女性はね130メートル引きずる? 京都、ひき逃げ容疑で男逮捕

2016-09-18 10:01:00 | 政 governing
 京都府長岡京市で12日に死亡ひき逃げ事件があり、向日町署は13日、自動車運転処罰法違反(過失致死)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、京都市山科区大宅御所田町、会社員の男(47)を逮捕した。同署によると、男は「事故を起こした記憶はない」と容疑を否認しているという。

 逮捕容疑は12日午後6時15分ごろ、長岡京市勝竜寺の府道で大型クレーン車を運転中、バイクを運転していた伏見区納所和泉屋、無職檜森万里さん(39)をはねて死亡させ、そのまま逃げた疑い。

 同署によると、檜森さんは約130メートル引きずられたとみられるという。

【 2016年09月13日 12時40分 】

渋滞起きず、有料化に一定効果 京都・長岡京の駐車場

2016-09-11 11:39:00 | 政 governing
 京都府長岡京市が今夏から試験的に始めたジャブジャブ池(同市長法寺)の駐車場有料化が、8月末でいったん終了した。親子で気軽に涼める場所として人気が高い半面、夏休みになると近隣での交通渋滞が深刻になっていた。住民からの苦情を受けた措置で、今年は心配された渋滞は起きず、一定の効果が見られた。

 薄曇りながら、汗が噴き出すほどの蒸し暑さだった8月中旬の午後、ジャブジャブ池には100人近い家族連れが訪れた。子どもは池で水遊びに興じ、大人は木陰で休む。夏休みらしい光景が広がっていた。

 西山公園の一角にあるジャブジャブ池は水深30センチほどと小さな子どもでも安全に水遊びが楽しめる。昨年、家族で楽しめる水遊び場としてインターネットで近畿地区の1位を獲得。今年も関東や四国、九州のナンバーを付けた車が何台も池の駐車場に止まっていた。

 一方、周辺は閑静な住宅地で、狭い道路が多い。そこへ、真夏になると各地から車で訪れる人が増えるため、近隣住民が車の渋滞や騒音に悩まされてきた。昨年夏は来場者が最も多かった7月26日に387台の車が押し寄せた。大半が昼間に集中し、池の駐車場スペースは80台分ほどのため、周辺の道路に渋滞の車の列が連なった。

 近くの女性(61)は「昨年は買い物から帰ってきたら渋滞で車が動かず、なかなか家に着けなかった」と振り返る。

■来年も実施、検証へ

 周辺には駐車場を増設できるような場所がなく、別の対策が必要となる。そこで、市は3年前から来場者に駐車料金についてアンケートを実施し、500円にすれば車の台数が従来の7割程度に抑えられ、渋滞も解消できると見込み、今年初めて試験的に実施した。

 有料日は7~8月の土、日と祝日、お盆に限り、近くの市道で係員が料金を徴収した。7月下旬から8月上旬の休日には300台を超える車が来場した日もあったが、昨年までのような渋滞はなかった。市公園緑地課は「子どもや保護者を送迎するだけの車が多かった」と説明する。渋滞とともに懸念された池周辺の違法駐車もシルバー人材センター職員らの監視が奏功したという。

 夏場の深刻な渋滞を解消し、有料化は一定の成果をあげた。駐車料金の徴収は来夏も行う。市は2年間の来場者数などを検証し、その後も有料化を続けるかを考えるとしているが、「今年の状況を見る限り、再度の無料化は難しいかもしれない」(同課)。市内有数の人気スポットを多くの人に利用してもらうことと、近隣住民の平穏な生活を維持することを両立するために、慎重な判断が求められる。

【 2016年09月07日 11時53分 】

耐震性不足、公共施設閉鎖相次ぐ 京都、「説明ない」批判

2016-08-28 11:27:13 | 政 governing
 高度経済成長期に建てられた公共施設の老朽化が全国的な問題となる中、京都府の乙訓地域でも耐震性を理由とした施設閉鎖が相次いでいる。自治体は「利用者の命を守るための判断」とするが、事前のPRが十分でないため利用者からは戸惑う声も聞かれる。

 施設閉鎖が相次ぐ背景には、国が本年度中に公共施設などのあり方を検討する管理計画策定を各自治体に求めていることがある。高度成長期の多くの施設が更新時期を迎えているが、建て替えや改修には多額の費用がかかり、計画策定を機に閉鎖に踏み切る自治体が増えている。

 こうした中、利用者に十分な説明を果たさないまま公共施設を閉鎖する事例が各地で問題化している。

 大山崎町では5月に町立中央公民館の一部が耐震性を理由に閉鎖された。「経緯の説明はなく、あまりに急」「丁寧にアナウンスできなかったのか」。町役場で今月上旬、山本圭一町長に説明を求める署名を提出した若い母親らが訴えた。町の子育て支援センター「ゆめほっぺ」は同公民館を活動の場としていたが、閉鎖に伴い、プールや砂場がない町保健センターに移った。

 町関係者によると、公民館の耐震診断結果は昨年3月に出ていたが、町は結果を公表せず、5月に耐震診断結果と閉鎖を伝えた。利用者の不信を招いたことに、山本町長は「町民への情報の伝え方は問題だったかもしれない」と話した。

 向日市では市民会館・中央公民館(同市寺戸町)が4月1日から閉館した。耐震診断で危険との結果が出た2月以降、市は各登録団体に文書で閉館を通知した。現在は別の公民館などで活動している松田加津江さん(70)は「急に閉館方針を伝えられ、驚いた。耐震診断をしていたことも知らなかった」とし「せめて閉館後の方針を決めてから通知してくれれば」と困惑する。

 長岡京市内には現在、本年度中に閉鎖される公共施設はないが、市は今後、施設ごとの方針を定める計画を策定予定。市は「利用者への通知は万全にしたい」とする。

 公共施設は地域の活気を生み出す拠点となる。閉鎖にあたっては利用者の理解を得られるよう検討段階から過程を積極的に公開し、今後の方針も早期に示す必要がある。

【 2016年08月24日 11時01分 】

児童ら議会を体験、市議と対話も 京都・長岡京市で親子ツアー

2016-07-31 19:22:22 | 政 governing
 議会の仕組みや議員の仕事について学ぶ「親子議場体験ツアー」が28日、京都府長岡京市開田1丁目の市議会議事堂で開かれた。小学4~6年生と保護者が、模擬の本会議を体験し、市の将来などについて市議と話し合った。

 子どもたちに議会を身近に感じてもらおうと、1月に続いて2回目の開催となり、20人が参加した。

 親子たちは、議場で議会の仕組みや役割について学んだ。その後、児童が小学校建て替え工事を議題として本会議に挑戦。議員や市長などの役になり、提案説明や賛成討論、採決などを体験した。

 市議との対話では子どもから「議会は最長で何時間開かれたことがあるか」と質問され、市議が「夜の12時近くまで本会議が開かれたこともある」と回答。まちづくりの議論では児童が奥海印寺地区に公園が増えていることを指摘し、市議が「高速道路の高架下の空間を有効活用しているから」と答えた。

 本会議で市長役を務めた長法寺小5年の吉田耀(ひかり)さん(11)は「思ったより難しかった。議会の仕組みがよく分かり、面白かった」と話した。

【 2016年07月29日 10時54分 】

中学校給食、中小の親子方式で先行実施 京都・長岡京市

2016-07-31 19:18:44 | 政 governing
 京都府長岡京市は26日、2018年中に開始を目指す中学校給食について、長岡第二中と長岡第十小の親子方式で先行実施する方針を明らかにした。長岡第四中は近隣に調理できる小学校がないため校内で調理する自校方式とする。配膳方式は4校とも食缶方式とする方向で進める。

 26日夜に市役所で開かれた総合教育会議で提示された。長岡中は長岡第六小で、長岡第三中は長岡第八小でそれぞれ給食を作ってもらい、提供を受ける。

 実施時期は18年中に長岡第二中でスタートした後、19年1月に長岡第四中、19年4月に長岡第三中、19年度内に長岡中で始める予定。ただ小学校の給食室増改築には府の建築審査会の許可などが必要で、実施が遅れる可能性もある。

 配膳方式は当初、ご飯やおかずをそれぞれふた付きの食器に盛る弁当箱型方式を検討していた。だが、大容量の容器に料理を入れて教室で各生徒に分配する食缶方式でも、工夫次第で学校運営への影響を抑えられると判断した。

 中小路健吾市長は「敷地や建築規制、学校現場への影響など問題があるが、教委と市長部局が議論し最善の案だと考えている」と述べた。出席した市PTA連絡協議会役員や中学校長からは「実施できる中学校から、早く実施してほしい」「学校現場の細かな意見を聞く機会を設けて欲しい」といった意見が出された。

【 2016年07月28日 12時06分 】

ネタは新鮮!? 回る防犯PR皿 京都・向日町署が実施

2016-07-24 10:04:35 | 政 governing
 京都府向日市上植野町の回転ずし店の回転レーンに特殊詐欺や交通事故防止を訴えるPR皿が19日、お目見えした。向日町署が老若男女の集まる場所で効果的にアピールしようと店側の協力を得て実現した。京都府警初の試みという。

 店は「喜楽 京都一文橋店」で、PR皿は計9種類ある。皿の上には、振り込め詐欺警戒への呼び掛けや夜間事故防止用の反射材着用などを記したパネルが乗り、マグロやエビなど本物のすし皿の間に置かれている。すしを選ぶ間に文言に見入る客もいるという。紙屋英明店長(26)は「幅広い客層が来るので少しでも犯罪防止につながれば」と話した。

 同署生活安全課は「管内の犯罪情勢に応じて『ネタ』となる啓発内容を変えていく」としている。警察のPR皿は当面の間、続ける予定という。

【 2016年07月20日 10時10分 】

ごみ収集、アプリで確認 京都・長岡京市が運用開始

2016-07-03 15:42:35 | 政 governing
 京都府長岡京市は1日、ごみの収集日や出し方、分別方法などが分かるスマートフォン用アプリの運用を始めた。スマホにダウンロードして住所地を入力すると、収集前日と当日に音で知らせてくれる機能もある。

 トップページには週のカレンダーがあり、可燃や資源など、どのごみを収集する日なのかがイラストで分かる。月ごとのカレンダーで収集日を表示するページもある。

 このほか、ごみの種類が可燃なのか資源なのかが分かる分別辞典や、どのようにして収集場所に出せばいいのかを解説するコーナーを設けた。

 ダウンロードは、アプリストアで「長岡京市 ごみ」で検索する。

【 2016年07月02日 15時00分 】

家電・タイヤの不法投棄撲滅、道遠く 京都・長岡京

2016-06-19 07:01:10 | 政 governing
 家電製品などの不法投棄が地域で相次ぐ現状を受け、京都府長岡京市はこのほど、本年度の第1回対策会議とパトロールを行った。担当部署の職員らが投棄現場を視察するとともに、抜本対策検討を本格化させるが、撲滅への道のりは険しそうだ。

 同市で昨年度、不法投棄されたテレビや冷蔵庫、パソコンなど家電製品の回収は計121台に上り、一昨年度から3倍近く増加。大半がブラウン管テレビで、市は昨年3月にケーブルテレビのデジタルとアナログ変換サービスが終了した影響が大きいとみている。本年度も4月だけで13台が回収され、昨年度と同水準の量になる恐れがある。

 パトロールには市職員と向日町署員の計17人が参加。不法投棄が多い同市勝竜寺の新幹線高架下に赴いた。近くの小川にタイヤ4本が捨てられていた。周辺は街灯や民家がなく、夜間は真っ暗で人通りもほとんどない。参加者は「投棄しやすいから車で捨てに来るのだろう」と話した。

 この後に開かれた対策会議では、昨年度に実施したパトロールなどの報告や本年度の事業計画が示された。講演した向日町署生活安全課の泉谷浩課長が「よく捨てられている場所に防犯カメラを設置することも検討してほしい」と要望した。

【 2016年06月15日 10時58分 】

18歳、選挙へ関心高め 京都・長岡京選管が出前授業

2016-06-14 16:34:34 | 政 governing
 22日公示の参院選(7月10日投開票)から選挙権年齢が18歳以上に引き下げられることを受け、京都府長岡京市選挙管理委員会はこのほど、同市友岡1丁目の乙訓高で、選挙に関する出前授業を行った。3年生に選挙の仕組みを講義し、投票を呼び掛けた。生徒らも主権者としての自覚を深めた。

 3年生240人のうち、半数近くが参院選で投票できるようになる。授業では、市選管職員が投票所での流れや期日前投票、不在者投票などについて説明。17歳以下は選挙運動ができないことなど、公職選挙法で禁止されている項目も紹介し、注意を促した。

 生徒たちは、財政・税金や子育て、国際問題など参院選で争点になりそうな事項を隣の人と話し合い、社会の課題について関心を高めた。

 最後に職員が「選挙権があれば投票に行くか」と問い掛けると、ほぼ全ての生徒が「行く」を意味する赤い紙を掲げ、間近に迫った選挙へ思いをはせていた。

【 2016年06月10日 11時58分 】

交通安全俳句や川柳募集へ 京都・長岡京

2016-05-22 14:43:34 | 政 governing
 京都府長岡京市と市教育委員会はこのほど、小学校交通安全指導者研修会を開いた。本年度から、5年生を対象に交通安全をテーマにした俳句や川柳を募ることを明らかにし、取り組みを通じて事故防止の意識を高めてもらう。

 交通安全教育支援の一環として実施、市内10小学校の安全担当の教員が出席した。

 研修会では、市交通政策課の担当者が新規事業を説明。募集する俳句や川柳は各校で交通安全教室を開催後、学んだことを表現してもらう。集まった作品の中から優秀作を4点まで選び、交通安全運動などで配布するティッシュに掲載するほか、市民向けの標語にも使う。

 市教委からは、小学生が関係する昨年度の交通事故件数などが報告された。事故原因の大半が帰宅後の自転車運転中といい、学校教育課の担当者は、保護者と連携して児童に交通安全の意識を持たせることの大切さを強調した。

【 2016年05月18日 10時50分 】

古代にも左側通行や右折禁止 ポンペイや長岡京交通事情

2016-04-24 11:41:50 | 政 governing
 古代ローマの港湾都市ポンペイと長岡京の交通事情を考える講座が23日、京都府長岡京市天神4丁目の市中央公民館で開かれた。古代に栄えた二つの都市に残された石畳の道や側溝跡を基に、元向日市埋蔵文化財センター長の山中章さんが講義した。

 地元の歴史などについて理解を深めてもらおうと、長岡京歴史散策の会が主催。乙訓地域の住民ら約20人が聞き入った。

 ポンペイは、1世紀に火山の大噴火で消滅した。山中さんは、遺跡の石畳に残るわだちを詳細に調べた結果、左側通行だったと指摘。左折や右折専用の交差点もあったことを紹介した。

 一方、784年に遷都された長岡京も、側溝跡の状況から通りに序列があり、沿道に支配者階級の邸宅や行政機関がある通りほど優先順位が高いことなどを示した。山中さんは「両都市の道路事情を見ると、はるか昔の都市に現代にも通じる交通政策があったと考えられる」と話した。

【 2016年04月24日 10時58分 】

感応式信号で事故多発 京都・長岡京、青短く駆け込み

2016-04-17 16:23:33 | 政 governing
京都府長岡京市今里の「今里交差点」で交通事故が多発している。車両を感知して信号が数秒間、青に変わる「感応式信号」が設置されているが、駆け込みや信号無視の要因ともなっており、向日町署が注意を呼び掛けている。
 五つの道が交わる同交差点では、北進する車に対する信号機が感応式となっている。通常は赤色のままだが、停止線に車が止まるとこれを感知して青色に変わる。青色の秒数は8秒、車2台がぎりぎり通過できる短い秒数で、3台目以降の後続車が速度を上げて駆け込む様子が時折、見られた。近くに住む主婦(28)は「感応式信号の青色の時間が短いことは、地元のドライバーなら知っている。一度タイミングを逃すとかなり待たされるので速度を上げる気持ちも分かる」と話した。
 また、感応式信号が赤色に戻った直後は五つ全ての信号が約4秒間赤色の状態となる。運転者にとっては「信号無視をしても誰も通らない」という油断が芽生えやすいという。
 同交差点では昨年、前年よりも4件多い、計10件の交通事故があった。うち9件が、感応式信号を見て車が通過する交差点南側で起きた。今年は2月末までに2件あり、うち1件は死亡事故だった。
 死亡事故は2月19日午後1時ごろ発生。感応式信号に従って同交差点を北進していた車と、対向方向から信号無視をして右折した電動アシスト自転車が衝突。自転車に乗っていた女性は病院に搬送されたが、亡くなった。
 向日町署員や市、ボランティアなどが先ごろ、死亡事故の発生時刻に合わせて啓発活動を実施。また、同署が府警本部や長岡京市の担当者らと現場診断を行い、注意喚起の看板設置や感応式信号が青色になる時間を13秒に延ばすことなどを決めた。同署交通課の衣笠巧課長は「自分が信号を守っていても、事故に遭わないとは言い切れない。運転中は、自転車も車も安全確認を徹底してほしい」と話した。
2016年04月14日 12時00分配信

収賄事件、事実関係把握から 京都・長岡京市有識者会議

2016-03-28 15:03:30 | 政 governing
 京都府長岡京市の水道施設課長補佐が収賄容疑で逮捕・起訴された事件を受け、大学教授や弁護士らでつくる市の改革検討外部有識者会議が25日、市役所で初会合を開いた。市の調査委員会から事件の経過や起訴内容などの報告を受けた。

 座長に同志社大政策学部の太田肇教授(組織論)を選出。会議では、市調査委員長の土家篤副市長が、事件のあらましや初公判の内容、さらに裁判中のために事実関係の把握が進んでいないことを報告した。

 委員の1人は「事実が分からないではどうしようもない」と指摘し、今後の公判も傍聴し、情報収集するよう求めた。また、贈賄罪で罰金の略式命令を受けた機動建設工業次長への接触を提案、土家副市長は「証人尋問が終わったらやってみようと思う」と応じた。

 市は、課長補佐の逮捕直後に調査委を設置。今月22日には再発防止策づくりを目指して中小路健吾市長を座長とする改革検討会議を立ち上げた。外部有識者会議は5人で構成、調査委から報告された事件や公判内容を踏まえ、改革検討会議が示す再発防止策の案の中身について助言を行う。

【 2016年03月26日 11時39分 】

汚職再発防止へ改革会議 京都・長岡京市

2016-03-28 14:56:40 | 政 governing
 京都府長岡京市の水道施設課長補佐が収賄容疑で逮捕・起訴された事件を受け、同市は22日、中小路健吾市長を座長とする改革検討会議の初会合を開いた。再発防止策をつくるため市幹部職員らで構成。初回は、事件の経緯や2月に開かれた初公判の内容などを確認した。

 会議の冒頭、中小路市長は「(起訴内容などを受け)職員と業者に頻繁な接触があったのは事実と受け止めている。組織として抑止できなかったのかがポイントだと考えている」と話し、組織風土の改革に意欲を示した。

 続いて、土家篤副市長が事件の概要や初公判での検察の冒頭陳述要旨などを報告。委員からは、高田登美男市監査委員事務局長が、小さな問題の積み重ねが重大な事案につながるとして、「小さな事柄を見逃さないようチェックするにはどうすればいいか、監査委員と一緒に考えたい」と述べた。

 25日には、再発防止策について市改革検討会議に助言するため、大学教授や弁護士らでつくる外部有識者会議も初会合を開く。

【 2016年03月23日 09時46分 】

当初予算4年ぶり可決へ 京都・大山崎町議会

2016-03-20 08:07:35 | 政 governing
 京都府大山崎町議会の3月定例会は16日、予算決算常任委員会を開き、2016年度一般会計当初予算案を賛成多数で可決した。22日の最終本会議でも可決される見通し。

 委員会では13年度から3年連続で一般会計当初予算案が否決されていた。採決では、大山崎クラブ、公明党、光会の5人が賛成、共産党の3人が反対、1人会派ののぞみが留保に回った。

 賛成討論では、前川光町議(光会)が「借金が増え続けて財政は危機的だが、的を絞った新事業は必要。今後に期待を込めて賛成する」と述べ、反対討論では、朝子直美町議(共産党)が「観光施策推進を否定するわけではないが、住民の暮らしに対する要求に沿っているとは言えない」と話した。

 このほか、16年度水道事業会計予算案や介護保険事業特別会計予算案など計8議案が可決された。