あの「阪急電車」「空飛ぶ広報室」の有川浩の作品であります。
読み進めるほどにグイグイストーリーに引き込まれる手練のストーリーテラーはいつもどおりですが
高知県が舞台のこの話、読むうちに高知だけの話じゃないなと思えるのです。というのはこの本は高知県に実在するおもてなし課が舞台の話なんですが。高知県の観光誘致のため東奔西走四苦八苦するというストーリーです。
この本の眼目の一つは高知ほ豊かな自然を持っているが、その貴重さに地元の人は地元ゆえに気が付かず自分たちの環境の素晴らしさを知らないし活用してないというのです。確かに高知はサーフィンでも世界的に有名だし、釣りでも素晴らしい、四万十のカヌーやパラセーリングでも日本有数のスポットを抱えているらしい。また馬路村など村おこしに成功した全国的に有名な山村があるなど言われてみれば納得だ。
しかし読んでるうちに これって高知に限った話じゃないんじゃない?って思えるのです
福井だって石川だって滋賀だって(月曜から夜ふかしで行きたい県ワースト2(⌒▽⌒)アハハ!)実は自分たちの持ってるものに気が付かないだけなのかもしれませんね。福井なんか釣りや波乗りスノーボードしてたらもっと楽しい土地なのになあ・・・。
後日映画も鑑賞しましたが これは臭い演技でお約束だらけのシナリオ おまけに原作の良い所をスポイルしてる最悪の演出でした。 終了