ほころぶ梅、甘い香り 京都、長岡天満宮で咲き始め

2017-03-01 11:00:41 | 木 plants
 梅の花の名所で知られる京都府長岡京市天神2丁目の長岡天満宮と長岡公園で、梅の花が咲き始めている。まだつぼみが多いものの、ほころび始めた花からはほんのりと甘い香りが漂い、訪れる人たちを楽しませている。

 天満宮境内には梅の木が約200本、公園には約140本ある。このうち公園の梅園では6割ほどの梅の木が、濃い赤や白、ピンクのかわいらしい花をつけており、早くも満開に近い枝もある。メジロなどの小鳥が枝先を飛び渡る姿も見られ、時折小雪が舞う中、写真愛好家らが梅の花を写真に収めていた。

 梅園の管理を行っている市公園緑地課によると、「咲き始めは例年より少し早かったが、2月に入り寒い日が続いている影響で全体的な開花が遅れており、見頃は3月上旬になるだろう」としている。

 3月22日まで公園の旧管理棟2階が観梅用のスペースとして無料開放されており、午後0時半~4時半まで利用できる。飲食不可。

【 2017年02月23日 10時03分 】

早春の味、園児ら花菜を収穫 京都・長岡京

2017-02-16 20:17:36 | 木 plants
 春は「菜」のみの風の寒さや-。早春の食卓を彩る長岡京市特産の京野菜「花菜」の摘み取りが7日、同市奥海印寺の西代里山公園で行われた。小雪がちらつく寒空の下、保育園児たちが元気よく収穫した=写真。

 昨年5月に開園した同公園では、市緑の協会が農地約330平方メートルで農作物を栽培している。花菜は昨年10月に市内の保育園児や小学生らが植え付けた。

 この日は、ゆりかご保育園の園児17人が訪れ、長靴姿で大きく育った花菜のつぼみを手で摘み取った。子どもたちは、ぬかるんだ土に足を取られそうになりながらも「短くなっちゃった」「たくさん取れた」と楽しそう。収穫した花菜は給食で食べるという。

【 2017年02月08日 11時43分 】

絶景の眺め、「紅葉ウィーク」で連日公開 京都、楊谷寺上書院

2016-11-20 12:54:00 | 木 plants

 京都府長岡京市浄土谷の柳谷観音楊谷寺で、境内の木々が鮮やかに色づいている。通常は毎月17日のみ公開の上書院からの眺めは絶景で、大阪市から訪れた山岸陽子さん(69)は「静かなたたずまいに映える紅葉がすてき」と語る。19日~12月4日(午前9時~午後5時)は「紅葉ウィーク」を実施、上書院も連日公開する。拝観料200円、上書院は別に500円が必要。

【 2016年11月19日 13時00分 】


乙訓の秋、赤に染まる 京都・長岡京、光明寺で紅葉見頃

2016-11-20 12:51:55 | 木 plants
 京都府長岡京市粟生の光明寺では、12月4日まで特別入山が行われている。境内には参道沿いを中心に約500本のモミジの木があり、表参道を上がった観音堂周辺はほぼ見頃となっている。訪れた人たちは「去年よりきれい」「赤色が鮮やか」と、感激した様子で盛んに写真を撮っていた。入山は午前9時~午後4時。拝観料は高校生以上500円。

【 2016年11月19日 10時00分 】


「洛いも」大きく丸々と 京都府乙訓保健所で初収穫

2016-11-20 12:49:01 | 木 plants

 京都府向日市上植野町の府乙訓総合庁舎でこのほど、日よけのグリーンカーテン用に育てられていた「洛いも」が初めて収穫された。

 洛いもはヤマノイモ科の「ダイショ」で府立大と精華町がブランド化に取り組む。府乙訓保健所は同大学から提案を受け、5月に苗を植えて栽培した。

 府職員らがプランターの土をひっくり返し、丸々と実ったイモが出てくると歓声が上がった。大きいものではハンドボール大で一個1キロ超もあった。全体の収穫量は計約30キロに上った。収穫に立ち会った府立大大学院講師の伊達修一さん(50)は「粘りが強いので、お好み焼きにぴったり」。同保健所は「来年以降は府民も巻き込んで栽培を広げていきたい」としている。

【 2016年11月18日 11時38分 】


コスモス、笑顔“満開” 京都・長岡京の棚田

2016-10-16 09:54:27 | 木 plants

 京都府長岡京市浄土谷にある柳谷観音楊谷寺そばの棚田で9日、休耕田を活用した「コスモス祭」があった。見頃を迎えた色とりどりの花々に、訪れた人たちが見入っていた。

 地元農家でつくる「浄土谷棚田を守る会」が毎年、所有者の高齢化で耕作が困難な棚田約30アールでコスモスを育てている。黄色やピンクの花が咲く品種を例年植えていたが、今年は赤い花も加えた。

 会場には親子連れらが訪れ、花を摘み取ったり、地元産品でつくった郷土料理「いとこ汁」を味わったりしながら、谷間に吹く涼しげな風にも季節の移ろいを感じていた。

 向日市物集女町から家族で訪れた米田蒼彩(あおい)さん(9)は「いろんなコスモスが見られてうれしい。秋が来たなって感じ」と話していた。見頃は10月下旬までで、観覧自由。

【 2016年10月10日 10時30分 】


フジバカマ秋の香漂う 京都・長岡京市役所に鉢植え

2016-09-25 10:07:17 | 木 plants
 秋の七草の一つ、フジバカマの鉢植えが23日、京都府長岡京市役所に設置された。淡いピンクがかった可憐(かれん)な花が、ほのかな香りとともに、秋の風情を漂わせている。

 フジバカマはキク科で、和歌などにも取り上げられるなど古くから親しまれてきた。近年、河川改修などで数が減っており、環境省の準絶滅危惧種に指定されている。

 同市勝竜寺に工場を置く香料製造の「松栄堂」(京都市中京区)は2007年からフジバカマの保護活動に取り組んでおり、毎年、工場の敷地内で栽培。市民にも楽しんでもらおうと08年から長岡京市役所や長岡天満宮などに貸し出している。

 この日、市役所正面玄関脇に飾られたフジバカマは2鉢で、高さは約1メートル。房状になった花はまだ多くがつぼみだが、訪れた人が目を細めて見つめていた。

 高宮音彦工場長は「今年はやや株が横に広がり、背丈が低くなった分、花が見やすいのでは。来月20日ごろまで楽しめる」と話した。

【 2016年09月24日 11時46分 】

実りの秋、自慢のコメ収穫 京都・長岡京で稲刈り始まる

2016-09-04 17:00:50 | 木 plants
 たわわに実ったイネの収穫に、はや秋の気配が漂う。京都府長岡京市神足の田んぼで、稲刈りが始まっている。まだまだ厳しい日差しが降り注ぐ中、農家が汗をぬぐいながら作業に励んでいる。

 元高校教諭の伊辻忠司さん(62)の水田では、「ミルキークイーン」という、わせ品種を刈り入れた。除草剤や化学肥料は一切使わずに栽培。昨年、JA京都中央が開いたコンテストで金賞を獲得した自慢のコメで、もちもちとして甘い味に定評がある。

 今夏は日照時間が長かったためイネの成長が早く、例年より数日早く収穫が始まったという。もみすり機と選別機を新調した伊辻さんは「高槻市の店などが早速、引き取りに来てくれるそうです」と、収穫作業に力を込めていた。

【 2016年09月01日 10時20分 】

ツツジの0系新幹線、出発進行 京都・長岡京の公園で住民刈る

2016-08-14 11:23:25 | 木 plants
 閑静な住宅街に、懐かしい団子鼻が現れた。長岡京市河陽が丘1丁目の公園の垣根になっているツツジ。今春、近くの楠邦彦さん(72)が「0系新幹線電車」風に刈り込み、近隣住民から好評を博している。

 楠さんは、定年退職後に市シルバー人材センターに登録し、枝切りなどに従事。腕を磨くため、数年前から枝が伸び放題になっていたツツジを剪定(せんてい)するようになった。一気に刈ってしまうと枯れてしまうため、3年かけて背丈を低くした。

 花が咲き終わった今年5月に枝を刈っていると、通りかかった人に「電車の形みたい」と言われた。自身でよく眺めると、1964年の東海道新幹線開業時から44年間、活躍した0系に似ていた。

 より新幹線に似せようと、車両の前方に当たる垣根の角の部分に丸みを付け、上部を深く刈り込んで運転席の窓に見立てた。横側にも深い刈り込みを入れ、車窓を表現した。

 公園にはサクラやモミジもあり、楠さんがボランティアで剪定している。「手入れがされてなかったから自分の練習でやっているだけ」と謙遜するが、近所の人は「面白い形に整え、住宅街に花を添えてくれた。ありがたい」と感謝している。

【 2016年08月09日 11時39分 】

まだ梅雨なのに、秋が到来? 京都・長岡京でコスモス開花

2016-07-10 06:51:01 | 木 plants
 コスモスといえば、秋に咲く花の代表格。ところが、まだ梅雨も明けきらぬこの時期に、京都府長岡京市調子2丁目の畑で開花している。季節外れの時期に咲き誇るかわいらしい姿に、通りかかる人たちが珍しそうに見入っている。

 畑の持ち主の男性は、10月から11月に満開を迎えるよう毎年夏に種をまいている。昨年冬、咲き終わったコスモスを刈った時に落ちた種が今年になって発芽し、この時期に開花したようだ。

 男性は「20年ほど前、市内に持っていた別の畑でも梅雨時に咲いたことがある」と振り返る。現在は五分咲きといったところ。7月中旬ごろ満開になりそうだ。その後、8月初旬に一度刈り取り、秋のシーズンに向けて種をまくという。

 長岡京市は1992年度から、コメの転作や美しい景観づくりの一環としてコスモスの種子を購入し、農家に依頼して調子や浄土谷地域を中心に栽培している。毎年10月から11月ごろにかけて見ごろになる。

【 2016年07月04日 10時10分 】

アニメキャラ絵入りも 京都・向日、メロン収穫ピーク

2016-07-10 06:48:47 | 木 plants
 乙訓地域でも珍しい京都府向日市森本町のメロン農園で、収穫がピークを迎えている。表面にアニメのキャラクターが描かれているものもあり、地元住民から好評を得ている。

 専業農家の清水洋治さん(44)は20年近く前からメロンを栽培している。もともと絵を描くことが趣味で、知人からの要望もあり、数年前からメロンの表面にアニメのキャラクターなどを描き始めた。

 大きさが握り拳ほどになった頃を見計らって、鉛筆で下書きをした後、ニードルと呼ばれる道具で線を刻む。作業に1時間ほどかかるため、清水さんは「あまり多くは作れない。本業が忙しいので…」と苦笑いを浮かべる。

 絵入りメロンは知人専用で、市場には出していないというが、「みんなにすごく喜んでもらえて励みになります」。昨年からは絵入りスイカの栽培も始めた。

 今年のメロンは生育が良く、3キロ近いものもあるという。毎週土曜に市役所で催されている「愛菜楽市」などで、7月中旬ごろまで並ぶ予定。

【 2016年07月04日 10時00分 】

拡大竹林、侵食防げ 京都・長岡京、伐採、整備に注力

2016-07-03 15:35:36 | 木 plants
 人の管理を離れた放置竹林が雑木林や人工林を侵食していく「拡大竹林」が、京都府長岡京市西部の西山で広がっている。放っておけば、豊かな自然をたたえる西山の風景を一変させかねない。市は、昨年度からタケの伐採に乗り出すなどして、拡大竹林の整備に本腰を入れている。

 市内には、特産のタケノコを栽培する畑など、山麓部を中心に竹林が広がっている。近年、タケノコ栽培農家の後継者不足や土地所有者の高齢化などで放置竹林が増え、タケが増殖する要因となっている。

 問題となっている品種は、主にモウソウチク、マダケ、ハチクの3種類。いずれも成長力が非常に強く、数カ月で20メートル前後まで伸びる。大きくなるために広い空間や光を必要としないこともあり、うっそうとした竹林が際限なく広がり、他の植生を衰退させ、生物多様性にも影響を及ぼしてしまう。

 昨年、市西山森林整備推進協議会が設立10周年を迎え、今後の活動指針となる整備構想の改訂版を出した。その中の最優先課題として放置竹林の拡大阻止を挙げ、森林所有者の同意を得て、市が竹林の最前線でタケの伐採を始めた。

 本年度からは、府が導入した森林環境税を財源とする交付金も使って整備を進める。この時期になると昨年伐採した最前線に若いタケが生えるたため、市内の業者に委託して伐採を再開。今後もこまめな伐採と管理を続ける。

 1983年と2012年の航空写真を基にした市の推計で、竹林は1年間に1メートル前後の幅で拡大するとみられる。あくまでも参考値だが、市農林振興課は「放置すれば拡大は加速することも予想される。これ以上の広がりを食い止め、西山の自然を守りたい」としている。

【 2016年06月28日 09時55分 】

雨にぬれアジサイいきいき 京都・長岡京で見頃

2016-06-26 15:21:27 | 木 plants
 「長岡京あじさいまつり」が25日、京都府岡京市浄土谷の柳谷観音楊谷寺で始まった。参拝者が見頃を迎えた色とりどりのアジサイをめでながら、コンサートや出店を楽しんだ。

 同寺はアジサイの名所として知られ、1996年に整備された「あじさいのみち」を中心に約4500株が植えられている。祭りは同寺と市、市観光協会でつくる実行委員会が毎年開いており、今回が16回目。

 小雨が降る中、参拝者たちは青や紫、ピンクなどさまざまな色のアジサイ鑑賞を楽しんだ。夫婦で訪れた会社員齋藤悠作さん(42)と恵美さん(39)=八幡市=は「雨にぬれたアジサイの花はすごくきれいですね」と喜んでいた。見頃は7月上旬ごろまで。

 津軽三味線や長岡京音頭などのコンサート、飲食物の販売コーナーもあり、親子連れやカップルら多くの人でにぎわった。祭りは26日午前10時~午後3時半にも催される。

【 2016年06月26日 09時30分 】

竹の落ち葉、畑で活用 京都・向日、美観とごみ減量両立

2016-06-26 15:07:11 | 木 plants
 京都府向日市が「竹の径(みち)」でごみ収集業務の一環として集めたササなどの落ち葉を、物集女農家組合の組合員が譲り受け、竹やぶや畑で再利用している。竹の径は観光スポットとして人気を集めており、関係者は「竹の径がきれいになるだけでなく、ごみの減量にもつながる」と喜んでいる。

 市は平日の午後、竹の径を中心に市内の道路清掃を行っている。集めた落ち葉はこれまで処分していたが、組合側から打診を受け、5月から無料で提供を始めた。市の清掃職員が竹の径周辺の3カ所に置いた落ち葉を、組合員3人が畑などで活用している。

 専業農家の和田貴至さん(45)=同市物集女町=はトマトとキュウリ、トウガラシの畑で落ち葉を使用。これらの野菜は暑さに弱く、落ち葉を回りに敷くことで地温を下げることができるという。和田さんは「これまではビニール袋を敷いていたが、落ち葉は片付ける手間がいらず、腐葉土にもなるのでありがたい」と満足げに話す。

 中山弘司組合長(63)は「市が竹の径の清掃を始めてから不法投棄がなくなった。観光都市としても良い取り組みだと思う」と話している。落ち葉は誰にでも無料で提供している。問い合わせは物集女公民館内の同組合事務所TEL(921)0048。

【 2016年06月21日 10時40分 】

ハナショウブ、初夏の風情 京都・ 長岡京の八条ケ池で見頃

2016-06-05 16:44:30 | 木 plants
 豊かな緑に囲まれて咲く花が、初夏の風情を醸し出している。京都府長岡京市天神2丁目の八条ケ池で、名物のハナショウブが咲き始めた。紫や白、青色の愛らしい姿に、散策する市民らが見入っている。

 ハナショウブはアヤメ科の多年草。八条ケ池周辺には約500株が栽培されており、市から委託を受けたシルバー人材センターの職員らが管理している。現在は五分咲き程度で、今週末から来週にかけて満開になりそうだ。

 また、池の北側ではスイレンの白い花が見頃を迎えている。7月ごろになれば、ハスも楽しめる。

【 2016年06月01日 10時31分 】