先週末に天体望遠鏡博物館に顔を出したところ、ちょうど香川県内にお住まいの方から自作反射赤道儀の寄贈の場に立ち会うことができました。
40年ほど前に製作されたそうです。重厚感のある美しい自作赤道儀です。架台はベース部分、ピラー部分、赤道儀部分に3分割できる構造です。実に丁寧な作りで、このような赤道儀を作製できる技術をお持ちであること、羨ましい限りです。
この赤道儀に載せている反射望遠鏡は10~12cmほどの軽量の望遠鏡です。この赤道儀であれば、30cmクラスを載せても大丈夫でしょうね。
ボランティアスタッフとして博物館の活動に携わるようになってから、いろいろな望遠鏡に間近で接することができ、うれしい限りです。
興味のある方、ボランティアとして参加しませんか? 楽しいですよ。
私のように住まいが遠方で時々しか参加できなくても、受け入れてもらえます。
ベースとピラーとの接続は構造をよくご存知のご本人にやっていただきました。
バランスウエイトのカバーも設けられていて、実に細かなところまで行き届いた作りですね。
赤経、赤緯軸ともウォームギアによる微動で、赤経軸にはさらにタンジェントスクリューによる微動装置も付いていました。
ピラー下部には上下水平の調整機能があります。
架台横に置いている反射望遠鏡がこの架台に載せてあった望遠鏡です。