選挙啓発に優良活動賞 京都・長岡京の学生委員

2015-03-19 15:57:45 | 政 governing
 京都府長岡京市明るい選挙推進協議会(明推協)の青年部会に所属している大学生委員の選挙啓発活動が、本年度の全国明るい選挙推進協会の優良活動賞を受賞した。有権者に選挙に関心を持ち、投票に行ってもらうため、若者目線で企画したメッセージボードの撮影やCM制作などが評価を受けた。

■若者目線の企画評価

 市明推協には2012年度から大学生の青年委員が所属している。本年度からは青年委員のみで構成する青年部会を立ち上げ、若い世代に選挙の大切さを伝えることを中心に企画会議を行っている。

 青年部会は、情報発信の方法としてフェイスブックを活用しているほか、「こんな素敵な長岡京市にしたい」というテーマで市民にメッセージを書いてもらったり、成人式で新成人の恩師のビデオメッセージを流したりする活動を実施。市選挙管理委員会と共同で、市内の小学6年生を対象にした出前授業も行っている。

 また、1月に行われた市長選の際には、ポスターのモデルとなり投票を呼び掛けた。

 表彰式は2月下旬に東京都内で行われた。青年部会は、大学4年の委員4人が卒業に伴い抜けるが、新たに4~5人が加わることになっており、来年度当初は6~7人で活動を始めるという。

 市明推協事務局は「来年度も新しいことをどんどん行っていきたい」としている。

【 2015年03月19日 11時37分 】

大学生が投票呼び掛け 京都・長岡京市長選

2015-01-12 20:16:00 | 政 governing

投票率を向上させたい-。京都府長岡京市の大学生が選挙の投票を呼び掛ける活動を続けている。まちの理想像を市民に書いてもらったり、CMを作ったりと、若者目線で企画を立案。市長選と市議補選の投票日(11日)を伝えるポスターのモデルにもなり、選挙を身近に感じてほしいと訴えている。

 市明るい選挙推進協議会青年部会の大学生6人。市選挙管理委員会と連携し、昨年6月から活動を始めた。

 まちの理想像を聞く取り組みは「こんな素敵な長岡京市にしたい」をテーマに実施。長岡天満宮やJR長岡京駅前、市役所前などで市民にメッセージを記入してもらった。

 「子供の笑顔がいっぱいの市に」「ベビーカーのタイヤがひっかからないようになったら」「バスの本数をもっとふやしてほしい」といった思いが寄せられ、実現する方法の一つとして選挙があることを伝えた。交流サイト「フェイスブック」にも掲載している。

 長岡京の未来と選挙について考えようと呼びかけるCM制作は西山で行った。先月29日には大阪大4年の荒木智香子さん(22)=天神、同4年の津田茉莉さん(22)=下海印寺、関西学院大4年の山本理奈さん(22)=長法寺、立命館大3年の浦川耕太郎さん(21)=勝竜寺=の4人が市役所に集まり、映像を見ながら、より良い作品にするためのアイデアを出し合った。CMは本年度中の公開を目指す。

 また、西山では市長選と市議補選のポスター用写真も撮影。学生たちは市街地を望む場所に立ち、投票日「1・11」を表現するポーズをとった。「行くぞ。投票!」という言葉を添えたポスター500枚は市内の公共施設などに掲示している。

 学生たちは市長選と市議補選で投票所の立会人も務める予定。新しいリーダーを決める日を迎え、「みんなが選挙に参加するまち」にと願う。


京都・長岡京市議補選告示 新人4人が立候補

2015-01-09 08:39:08 | 政 governing

 京都府長岡京市議補選(欠員2)が4日告示され、共産の住田初恵氏(65)、無所属の中小路貴司氏(52)=自民推薦=、維新の増田真知宇氏(38)、無所属の大山治寿氏(40)=連合京都推薦=の新人4人が立候補した。

 一昨年10月の市議選後、市議1人が死去し、別の市議1人が今春の府議選に立候補するため辞職したことに伴い、欠員が生じた。

 この日告示された市長選と同じ11日に投開票される。

【 2015年01月04日 21時50分 】


京都・長岡京市長選告示 新人3人が立候補

2015-01-09 08:37:48 | 政 governing

 任期満了に伴う京都府長岡京市長選が4日告示され、前市議会議長の冨岡浩史氏(53)=自民、公明推薦=、前京都府議の中小路健吾氏(41)=連 合京都推薦=、声楽家の中平一二三氏(60)=共産推薦=の3人が、いずれも無所属で立候補した。京都府内で今年最初の選挙で、市議補選も同日告示され、 今春の統一地方選も見据えた選挙戦が幕を開けた。

 三つどもえの市長選は8年ぶり。3期12年間、市政を担った小田豊市長(70)の後任を決める選挙となる。少子高齢化や今後の人口減少を踏まえ、福祉の充実や子育て支援、都市基盤整備などについて論戦を展開する。

 冨岡候補は災害に強いまちづくりや観光振興、産業活性化、健康長寿などを訴える。

 中小路候補は公共施設の集約化や医療充実、阪急長岡天神駅周辺の整備などを掲げる。

 中平候補は戦争と原発再稼働に反対し、中学校給食の実現、路線バス充実を主張する。

 投票は11日で、即日開票される。期日前投票は5~10日の午前8時半~午後8時に市役所で行われる。有権者数は3日現在で、6万4767人(男性3万1136人、女性3万3631人)。

【 2015年01月04日 21時40分 】


小田市長「職責果たせ感謝」 京都・長岡京市議会で退任あいさつ

2014-12-19 14:11:10 | 政 governing

 今期限りで退任する京都府長岡京市の小田豊市長は18日、12月定例市議会の最終本会議であいさつし、市民や市議、職員に感謝の言葉を述べた。 「生まれ育ったまちを、我が子を育てるがごとく、大切に育んだという自負が私の誇り」と話し、市政のかじを取った3期12年間を振り返った。

 1月17日に任期満了を迎える小田市長は、市議に向け「数々の意見や提言をいただき、時には論戦も交わした。市政発展と市民の幸せのため、常に緊張感を持って対応した」と感慨深げに語った。

  また、JR長岡京駅西口の再開発や阪急西山天王山駅の開業、恵解山古墳公園の完成、環境都市宣言の制定など、2003年1月に初当選してから進めてきたま ちづくりを紹介。その上で「職員の流す汗、8万市民の温かい理解と支えによって市長の職責を最後まで果たすことができた」と感謝した。

 最後に長岡京市とゆかりの深い細川幽斎の和歌を引用し、「伝統の上に創造を、秩序の中に進歩を積み重ね、さらなる発展を遂げてほしい」と述べた。

 議場の傍聴席には約80人が詰めかけ、立ち見する市民もいた。小田市長のあいさつが終わると、大きな拍手が送られた。

【 2014年12月19日 09時26分 】


交通案内サイン、選挙啓発に活用 京都・長岡京市選管

2014-12-15 16:35:43 | 政 governing

 衆院選の投開票日(14日)が迫り、京都府長岡京市選挙管理委員会が有権者に投開票を呼び掛ける掲示を、同市の阪急西山天王山駅近くで行っている。

 寄付を受けて11月に設置した交通誘導・案内サイン(縦3・8メートル、横2・2メートル)を活用し、防水加工した垂れ幕を掲げた。投票所をイメージした写真に、「投票所で待ってます…。」というメッセージを添えている。

 このサインは普段、観光客らを同駅前の市営駐車場に誘導し、長岡京ガラシャ祭や市内の観光名所をPRするために使っている。

 今回の掲示は衆院選投開票日まで行う。来年初めの市長選・市議補選でも掲げて投票を呼び掛ける予定にしている。

【 2014年12月11日 10時00分 】

 

交通案内サイン、選挙啓発に活用 京都・長岡京市選管

2014-12-12 10:27:24 | 政 governing

 衆院選の投開票日(14日)が迫り、京都府長岡京市選挙管理委員会が有権者に投開票を呼び掛ける掲示を、同市の阪急西山天王山駅近くで行っている。

 寄付を受けて11月に設置した交通誘導・案内サイン(縦3・8メートル、横2・2メートル)を活用し、防水加工した垂れ幕を掲げた。投票所をイメージした写真に、「投票所で待ってます…。」というメッセージを添えている。

 このサインは普段、観光客らを同駅前の市営駐車場に誘導し、長岡京ガラシャ祭や市内の観光名所をPRするために使っている。

 今回の掲示は衆院選投開票日まで行う。来年初めの市長選・市議補選でも掲げて投票を呼び掛ける予定にしている。

【 2014年12月11日 10時00分 】


姉妹都市職員が実地研修 京都・長岡京で伊豆の国市

2014-10-27 09:35:36 | 政 governing

 京都府長岡京市の姉妹都市となっている静岡県伊豆の国市の職員3人が、人事交流で長岡京市役所に着任し、実地研修を積んでいる。福祉や土木、教育関係の現場で同市の取り組みを学んだり、情報交換したりしている。

 両市の人事交流は2011年度から開始。今年は20~24日までの日程で、伊豆の国市から健康づくり課の加藤茜さん(36)、建設課の前田明秀さん(32)、社会教育課から渡邉直樹さん(39)が着任した。長岡京市も職員3人を派遣している。

 保健師の加藤さんは福祉分野の研修を受け、23日は市立保健センター(同市今里)で開かれた両親教室に参加した。妊婦ら約20人と一緒に歯科衛生士による虫歯予防の話を聞き、歯垢チェックのための水とコップを配る業務などを行った。

 加藤さんは「参考になる事業のやり方を伊豆の国市の職員にも伝え、今後も長岡京市の方と交流を続けていきたい」と話した。

 前田さんと渡邉さんも阪急西山天王山駅を視察したり、長岡第七小グラウンドの芝生化について理解を深めたりした。

 3人は24日午前の研修を受けた後、伊豆の国市へ帰任する予定。

【 2014年10月24日 11時58分 】


姉妹都市30年交流深める 京都・向日市とサラトガ市

2014-10-23 11:13:30 | 政 governing

 京都府向日市は21日、米カリフォルニア州サラトガ市との姉妹都市盟約締結30周年を記念した式典を同市寺戸町の市民会館で開いた。両市からの参加者はスピーチに際して互いに相手国の言語であいさつするなど終始親密な雰囲気のなかで交流を深めた。

 向日市出身の建築家・故安井清さんがサラトガ市の日本庭園「箱根ガーデン」の改修に携わったことをきっかけに1984年に両市は姉妹都市盟約に調印した。

  式典では久嶋務市長が身ぶりを交えて「長岡京遷都1230年と同時に30周年を迎えてうれしい。今後も関係を深めたい」と英語で感謝の念を伝え、参加者か ら拍手を受けた。一方、サラトガのアン・ウォルトンスミス市長代理は姉妹都市盟約が結ばれるまでの経緯を振り返り「こんなに長く続くのは特別だ」と感慨深 げにあいさつした。記念品として羽子板と写真立てを交換した。その後、参加者は近くの向日神社や朝堂院公園を観光した。

【 2014年10月22日 09時21分 】


若き手腕に期待 京都・大山崎町長に山本さん

2014-10-23 11:09:37 | 政 governing

 有権者は41歳の若い候補者に未来を託した。19日に投開票された大山崎町長選。「心のふれあう町民の会」が推す前町議会議長の山本圭一氏 (41)=自民、公明、民主、連合京都推薦=が、前町議の堀内康吉氏(64)=共産推薦=と環境団体代表の竹内碩氏(72)を振り切り、初当選を果たし た。「共産町政に二度と戻さない」を合言葉に組織力を発揮し、自民推薦候補として12年ぶりの勝利をもぎ取った。町議選では自民公認・推薦の4人全員が当 選し、最大会派となった。

 山本さんの選挙事務所に当確の一報が伝わると、支持者らの歓喜の輪が広がった。山本さんは「国や府、近隣市と一緒に山積する課題に立ち向かいたい」と熱っぽく語った。

 2期務めた町議時代は、苦しみの連続だった。自民党の推薦を受けて初当選したが、町長選は共産党の推薦候補が勝利し、素直に喜べなかった。政治のどろどろした世界に嫌気がさし、辞めたいと思ったことも何度かあった。

 そんな折、自民会派から町長選の候補者を出そうという話になり、山本さんに白羽の矢が立った。だが、立候補が決まった後も不安がつきまとった。議会に対する愛着と、町長になることへの重圧があった。

 背中を押してくれたのは、妻の衣里さん(42)の一言だった。「高校の時、いつか町長になるって言ってたね」。告示前、自宅でそう言われ、ふと初心を思い出した。「爽やかで、人を思いやる政治家になりたい」。迷いは消えた。

 「誰とでも本音で対話したい」と常々語る。周囲からは「人を信用し過ぎ」「頼りない」との声も漏れるが、「大山崎町を良くするため、町民の心を一つにする」。強い決意で新しい町政を見据えている。

【 2014年10月20日 10時50分 】


10月からバス試験運行、利用状況を調査 京都・大山崎町

2014-09-18 10:47:06 | 政 governing

 京都府大山崎町は、町民の補完的な移動手段を検討するため、10月からバスの試験走行を始める。マイクロバス1台を1カ月間走らせ、町役場や中央公民館などの利用者が無料で乗降できるようにする。利用状況を調べた上で、今後の交通施策に生かしていく。

 本年度一般会計補正予算案に、バスのレンタル費用や運転手の人件費など110万円を計上した。

 公共交通の改善を検討する「町地域公共交通会議」は2月に、長寿苑の送迎バス「うぐいす号」を町民の足として活用する案をまとめていた。

 マイクロバスは28人乗り。走行ルートはいずれも長寿苑を発着点に、大山崎コース(鏡田中央公園前、阪急大山崎駅前、JR山崎駅前など)、下植野コース(第3保育所前、府道五条本交差点東側など)、円明寺コース(山崎聖天登山口南側、第二大山崎小東側など)。

 走行ルートは現在の「うぐいす号」と同じだが、各コース1日3便を4便程度に増やす。試験走行の間は「うぐいす号」を使用せず、長寿苑利用者らを含めてマイクロバスを利用できるようにする。

 町政策総務課は「バスへのニーズがどれくらいあるのかを調べ、来年度以降の施策に生かしていきたい」としている。

【 2014年09月14日 10時10分 】


4社が同一施設落札 京都・大山崎町発注の清掃業務

2014-09-11 12:13:23 | 政 governing

 京都府大山崎町が発注している町役場など4施設の清掃業務委託入札で、参加業者8社のうち4社が少なくとも5年間にわたり、それぞれ同一施設の業 務を落札していたことが、京都新聞社の調べで分かった。1社が予定価格をわずかに下回る価格で落札し、ほかの7社は予定価格で応札しているケースが大半 だった。談合か否かの調査について町は「業者から聞き取りは行わない」としている。

 4施設は役場、中央公民館、体育館、大山崎ふるさとセンターで、発注側の町が参加業者を指名する指名競争入札の方式で落札業者を決めている。

 町の競争入札結果報告書などによると、2010年からの5年間の参加業者は、同町と長岡京市、京都市に事業所を置く8社。

 計20回の入札のうち18回で、落札業者以外の7社が予定価格と同額で応札し、1社のみわずかに下回る額で落札していた。各施設の落札業者は1例を除きすべて同じ業者だった。

 落札額は115万5千円~53万円で、予定価格に占める割合は97%を超える。中には99・7%と極めて高率のケースもあった。

 町政策総務課は「入札の主体は業者であり、談合情報などが寄せられていない以上、業者への聞き取りは行わない」としている。

■業者は談合を否定

 大山崎町役場などの清掃業務委託に関する町の指名競争入札に8社が参加しながら、毎年同じ業者が落札している。異例の事態の背景に何があるのか。

 中央公民館の清掃業務を毎年落札している町内の業者は、公民館以外は予定価格で応札している。同社は「地元業者である以上、1つは落札したい思いがある。受注しても赤字で金銭的なメリットはない」と談合を否定する。

 同社によると、20年以上前から公民館の清掃業務を請け負っており、随意契約から競争入札に代わって以降も継続しているという。他社が落札しない理由については「分からない」とする。

 一方、大半を予定価格で応札している別の業者は「清掃が本業ではないため、落札に積極的ではない」と話す。それでも入札に参加する理由について「断ると町との関係が切れてしまうという懸念がある」と打ち明けた。

【 2014年09月10日 09時50分 】


イオンモール京都桂川周辺に時速30キロ制限 京都・向日市

2014-09-11 12:11:49 | 政 governing

 京都府向日市北部地域で10月に府内最大規模の商業施設「イオンモール京都桂川」がオープンするのに備え、市は交通安全対策として、店舗周辺に区 域内(ゾーン)で通行車両の最高速度を時速30キロに抑える「ゾーン30」の導入を決めた。車の速度抑制と住宅地への流入を防ぐことで、通学する子どもた ちや地域住民の安全を確保する。

 地元ではイオンの開店により、市内外から多くの客が車で訪れることが懸念されている。市がイオンモール社に問い合わせたところ、休日の夕方に周辺で最大約330メートルの渋滞が予測されるとの回答があったという。

 車の速度が30キロ以下の場合だと重大な事故につながる可能性は少ないとされており、周辺の安全対策として導入を検討していた。

 ゾーン30を設定するのは、北はイオンの南側にある東西道路、南は寺戸幹線1号、東はJR、西は阪急に囲まれた区域。現在は府公安委員会と事前協議中で、10月17日に店がオープンするまでの規制開始を目指している。

 これに合わせて、区域内では自転車通行レーンを設けて車道の幅を狭めるほか、交差点のカラー舗装や一時停止規制などによって、車両の速度抑制と交通量の減少を図る。

 また、府警が付近3カ所に信号機を設置する予定だという。

 市道路整備課の福岡弘一朗課長は「交通事故が起きないようにするためには、ゾーン30が効果的だと導入を決めた。周辺は生活道路なので、買い物客は車での通行を控えてほしい」としている。

【 2014年09月09日 12時10分 】


厳格規制に小規模福祉ホーム戸惑い スプリンクラー義務化

2014-09-01 10:01:27 | 政 governing

 来年4月に施行される改正消防法施行令で、民家を改装するなどした小規模グループホームにもスプリンクラー設置が義務づけられることに、京都府乙 訓地域の福祉関係者から戸惑いの声が出ている。多額の費用が重くのしかかり、設置のめどが立たないためだ。関係者は必要性は認めつつも、厳しすぎる規制は グループホームの減少につながる恐れもあり、国が推進する地域移行の流れに逆行しかねないと懸念している。

 消防法は2009年から、延べ床面積275平方メートル以上の福祉施設にスプリンクラー設置を義務付けていた。だが、昨年2月に長崎市の認知症グループホームで火災が発生、5人が死亡した事件を受け、面積の規定が撤廃されることになった。

  大山崎町円明寺にある「ハイツさくら」は、乙訓地域で最も古い知的障害者のグループホームだ。民家を改装し、02年に開設した。鉄筋コンクリート2階建て で、延べ床面積は102平方メートル。長岡京市の社会福祉法人「乙訓福祉会」が運営し、30~50歳代の女性4人が共同生活を送っている。

  「ハイツさくら」には、世話人と呼ばれる同法人職員やヘルパーが絶えず出入りする。入所者は地域の清掃や自治会活動にも積極的に参加し、近隣住民との関係 性もできてきた。定期的に避難訓練を行うなど、火災を想定した対策も行っている。世話人の1人は「地域との連携の中で、できる限りのことはやっている」と 話す。

 改正消防法では、既存施設に対し、17年度末までにスプリンクラーを設置するよう求めている。ただ、「ハイツさくら」は築40年以 上経過しており、「まずは耐震改修か建て替えを優先しないといけない」(同法人)。多額の費用が必要で、スプリンクラーの設置が間に合うかどうかは不透明 だ。

 同法人のグループホームを担当する山条益由統括事業長は「スプリンクラーがあれば安全性が高まるのは間違いない」としつつも、「規制を厳しくしすぎると、グループホームが減り、障害者が地域で生活できなくなる」とため息をついた。

【 2014年08月29日 12時00分 】


江下町長、引退を正式表明 京都・大山崎町

2014-08-27 20:35:37 | 政 governing

 京都府大山崎町の江下伝明町長は26日、任期満了に伴う同町長選(10月14日告示、19日投開票)に立候補しない方針を正式に表明した。江下町長は1期限りでの引退となる。

 この日開会した9月定例町議会の冒頭、江下町長は「再選のために出馬しないことを決めた」と話した。水害対策などに充てるとしていた都市計画税条例案の否決に触れ「政治的対立で町政を停滞させることは望まない。退くことで安心安全のまちづくりが進展すれば」と述べた。

 江下町長は2010年の前回町長選で民主党と連合京都の推薦を受け、共産党が推薦する当時の現職を破って初当選した。

 今回の町長選では、自民党系会派に所属する町議会議長の山本圭一氏(41)、共産党町議の堀内康吉氏(64)、住民団体代表の竹内碩氏(72)の3氏が立候補を表明している。