京都府向日市地域公共交通検討委員会(会長・宇野伸宏京都大大学院准教授)は24日、公共交通の短期的・中長期的な取り組みを示した提言書を久嶋務市長に提出した。巡回バス導入は短期的には見送り、中長期的課題として検討を続けるとした。「(仮称)向日市地域公共交通会議」の新設も提案した。
提言では鉄道駅や公共施設への移動手段確保のニーズが高まっているとする一方、巡回バスやコミュニティーバスは赤字運営でも撤退が難しく、自治体の継続的な財政負担が必要となると指摘した。路線バスについては、短期的には既存路線の再編で対応し、老人福祉センター送迎バスの活用と路線バス導入を中長期的に検討すべきとした。
提言を実現するため、新たに設置を提案した市地域公共交通会議では、地域の実情に応じた適切な運行サービス▽地域公共交通の利用促進▽市の地域公共交通のあり方-などを協議・調整する場とし、課題解決や具体内容の決定を行うとした。
検討委は、巡回バス運行を求めた請願が市議会で2回採択されたことを受け、2011年に設置。学識経験者や市民、バス事業者、行政の担当者が計5回の会議を重ねた。
【 2013年07月25日 11時05分 】
提言では鉄道駅や公共施設への移動手段確保のニーズが高まっているとする一方、巡回バスやコミュニティーバスは赤字運営でも撤退が難しく、自治体の継続的な財政負担が必要となると指摘した。路線バスについては、短期的には既存路線の再編で対応し、老人福祉センター送迎バスの活用と路線バス導入を中長期的に検討すべきとした。
提言を実現するため、新たに設置を提案した市地域公共交通会議では、地域の実情に応じた適切な運行サービス▽地域公共交通の利用促進▽市の地域公共交通のあり方-などを協議・調整する場とし、課題解決や具体内容の決定を行うとした。
検討委は、巡回バス運行を求めた請願が市議会で2回採択されたことを受け、2011年に設置。学識経験者や市民、バス事業者、行政の担当者が計5回の会議を重ねた。
【 2013年07月25日 11時05分 】