、男子もがんばってね!

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