40匹大量死、コイヘルペスか 長岡京の八条ケ池

2012-07-10 15:32:44 | 水 water
八条ケ池で回収されたコイの死がい。コイヘルペスウイルスへの感染が疑われている(長岡京市天神) 京都府長岡京市天神の八条ケ池で、コイの死骸が連日確認されている。9日までの6日間で40匹が回収されており、コイヘルペスなどの病気の疑いもある。市は原因を特定するため、検体を専門機関に送り、検査を依頼した。10日にも検査結果が明らかになる見通し。

 市によると、コイの死骸は4日に5匹が確認されたのをはじめ、9日までに毎日4~10匹が見つかった。市が死骸を回収し、焼却処分している。

 八条ケ池では、2004年秋にもコイが大量死したが、このときはフナやブラックバスなど他の魚も多数死んでおり、大雨で池の水が濁ったことによる酸欠死とみられた。

 一方、今回は他の魚は大量死していないことから、コイ特有の病気であるコイヘルペスのおそれがあるという。このため市は8日、弱ったコイ1匹を捕獲し、検体として宮津市の京都府海洋センターに送った。

 八条ケ池はもともと、釣りが禁止されているが、池のコイがコイヘルペスウイルスに感染していた場合、他の池や川に持ち出されると感染を拡大させることにつながる。市は注意を呼びかけるとともに、パトロールなどの対策を強化する考え。

 市は「コイヘルペスだったとしても人間など他の生物に感染する心配はない」としている。

【 2012年07月10日 10時27分 】

錦鯉(コイ) 【こだわりの生体をお届けします 名生園】
クリエーター情報なし
こだわりの生体をお届けします 名生園

夕闇にホタルのダンスショー 小泉川上流

2012-06-17 06:41:00 | 水 water
雨の中、川辺に舞うホタルに見入る子どもたち(長岡京奥海印寺)地元住民の育てたゲンジボタルをめでる「ホタル観賞の夕べ」が15日、京都府長岡京市奥海印寺の小泉川上流で始まった。雨の中、夕闇の降りた川辺で繰り広げられる光のショーに、訪れた人たちが見とれた。

 ゲンジボタルの飼育や河川環境づくりに取り組んでいる住民団体「長岡京市ゲンジボタルを育てる会」と市が毎年開いている。今年で14回目を迎えた。

 会場には茶席も設けられ、日が暮れるころから近隣住民を中心に多くの人たちが訪れた。周囲が暗闇に包まれると、川辺のくさむらに身を潜めていたホタルが徐々に光り始めた。雨足がだんだんと強くなったが、ダンスを踊るように明滅しながら飛び交う様子を、大人も子どもも傘をさしながら、魅入られたように眺めていた。

 16日も午後7時半から9時半まで開かれる。

【 2012年06月16日 10時07分 】

ほたる―源氏蛍全記録
クリエーター情報なし
学習研究社

はじける水しぶき、プール開き 長岡第十小

2012-06-12 12:08:48 | 水 water
プール開きで元気に泳ぐ児童ら初夏の日差しを照り返す水面に、子どもたちのしなやかな手足が躍動し、白い水しぶきが飛んだ。

 京都府長岡京市井ノ内の長岡第十小で11日、乙訓地域のトップを切ってプールの授業が始まり、5、6年生の児童がさっそく水泳の練習に励んだ。

 京都地方気象台によると、この日の最高気温は27・6度とほぼ平年並み。プールの水はまだ冷たそうだったが、児童たちは元気いっぱいの様子でクロールや平泳ぎに取り組んだ。

 同小6年の中川雄太郎君(11)=同市滝野町=は「冷たかったけど気持ちいい。泳ぎは久しぶりなので息継ぎが苦しかった。これから練習して上達したい」と話していた。

 この日は長岡第四、第六、第七、第八の各小学校でもプール開きがあった。向日市は14日に2校、19日に4校、大山崎町は大山崎小が18日、大山崎第二小が19日にそれぞれプールの授業が始まる。

【 2012年06月12日 11時10分 】

子供用 綿 100% まきタオル マイフレンドアニマルズ 60×120cm
クリエーター情報なし
まきタオル

決壊防げ!表情真剣 長岡京と大山崎で水防訓練

2012-06-05 11:38:10 | 水 water
丸太や板を組み合わせ、堤防の決壊を防ぐ「杭打積土のう工」に取り組む消防団員たち(長岡京市) 梅雨入りを前に、京都府長岡京市と大山崎町で3日、行政と消防団、地元消防署による水防訓練が実施された。有事に住民の安全を守るため、参加者は堤防決壊という最悪の事態を想定し、土のうを積むなどの作業に真剣な表情で取り組んだ。

 水防訓練はこれまで、消防署と消防団だけで行っていたが、昨年の東日本大震災をきっかけに水防体制をより強化しようと、今年から行政も加わった。

 長岡京市では、同市勝竜寺の小畑川と犬川の合流地点付近で行われ、約100人が参加した。まず、約10トンの土を袋につめて約600個の土のうを作った。その後、川の水が堤防を越えたり、堤防が決壊するの防ぐ「積(つみ)土のう工」「杭打積(くいうちつみ)土のう工」「月の輪工」「竹流し工」の各工法を実践した。

 決壊を防止する杭打積土のう工では、堤防の住宅側斜面にくいを打ち込み、堤防を支えるような形で丸太を組み合わせて固定し、板と土のうを設置して完成させた。長岡京消防署員の指示を受けて、団員と市職員はきびきびと作業をしていた。

 大山崎町では桂川右岸で実施され、約90人が参加した。

【 2012年06月04日 10時58分 】

水害―治水と水防の知恵
クリエーター情報なし
関東学院大学出版会

「桂川の環境と生物保全を」 長岡京でフォーラム

2012-05-21 19:23:34 | 水 water
「桂川生物多様性フォーラム」でカヤネズミの生態について発表する畠さんと、話を聞く参加者(長岡京市神足・バンビオ1番館) 桂川河川敷の多様な生き物と環境の保全策を考える第4回「桂川生物多様性フォーラム」が20日、京都府長岡京市神足のバンビオ1番館で開かれた。自然保護団体や研究者、国土交通省の関係者らが調査研究や活動の成果を発表し、それらを基に今後の保全の在り方を議論した。

 乙訓の自然を守る会や乙訓桂川愛護会など4団体でつくる「桂川生物保全ネットワーク」が主催。京滋や大阪、兵庫の各府県から約100人が参加した。

 フォーラムでは5人が、「桂川の将来像」「カヤネズミの生態」「桂川・淀川の植物」「桂川の鮎(あゆ)」「桂川クリーン大作戦」をそれぞれテーマに発表した。

 桂川の将来像では、国土交通省・淀川河川事務所の森川一郎所長が、桂川は過去約50年で計画高水位を11回も超え「安全度が低い」とし河道掘削など治水の必要性を強調した。一方で多様な河川環境を守る観点から、流域住民も参加するワークショップを開き、目指すべき川の在り方を議論している、と話した。

 また、カヤネズミの生態の発表では、全国カヤネズミ・ネットワークの畠佐代子代表が、カヤネズミが特に好むイネ科の高茎植物、オギが桂川河川敷では豊富な点を指摘。「オギ群落の保全と同時に適切な管理も重要」とし、「カヤネズミは生物多様性のある環境の一つの指標にすることが大切」と訴えた。

【 2012年05月21日 10時06分 】

カヤネズミの話 ススキの原の小さな住人
クリエーター情報なし
上毛新聞社

冠水注意へ電光板新設 向日の東小路地下道

2012-05-14 22:37:12 | 水 water
冠水時に注意などを促す電光表示板が新設、運用開始された東小路地下道(向日市上植野町、地下道西側)向日市は梅雨の季節を前に、大雨が降るとしばしば冠水する同市上植野町の東小路地下道(市道)の出入り口付近に、水位に応じて「注意」や「通行止」を知らせる電光表示板2基を新設し、11日に運用を開始した。ほかに三つの市道地下道でも順次、表示板を設け、ドライバーや歩行者に注意を促す。

 市内で大雨などに伴い水没の危険がある地下道は、JR東海道線をくぐって5カ所ある。うち森本町の前田地下道(府道)では、4年前に幼稚園のバスが急激な増水で水没し、園児や教諭ら計8人が一時、車内に閉じ込められる事態も起きた。前田地下道では既に表示板のほか、遮断機も設置されているが、市道は未整備だった。

 表示板は縦約1・3メートル、横約40センチ。冠水時には、地下道内の検知器により、水位が5センチに達すると「冠水注意」、15センチを超すと「冠水通行止」の文字が、点滅しながら表示される。上部には黄色の回転灯も付けられ、水位15センチで点灯する。自動通報システムも導入し、水位5センチと15センチの2段階で職員の携帯電話に連絡が入る。総費用は約500万円。

 表示板は17日に番田地下道(鶏冠井町)でも運用が始まるほか、中ノ池地下道(同)は8月中、さらに一ノ坪地下道(同)は来年度中に設置を予定している。

【 2012年05月12日 11時12分 】



カキツバタ、キショウブが見ごろ 長岡京の八条ケ池

2012-05-14 22:31:18 | 水 water
見ごろを迎えたカキツバタやキショウブ(長岡京市天神・八条ケ池) 緑鮮やかな葉の立ち並ぶ舞台の上、たおやかな紫や黄色の花々が雨の滴をまとい、みずみずしく映える。

 京都府長岡京市天神の八条ケ池で、カキツバタやキショウブが見ごろを迎え、訪れた人たちの目を楽しませている。

 手入れしている市シルバー人材センターの中筋義則さん(68)=同市長岡=によると、カキツバタは約100株、キショウブは300株以上ある。池にはこのほかにもアヤメやコウホネが咲き、5月下旬にはハナショウブが見ごろを迎えるという。

 9日は午前中に雨が降ったりやんだりの不安定な天候だったが、近隣住民や観光客のグループが水辺を訪れ、花をめでていた。京都市右京区から来た野田珠江さん(77)は「雨にぬれた葉がきれい。色彩豊かで見ていて楽しい」と目を細めていた。


【6か月枯れ保証】【球根】カキツバタ 10.5cmポット 【即日発送対応】
クリエーター情報なし
トオヤマグリーン

サントリー、ビール系の工場増強 縮む市場でシェア狙う

2012-04-20 23:06:35 | 水 water
2012年4月20日(金)00:59

 サントリーが、ビール系飲料(ビール、発泡酒、第3のビール)の生産能力を拡大する。全体の市場は縮小しているが、同社は高級ビール「ザ・プレミアム・モルツ」が8年連続で売り上げを伸ばすなど好調で、シェアを広げている。

 サントリーは2013年までに約60億円を投じ、生産能力を11年比で16%増の8千万ケース(1ケース=大瓶20本換算)にする。

 7月までに、サントリー酒類の京都工場(京都府長岡京市)を2500万ケースから100万ケース増やし、武蔵野工場(東京都府中市)を1千万ケースから200万ケース増やす。13年には利根川工場(群馬県千代田町)を中心に設備増強などに50億円を投じる

サントリー ザ・プレミアムモルツ 350ml×24本
クリエーター情報なし
サントリービア&スピリッツ 株式会社

府「水づくり賞」受賞 長岡京の里山再生市民フォーラム

2012-03-22 12:30:33 | 水 water
小田市長(手前)に「京都水づくり賞」の受賞を報告する南代表(左端)らフォーラムのメンバー(長岡京市役所) 西山で森林保護に取り組む市民団体「長岡京市里山再生市民フォーラム」が本年度、水環境の保全活動に取り組む団体や個人をたたえる京都府主催の「京都水づくり賞」を受賞した。表彰式を終えたメンバーが21日、市役所を訪れ、小田豊市長に報告した。

 同フォーラムは2003年に発足し、水源林の皆伐や間伐、自然体験学習の場となる散策道の整備を手がけてきた。

 「京都水づくり賞」は、同年に京都を中心に開かれた「世界水フォーラム」の「京都水宣言」の精神を受け継ごうと府が創設した。本年度の表彰式は20日に京都市上京区の府公館で催された。

 フォーラムのメンバー3人が市役所を訪れ、南紘之代表(71)は「森の再生は50年、100年単位の時間がかかる。美しい山を後世にバトンタッチするために、今後も市の協力をお願いしたい」と話した。

 小田市長は「受賞は本当に喜ばしく、皆さんの実践の成果。市も住民参加のきっかけづくりに努めたい」と応じた。

【 2012年03月22日 11時14分 】

西山森林整備推進協議会

第3回世界水フォーラム 閣僚級国際会議―その概要と成果
クリエーター情報なし
山海堂

西山の森林30年整備へ サントリーが協定

2012-03-20 11:55:11 | 水 water
西山の森林整備に向けて協定書を締結したサントリーホールディングスの上田執行役員(左から2人目)と長岡京市森林組合の春田代表理事(左から3人目)ら=同市調子・サントリー京都ビール工場 小泉川の源流域にあたる長岡京市奥海印寺の森林約60ヘクタールを整備するため、飲料・酒類大手のサントリーホールディングスと森林所有者の代理人である市森林組合は19日、協定を結んだ。サントリーは「天然水の森 きょうと西山」として30年間にわたり間伐などの作業を行い、地下水を蓄える機能を育む。

 ■地下水の源流域を保全

 サントリーは飲料や酒類の製造に使う地下水の保全のため、これまで全国の森林14カ所を天然水の森と位置づけて整備している。新たに整備するのは長岡京市の西山にある広葉樹を中心とした森林で、サントリー京都ビール工場(同市調子)が利用する地下水の源流域にあたる。長らく手入れされず、木が大きく育ち過ぎて水を蓄える能力が弱っているとみられるという。

 サントリーは今後、市や市森林組合、西山森林整備推進協議会と連携しながら、植生を調査して整備方針を定め、作業道づくりや間伐、ナラ枯れ対策、植樹などの活動を進める。

 協定の締結式は、京都ビール工場で行われた。サントリーの上田光能執行役員と森林所有者35人の代理人である市森林組合の春田忠男代表理事が、森林所有者の同意取りまとめに協力した同市の小田豊市長と西山森林整備協の南紘之副会長の立ち会いのもと、土地無償利用許諾契約を取り交わした。

 上田執行役員は「京都ビール工場にとって西山はかけがえのない森。西山の森林整備のモデルとなるような活動を進めたい」と抱負を語り、春田代表理事も「森林所有者と一緒になって整備を進めたい」と協力姿勢を示した。

【 2012年03月20日 11時15分 】

サントリー「天然水の森」 【サポート】 SP-3 (地球環境カードゲーム マイアース シングルカード)
クリエーター情報なし
合同会社マイアース・プロジェクト

水害想定写真生々しく 大山崎町役場で防災パネル展

2012-03-04 15:17:10 | 水 water
水害時の生々しい浸水イメージ写真が掲げられた防災展。住民に備えを促している(大山崎町役場) 東日本大震災の発生から1年を前に、大山崎町役場で防災パネル展が開かれている。水害時に水没する民家の様子など、低地の生々しい被害想定写真もあり、「万一への備え」を呼び掛けている。

 防災意識を高めるため、町と大山崎消防署が企画した。2日間で500ミリの雨が降り桂川が氾濫したとの想定で、イメージ写真を紹介した。大山崎ふるさとセンターの北側は、2階建て住宅が屋根近くまで水没し、新幹線の橋脚の大半も水に浸かっている。下植野集会所の北側も、住宅の1階部分が水没している。

 説明では「全国的にみれば十分に起こりうる雨量」と注意を促し、「要援護者とともに」「徒歩で」と避難時の留意点を記した。東日本大震災で被災した宮城県南三陸町の防災対策庁舎をとらえた写真のほか、燃えにくい素材のカーテンやじゅうたんも展示している。

 訪れた人は水害の大きさに驚き、備えの大切さを再認識した。19日まで。

【 2012年03月04日 13時13分 】

被災地からおくる防災・減災・復旧ノウハウ―水害現場でできたこと、できなかったこと
クリエーター情報なし
ぎょうせい

小泉川すっきり、倒木やごみ清掃 長岡京のNPO

2012-02-17 11:29:53 | 水 water
小泉川沿いに捨てられていたごみを拾い、ロープと滑車で山まで運び上げる参加者(長岡京市奥海印寺) 京都府長岡京市奥海印寺の小泉川上流で16日、NPO法人「京おとくに・街おこしネットワーク」の会員らが清掃に取り組んだ。山道から急斜面を川沿いへ下り、43袋分のごみを集めてロープと滑車を使って運び上げた。

 大雨で流れてきたごみや倒木が砂防ダムの周辺に滞留していたため、西山の自然環境を守ろうと実施した。メンバー15人は西山古道から約15メートル下の川沿いまで、ぬかるむ斜面を下りて活動した。

 100本を超えるペットボトルをはじめ、発泡スチロールや消火器、タイヤ、ヘルメットなど、不法投棄と思われるごみも多数見つけて袋に収めた。間伐して山に置いたままだった木や竹も大量に流れ込んでおり、切り倒して焼却した。

 約5時間かけて精力的に清掃し、参加者は「ずいぶんきれいになった」と喜んでいた。

【 2012年02月17日 10時59分 】

不法投棄はこうしてなくす―実践対策マニュアル (岩波ブックレット)
クリエーター情報なし
岩波書店

ホタル 学んで育てるぞ 神足小で児童ら勉強会

2012-02-15 11:53:24 | 水 water
長岡京市職員からホタルの生態や飼育方法を学ぶ児童たち(長岡京市神足・神足小) 神足小(京都府長岡京市神足)のビオトープでホタルを育てようと、児童を対象にした勉強会が14日に開かれた。校区住民や市民団体の協力で今夏を目標に成虫まで飼育する計画で、子どもたちはホタルの生態や飼育のポイントを学び、夏の夜に光りながら乱舞する場面を思い浮かべていた。

 同小のビオトープは校区住民の手作りで昨年10月に完成した。

 同小のすくすく教室運営会議の代表を務める坂本豊さん(65)=開田=が「ビオトープが生かせるし、環境教育にもなる」とホタルの飼育を発案した。市や市環境の都づくり会議など市民団体が協力することになった。

 勉強会には、児童や協力団体のメンバーら約40人が参加した。市環境政策推進課の職員が、ホタルの生息する環境や飼育の方法、幼虫のえさになるカワニナの養殖方法などを紹介し、子どもたちが熱心に聞き入った。

 勉強会が終わると、子どもたちはさっそく、住民が市内で採集してきたカワニナを観察し、飼育のイメージをふくらませていた。同小5年の川村遼くん(11)=馬場=は「ホタルが光るのを見るのが楽しみ。まずはカワニナをいっぱい育てたい」と話した。

【 2012年02月15日 11時10分 】

だれでもできるホタル復活大作戦―ぼくらの町にホタルがもどってきた
クリエーター情報なし
合同出版

水道施設改善4案を提示 大山崎町、工事費17~12億円

2012-01-19 19:55:04 | 水 water
町から示された4つの改善案について議論する水道事業懇談会の委員(大山崎町役場) 低耐震化率が課題となっている京都府大山崎町の上水道施設について、町は18日に開かれた諮問機関の水道事業懇談会に、改善案を示した。既存施設を維持したまま耐震化を進める案や町営浄水場を全廃して水源を府営水に一本化する案、地下水と府営水の併用など四つの案で、工事費は概算で約17億~12億円と幅がある。

 第1案は、低地にある町営浄水場2カ所や府営水道の送水管を維持したまま改修。「工事費が高い上、施設の多くが低地にあるため、水害時のリスクが高い」としている。

 これに対し第2案は、低地にある浄水場や送水管を全廃する。府営水を引き込む場所を、高台に整備済みの施設に移し、隣に新しい受水池を併設して水を通す。「管理が容易で工事費も安いが、水源が府営水道だけとなり災害時のリスクが高い」としている。

 両案の折衷案となる第3、4案は、地下水をくみ上げて処理する浄水場を1カ所残す。府営水の引き込み場所を高台に移し、新受水池で地下水と混ぜる。廃止する送水管の違いでA、Bに分かれる。いずれも「工事費は高いが、地下水と府営水を確保することで災害時のリスクが軽減される」としている。

 町は2月21日に開かれる次回懇談会に、それぞれの案に工事費を反映させた水道料金の試算を示す。委員は議論を重ねて案を絞り、6月をめどに江下伝明町長に改善策を答申する。

【 2012年01月19日 11時53分 】

水を守りに、森へ: 地下水の持続可能性を求めて (筑摩選書)
クリエーター情報なし
筑摩書房

2012年、日本の農業技術が中国を席巻する 安全でおいしい農産物は日本がつくる

2012-01-14 11:13:05 | 水 water
 日本の農業を中国へ――。今年は日本の栽培技術の中国への移転が活発化しそうだ。

 中国で食の安全性への意識が高まりつつある。その流れを受けて、日本の農業技術で作った低農薬、減農薬の「安全」な農産物を中国市場に広めようという動きが出てきている。 

 シンクタンクの日本総合研究所は2010年末から、日本の優れた農業技術・ノウハウを持つ種苗メーカーや農業法人、植物工場などの中国進出を支援している。

 中国では江蘇省蘇州市の「蘇州太湖国家観光リゾート区管理委員会」、同省張家港市の「張家港市現代農業模範園区管理委員会」と協力関係を築き、日本では三重銀行と協定を結んだ。中国進出に意欲ある三重県の農業・食品関連事業者と中国との橋渡しを行う。

 目指しているのは、日系企業が「中国で生産し、中国で販売する」ことである。これまでの「中国産の安い農産物を日本に輸出する」モデルとは異なる。

 中国では経済成長に伴い富裕層が急増し、付加価値の高い農産物・食品に対するニーズが高まっている。そのニーズが日本の農業活性化につながると期待する。

土壌汚染がある中国では水耕栽培が有効

 日系企業が技術供与する水耕栽培も始まっている。

 水耕栽培メーカーの協和(大阪府高槻市)は2011年5月、上海市松江区に2500平方メートルのガラス温室の中に果菜、葉菜の水耕栽培プラントを立ち上げた。同年11月にはレタス、サラダナ、チンゲンサイ、ミズナなどのサラダ用葉物類の生産をスタート。今後はトマト、キュウリ、パプリカ、メロンなどの栽培を計画している。

 収量は、1000平方メートル当たり大玉トマトでおよそ25トン。種蒔きから収穫まで3週間、露地栽培の3倍のスピードだ。価格は未定だが、上海市で流通する一般の野菜の3~5倍を想定している。

 この事業は、上海市政府参加の国営企業である上海国盛集団との合弁で始められた。主として協和が技術を、中国側が資金を提供する。同社の展示農場には、上海市政府からも関係者が見学に訪れており、関心の強さが伺える。

筆者:姫田 小夏

いつでもレタス!―横着じいさんの超かんたん水耕栽培
クリエーター情報なし
文芸社