京都府向日市寺戸町の京都向日町競輪場で15、16日に、秋最大のイベント「2014向日市まつり」が開かれる。「長岡京遷都1230年、新たな 歴史と地域をつくる」をテーマに、長岡京期の宮廷衣装や戦国時代の甲冑姿で会場を練り歩く二つの時代行列のほか、ステージ発表や飲食コーナーなど多彩な催 しが用意されている。
■時代行列やステージ
市や市商工会、京都中央農業協同組合でつくる実行委員会が主催する。今年で36回目を迎える。
時代行列は、乙訓地域の教員らでつくる「京都乙訓ふるさと歴史研究会」が行う。15日は長岡京期の衣装で歩く「大極殿祭衣装行列」があり、記念の年を盛大 に祝う。今回は初めて、同期に活躍し征夷大将軍となった坂上田村麻呂が甲冑姿で登場する。向陽高の生徒も行列に加わる。
16日は、戦国時代の甲冑姿で練り歩く「西岡衆武者行列」を催す。西岡衆の活躍を紹介する甲冑劇では、勝山中の生徒がプロ劇団「ZTON」のメンバーと舞台に立つ。子どもを対象とした殺陣教室も行う。
両日ともに行われるステージでは、寺戸中吹奏楽マーチングバンド部をはじめとした出演者が、演奏やダンス、パフォーマンスなどを披露する。
会場では展示やバザー、農産物の販売があり、地元商店による飲食や物販のコーナーを設けるほか、丹後と丹波の特産品、海産物などを販売する。
10月に相互交流宣言を交わした京都市との交流事業などを紹介する「竹結びコーナー」も設置する。
【 2014年11月14日 09時01分 】