最優秀賞に「春の小泉川畔」 長岡京市景観百選

2011-08-11 14:09:46 | 水 water
市景観百選の春編の最優秀賞に選ばれた「春の小泉川畔」 長岡京市まちづくり審議会が10日、市役所で開かれ、市が募集した写真コンテスト「市景観百選」の「春の景観編」の入選作品が決定した。

 コンテストは、市景観条例の施行を受け、市民に景観との調和について考えてもらおうと2009年度から実施し、市内在住・在勤・在学の人を対象に、次世代に引き継ぎたい市内の風景や場所の写真を募集している。秋編と夏編に続いて、春の景観をテーマに、4~6月に撮影された作品を募った。昨年の夏編の倍近くの58点が寄せられた。

 学識経験者や公募の市民ら審議会の委員が審査に当たり、最優秀賞には、同市下海印寺の小泉川沿いの桜や菜の花、こいのぼりなどの景観を活写した石橋忠さん(高台)の「春の小泉川畔」が輝いた。優秀賞には、伊藤健太さん(野添)がボタンの花を撮影した「乙訓寺の春」、小林香菜さん(島本町)が青葉の光明寺を写した「木々育つ」が選ばれた。

 そのほかの入選作品は次の皆さん。

 【努力賞】八木美智夫(一文橋)▽三田英二(長岡)▽林崎直樹(久貝)▽松山俊弘(一文橋)▽浜野正之(緑が丘)▽小森泰男(河陽が丘)▽黄前稔(勝竜寺)

【 2011年08月11日 10時51分 】


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「水道事業」在り方議論 大山崎町「事業懇」初会合

2011-08-11 13:53:00 | 水 water
水道事業の経営改善策や施設の耐震化推進策を議論するために設けられた懇談会の初会合(大山崎町役場) 多額の累積赤字や府内最低水準の耐震化率が課題となっている大山崎町水道事業の在り方を議論する「町水道事業懇談会」の初会合が9日、町役場で開かれた。学識経験者や商工、福祉、女性団体の役員、公募などの委員8人に委嘱状が交付され、正副会長を互選した。

 町水道事業の累積赤字は乙訓系府営水道の導入以降、府営水の購入費負担のため膨らみ、8億8千万円に上る。さらに耐震化率は浄水場と配水池が0%、主要水道管は8%と極端に低く、防災面のリスクも抱えている。

 こうした中、懇談会は経営改善と耐震化推進の両立という難題や、向日市や長岡京市との水道事業広域化について2年間かけて議論し、町に答申する。

 初回は各委員が江下伝明町長から委嘱状を受け取った後、会長に立命館大教授の山田淳委員、副会長に元京都市職員の山本芳弘委員を選んだ。江下町長は「水需要が伸び悩み、増収は見込めない状況だ。今後の町水道の在り方について多角的な観点から意見をいただきたい」と諮問理由を述べた。

 次回の26日には府乙訓浄水場(京都市西京区)と町内の水道施設を視察する。実質的な議論は10月初旬の3回目からとなる。

【 2011年08月10日 11時14分 】

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竹とそうめん、人つなぐ 向日で催し、市民ら味わう

2011-08-08 09:31:13 | 水 water
地元産の竹を150メートルつないだ会場で、流しそうめんを楽しむ市民(向日市・向日神社) 京都府向日市向日町の向日神社一帯で6日、乙訓特産の竹をつないで流しそうめんを楽しむ「7・67絆流素麺(きずなりゅうそうめん)会」などのイベントが開かれ、大人から子どもまで幅広い世代が交流を深めた。

 向日市の市民グループ「まちづくり市民の会」(吉川正一会長)が、市の面積7・67平方キロの数字を冠したイベントを毎年開催している。素麺会は初開催の昨年に続き、企画した。

 市民の会のメンバーが朝から、向日神社の境内から鳥居までの参道で、地元特産の竹をつないで全長150メートルの流しそうめんの装置を設置。昼前から整理券を求めて約500人が並んだ。箸とつゆの入ったコップを手に一列になり、水とそうめんが流されると、歓声を上げてすくいながらほおばった。

 また境内では、市内の遺跡から出土した遺物を展示する「ふれてみよう!わがまちの歴史」も行われた。市埋蔵文化財センターが発掘した長岡京跡の土器など計10点が並び、市民が遺物に実際にさわりながら見学した。センター職員の指導で、古墳時代や平安時代に使われたのと同じつぼや皿を作る体験コーナーもあり、子どもたちが土をこねて整形した土器を持ち帰った。

【 2011年08月07日 13時06分 】

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200mの流しそうめんに挑戦 向日神社一帯で催し

2011-08-06 09:28:23 | 水 water
 京都府向日市の市民グループ「まちづくり市民の会」(吉川正一会長)は6日正午から、同市向日町の向日神社一帯で、流しそうめんを楽しむ「7・67絆流素麺(きずなりゅうそうめん)会」と、市内の遺跡から出土した遺物を展示する「ふれてみよう!わがまちの歴史」を催す。

 市民が交流を深める場をつくり、まちの活性化につなげる狙いで始め、素麺会が今年で2回目、遺物展は3回目。

 素麺会は、向日神社の境内から鳥居までの参道で、市特産の竹を何本もつないで全長約200メートルの流しそうめんに挑戦する。参加は当日先着500人までで、午前11時45分から受け付ける。

 遺物展では、市埋蔵文化財センターの協力を得て、長岡京期の土器を中心に計10点を展示。実際に触れることもできる。ほかに土器作りの体験も。

 いずれも無料。小雨決行。問い合わせは、吉川会長の携帯電話090(8653)4147へ。

【 2011年08月05日 11時51分 】

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水道施設、耐震診断へ 大山崎町会、補正予算を可決

2011-07-31 12:05:55 | 水 water
大山崎町議会は29日、臨時会を開き、耐震化率が府内最低水準にとどまっている町水道施設の耐震診断費570万円を増額した町水道事業会計補正予算案など計4件を可決、承認して閉会した。

 町の主要水道管の耐震化率は4%、水道管以外の施設は0%にとどまっている。今回の耐震診断は浄水場とポンプ場、配水池の建築物計18棟が対象。多くは使用開始から約40年が経過しているが、水道事業会計の収支が悪化しており、これまで耐震工事は行われてこなかった。

 町は本年度に1次診断、来年度に2次診断を行って改修の優先順位を判断し、改修計画をまとめる。この日開かれた予算決算常任委員会で、中村実副町長は「耐震化の方向性を府や乙訓2市に示し、水道事業の健全化や広域化について協議したい」と述べた。

【 2011年07月30日 09時26分 】

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待庵「起こし絵図」で茶の心知る 大山崎の児童ら

2011-07-30 09:03:29 | 水 water
待庵の「起こし絵図」を組み立てる児童(大山崎町・大山崎ふるさとセンター) 「飛び出す設計図を作ってみよう!」と題した工作教室が28日、京都府大山崎町の大山崎ふるさとセンターであった。小学生27人が町内に残る国宝の茶室・待庵の「起こし絵図」を組み立て、2畳の茶室に床の間や次の間が接する造りについて学んだ。

 「夏休み子ども歴史教室」の一環で、千利休が建てた待庵への理解を深めてもらおうと資料館が企画した。

 組み立てれば、現物の20分の1の立体的な茶室が出来上がる、紙製起こし絵図が用意された。児童はまずのりしろを折って台紙に貼り付けた。壁部分にはカッターで切り込みを入れ、梁(はり)に当たる凸部分を差し込んで組み上げた。ボランティアに教わり、子どもたちは一心に集中して細かい作業を続けた。

 最後は外壁に絵の具で色を塗って仕上げた。茶色に緑色を混ぜて薄く塗り、風合いを出す子もいた。完成後は抹茶と茶菓が振る舞われ、笑顔を見せた。

【 2011年07月29日 11時32分 】

待庵―侘数寄の世界
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淡交社

小泉川の生態系を確認 大山崎で「川の学校」

2011-07-25 12:25:16 | 水 water
小泉川の生き物採取を楽しむ親子連れ(大山崎町円明寺)地域の河川環境を調べる「第1回川の学校~川と親しもう」が24日、京都府大山崎町円明寺の小泉川で行われ、子どもたちが、水生生物の採取を通じて自然の大切さを学んだ。

 大山崎町商工会青年部が、府山城うるおい水辺パートナーシップ事業の一環として開催した。例年実施している川の清掃活動に加えて、子どもの環境教育や夏休みの自由研究に役立ててもらうため、専門家を招いて水質や生態系を調べる企画を新たに取り入れた。

 この日は開校式に続き、親子連れ35人が、小泉川の小倉橋近くの親水公園で川沿いのごみ回収に汗を流した。その後、網を手にサンダルやはだしで川に入り、府保健環境研究所(京都市伏見区)の職員の指導で水辺の生き物を探して歩いた。

 参加者は、アメンボやヤゴ、ハゼなどを採取しトレーに集めて名前や大きさを調べた。生息する生物によって水質のレベルが判定できる記録用紙に、確認した昆虫や魚を書き込みながら小泉川の環境を分析した。父親と参加した東朋花さん(9)は「魚がいて水もきれいで気持ちがいい」と楽しそうに網で水面をすくっていた。

【 2011年07月25日 10時14分 】

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全国農村教育協会

井戸掘り、ビオトープや災害時活用 長岡第四小で住民ら

2011-07-23 09:20:49 | 水 water
協力して井戸掘りに取り組む住民ら(長岡京市・長岡第四小)京都府長岡京市友岡の長岡第四小で、地域住民が井戸掘りプロジェクトに取り組んでいる。学校に手作りの井戸を設置して水をくみ上げ、ビオトープや災害時の生活用水などに活用する。専門家の指導の下、協力して作業に汗を流す。

 長岡第四小校区では今年2月、自治会やPTA、総合型地域スポーツクラブなど約30団体が地域コミュニティ協議会を設立し、まちの活性化を目指した事業を展開している。住民の交流をさらに促進しようと、財団法人長岡京水資源対策基金が本年度新設した「地域交流井戸整備活動助成金交付事業」の助成を受け、学校の新たなシンボルとなる井戸の掘削を企画した。

 グラウンドの一角で、住民らが7月中旬から、国内やカンボジアなどで井戸掘り指導の経験がある専門家の手ほどきを受け、やぐらを組んで人力で引き上げた鉄管を落とす「上総(かずさ)掘り」の手法で掘り進め、水脈を探っている。

 井戸の完成後は、学校農園やビオトープなどで水を使ったり、災害時にグラウンドで使用するマンホールトイレや避難所の生活用水などにも活用する計画。井戸掘りには、幅広い世代の約150人が順番に関わるとみられ、住民らは「多くの人が一つのことに取り組むことで、連携を深められれば」と意欲を見せている。

【 2011年07月22日 12時02分 】

手づくり井戸に挑戦!―自分で掘れる打ち抜き井戸
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文葉社

涼求める歓声 万博プールオープン

2011-07-12 08:46:13 | 水 water
流水プールは浮輪に乗った子どもたちであふれた=万博プールガーデン吹田市のエキスポランド跡地にある「万博プールガーデン」が9日、オープンした。3年ぶりに営業を再開した昨年のオープン時の約3倍の約1100人が入場。最高気温が33・7度(大阪市)まで上がり、夏の日差しが照りつける中、水が噴き出すジャングルジムには子どもたちが列をなし、歓声を上げながらすべり台を滑っていた。

 約2万平方メートルの敷地には全長230メートルの流水プールなど三つのプールがある。流水プールを泳いだ茨木市の小学1年津山葵生(あおい)君(6)は「去年は足がプールの底につかなかったけど、背が伸びて今年は浮輪なしで入れた」と笑顔を見せた。

 営業は9月4日まで。料金は4歳~小学生と60歳以上は800円、中学生以上1400円。問い合わせは同ガーデン(06・6877・0383)へ。

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アスペクト

長岡京・クリーン作戦 地域挙げて小畑川清掃

2011-07-08 08:01:40 | 水 water
長岡京市内を南北に流れる小畑川一帯でこのほど、「小畑川クリーン作戦」が行われ、流域の小学校の児童や地域住民が汗を流した。

 身近な自然環境を守ろうと、流域にある4小学校区が毎年、地域を挙げて展開している。6月に長岡第十小校区が実施したのに続き、長岡第七、第八、第九小の児童や各校区の住民ら約1400人がこのほど、一斉清掃に取り組んだ。

 小畑川クリーン作戦が今年で30回目の節目を迎え、府から地域力再生功労者表彰を受けた長岡第九小校区では、清掃活動に先立つ開会式で、ふるさとコミュニティ協議会のメンバーが表彰状を披露。この後、ごみ袋とはさみを持った住民約700人が、堤防沿いや道路などを歩き、空き缶やたばこの吸い殻、雑草などをポリ袋に集め、河川環境美化を実践しながら交流を深めた。

 長岡第九小校区ふるさとコミュニティ協議会顧問の野村和宏さん(73)は「役員やいろんな方の協力で30年続けてこられた。地域の人に少しでも自分たちの川を大切にする意識を持ってもらい、今後も一人でも多くの人に参加してほしい」と話した。

【 2011年07月07日 11時11分 】

地域力再生の政策学―京都モデルの構築に向けて
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プール用ポンチョ、ママが手作り 大山崎で教室

2011-07-02 09:09:57 | 水 water
子どもが遊ぶ傍らで、プール用のポンチョを縫う母親たち(大山崎町・町子育て支援センター)京都府大山崎町円明寺の町子育て支援センターで夏のプール遊びが始まる19日を前に、同センターは子ども用のポンチョの製作教室をこのほど、開いた。親子20組が訪れ、母親たちは近くで子どもを遊ばせながら、持参したバスタオルやゴムを材料にかわいらしいポンチョを縫った。

 マントに似た形のポンチョは、体をふいたり日よけにしたり、風呂上がりに湯冷めを防いだりと、さまざまな使い方ができる。

 参加した母親たちは嶋田睦子所長に教わりながら、バスタオルの一部を切ってフード用にし、据え付けのミシンで本体と縫い合わせた。さらに首回りにゴムを通し、ボタンを付けた。談笑しながら和やかな雰囲気で手を動かし、1時間ほどで仕上げた。

 8カ月の長男と初めてセンターを訪れた主婦村尾恵美さん(28)は「家にある物で作れてよかった。子どもをプールで遊ばせるのが楽しみ」と喜んでいた。

【 2011年07月01日 12時03分 】

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ガス4日ぶり全面復旧

2011-06-26 09:53:29 | 水 water
西京区の洛西ニュータウンと向日、長岡京両市の計約1万5000世帯のガスが供給停止になった事故で、大阪ガスは24日、ガス管からの水の吸い出しと補修作業を完了し、全面復旧したと発表した。この日、発生から4日ぶりにガス供給が再開した住民や商店主らは安堵(あんど)の表情を見せたが、東日本大震災の後でもあり、ライフラインがいとも簡単に断たれる現実を改めて感じ、不安視する声も聞かれた。

 同区大原野のすし店「松よし」は午後2時頃にガスの供給が再開。休業を強いられていたが、すし飯の試し炊きや出汁(だし)を取るなど、25日の営業再開に向けた作業に取りかかり、家族で店を経営する前田雅弥さん(38)はコンロに火を付け、「休業中も常連の方には『店はどう?』と気に掛けてもらっていただけに、ホッとした」と話した。

 冷房が使えなくなり、うちわや扇風機を置いて営業を続けていた同タウン内のコーヒー店では午後1時頃に復旧。店長(48)は「店内はサウナ状態だったので、通常営業できる日が待ち遠しかった」と喜んだ。

 一方、同区内の60歳代の主婦は「原因は、ガス管わきの水道管の腐食と聞いた。被害規模は震災とは比較にならないかもしれないが、生活基盤を守る行政には、事前に対処できることはきちんと進めてほしい」と京都市に注文を付けた。

     ◇

 京都市上下水道局は24日、同タウン内で腐食対策が済んでいない水道管13キロ分について、5年後をめどに更新を終える方針を市議会交通水道消防委員会で明らかにした。また、市内の水道管2539キロ(今年3月末)の更新率は年0・5%(13キロ)にとどまっており、東日本大震災などの災害に備えるため、2013年度以降は、年1%に引き上げることを目指し、経営の合理化などを進めるという。
(2011年6月25日 読売新聞)

モリアオガエル産卵確認 高槻・樫田小観察会実施

2011-06-23 00:17:29 | 水 water
モリアオガエルの卵を観察する高槻市立樫田小学校の児童大阪府高槻市北部の市立樫田小学校近くの池で、府のレッドデータブックで準絶滅危惧種に指定されているモリアオガエルの産卵が確認され、同校児童が観察会を行っている。池では毎年6月に産卵があり、今年は梅雨入りが早かったためか、例年より多い約50個の産卵が確認できたという。

 観察会は全校児童が総合学習の授業などを活用して行い、大きさや色などを調査。「卵がすごく大きい」「オタマジャクシも泳いでいる」など児童は興味津々の様子で観察している。

 今月下旬まで産卵は続くとみられ、同校では今後も観察を継続する予定という。

食玩 チョコエッグ 日本の動物 第4弾 118 モリアオガエル
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きょうの困:続く西京のガス供給停止 学校・病院、商売も直撃 /京都

2011-06-23 00:11:30 | 水 water
京都市西京区の住宅街の市道で起きたガス漏れ事故で、広範囲のガス供給ストップは21日も続き、洛西ニュータウンを中心に市民に困惑が広がった。【花澤茂人、堀智行、古屋敷尚子】
 ◇ボンベやコンロ、配布で対応

 ◆飲食店

 ニュータウン内のショッピングセンターにある鉄板焼き店。ガスが止まった20日は飲み物とアイスクリームしか販売できなかった。21日は店員らがカセットコンロを持ち寄り、うどんや丼ものを販売したが、「主力」のたこ焼き、焼きそばなどの鉄板は稼働できないまま。代表者の平井俊光さん(35)は「大阪ガスから停止を知らせる紙一枚が届いただけ。これからどうなるのか不安だ」と訴えた。

 ◆家庭

 主婦の長渕優子さん(47)は「ガスコンロが使えず、お風呂もわかせない。初めてのことで驚いている」と困惑した様子。「今夜はホットプレートでお好み焼きを作る。数日ならなんとか耐えられますが……」と早期の復旧を望んだ。別の主婦(68)は「ガスは出ないけど、水も電気もある。東日本大震災の被災地を思えば不満は言えない」と話した。

 ◆病院

 洛西シミズ病院は20日の手術3件が中止になり、入院患者の食事のために調理師が亀岡市の関連病院まで出向くなど大きな影響が出た。21日は大阪ガスから代替用ガスボンベ3本が届き、手術が再開。調理もできるようになった。黒田正博事務長は「ガスボンベでとりあえず、通常の体制に戻った」とほっとした様子を見せた。ただ、入院患者の入浴はお湯を節約するなどの対策をとっている。

 ◆大阪ガス

 大阪ガスは夜通しでガス管に入った水の排出作業を続け順次、供給を再開。しかし、全面復旧まであと2日~4日かかりそう。病院や学校の計8カ所に臨時ガスボンベを設置し、家庭用カセットコンロ約1万台を希望世帯に配布している。

 ◆市役所

 水道は復旧したが、今回の事故の原因となった水道管の老朽化に伴う腐食対策には課題を残している。

 30年以上前からさびに強いポリエチレン製の筒で水道管を覆う作業をしているが、総延長2535キロのうち完了したのは約13%(09年度末)。市上水道局は「距離は長いのに予算は限られている。事業費と老朽化のバランスを考えながら進めていく」としている。

ガス供給 全て再開は2~4日

2011-06-21 18:19:24 | 水 water
京都市で20日水道管が破裂して都市ガスの配管に水が流れ込み、周辺のおよそ1万5000世帯でガスが使えなくなったトラブルで大阪ガスは安全が確認されしだい順次ガスの供給を再開する予定ですが、すべての復旧には、あと2日から4日かかるとしており、影響が広がっています。
このトラブルは、京都市西京区で21日水道管が破裂して水が噴き出し、隣にある都市ガスの配管も壊れて水が流れ込んで西京区のほか、京都府の長岡京市、向日市の一部の地域の、あわせておよそ1万5千世帯でガスが使えなくなったものです。
大阪ガスでは、地中に埋まっているガス管から水を抜き取る作業を続けていて、安全が確認された地域から順次、ガスの供給再開を進める予定です。
ただすべての世帯でガスの供給を再開させるにはあと2日から4日かかるということで、住民の生活や、都市ガスを使っている店の営業などに様々な影響が広がっています。
大阪ガスでは急きょ、およそ1万台のカセットコンロを集めて影響を受けている各世帯に貸し出すとともに、給食を調理する必要がある学校や病院などへガスボンベの設置を進めています。
ガスの供給停止の影響で、京都市西京区の百貨店には、調理済みの総菜を買い求める人が大勢訪れています。
京都市西京区の高島屋洛西店では21日午前10時の開店と同時に調理済みの総菜や電子レンジで調理ができる冷凍食品を求めて大勢の客が訪れました。
この店でもガスの供給が止まっていますが急きょ電気で調理できる器具を導入したということで、担当者が天ぷらやフライを揚げていました。
また21日は他の店から運び入れて通常の1点5倍の総菜を用意したということです。
近所から訪れた夫婦は肉じゃがや卵焼きを買い求め、「ガスがないと不便です。売り切れる前にと早めに店に来ました」と話していました。
高島屋洛西店の岡憲史副店長は「急なことで20日はガスを使った調理ができなくなり、売り切れが多く出てしまった。ガスの供給がすべて復旧するまで、他の店とも協力して十分な品数を揃えたい」と話していました。
ガスの供給が止まった京都市西京区の美容室ではお湯が使えないため、予約のあった客に断りの電話をかけたり、髪の毛を切るだけの客を受け入れたりしています。
京都市西京区の美容室、ではお湯が出ないため髪の毛を洗ったり、パーマをかけることができません。店長の家村由里さんは、ガスの供給再開の見通しが立たないとして20日、予約が入っていた15人に、断りの電話をかけたということです。
髪の毛を切るだけの客を受け入れていて、21日は、予約のあった客のうち、お湯が使えるスポーツ施設で事前に髪を洗ってきたという女性が訪れていました。
家村さんは、「ガスが供給されずにお湯が出ないと美容室は何もできなくなります。自宅でお湯が使えないのでシャンプーで髪を洗ってもらえないかという問い合わせもたくさんあり、できるだけ早く復旧してほしい」と話していました。
大阪ガスはガスの供給が止まっている家庭を回り、カセットコンロを貸し出す対応を進めています。21日は大阪ガスの社員が午前10時すぎからカセットコンロを車に積んで地域ごとに手分けをして住宅地を回っています。
社員は、「ご迷惑をおかけします」と各家庭に声をかけながら、コンロを手渡していました。
カセットコンロを受け取った69歳の女性は、「これでようやく温かいものが食べられます。仕方ないとは思いますが、できるだけ早く復旧させてほしい」と話していました。
カセットコンロの貸し出しを希望する人は、「大阪ガスお客様センター」で受け付けていて、電話番号はフリーダイヤルで0120ー8ー94817です。

06月21日 14時20分

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