ここ25年ほど押入れに仕舞いっぱなしにしていた昔の望遠鏡の赤道儀を引っ張り出してきた。
今や天体望遠鏡のメーカーとしては世界的なブランドとなっている高橋製作所のP型赤道儀で、学生時代に中古で入手したものである。
結婚してから直ぐに東京に転勤になったり、大阪にUターンしたりと、都会ぐらしが続いていたこともあって、段ボール箱の中に仕舞い込んだまま、その存在すら忘れかけていた。
最近、星への興味が復活してきたこともあって、久しぶりに三脚を付け、野鳥撮影に使っているBORG 71FLを載せてみた。
四半世紀ぶりに駆動モーター(Kenko QMD追尾装置)の電源スイッチを入れてみたが、どうやらまだ動くようである。
このP型赤道儀は1970年代の製品であるが、40年ほど経っているのに、以前使っていた頃と格別変わることなく動作してくれている。
さすが高橋製作所の製品である。
初期型であるP型赤道儀にはもともと水平、垂直の調整機能は付いていないが、前の持ち主さんが加工して付けてくれていた(三脚のすぐ上の部分)。