「開田御茶屋」図面復元へ 長岡京市教委が本年度

2013-04-14 10:14:03 | 創 creation
 長岡京市教育委員会は本年度、京都府長岡京市天神の長岡天満宮に明治期まで存在した「開田御茶屋」の図面を復元する。安土桃山期に文人とたたえられた細川幽斎が古今和歌集の読み解き方を皇族に伝えたゆかりの建物で、将来は図面を基に往時の姿をコンピューターグラフィック(CG)などで再現したい考えだ。

 開田御茶屋は本来、御所にあった八条宮の学問所だったと伝わる。1600年に戦国武将で当代随一の文化人だった幽斎がここで、皇族の八条宮智仁親王に、秘儀とされた古今伝授の解釈を伝授したことでも知られる。

 建物はその後、八条宮家の領地だった長岡天満宮に移され、明治期に熊本の細川家へ下賜されるまで存在した。現在は「古今伝授の間」として、熊本市の観光名所になっている。

 市は昨秋、長岡天満宮の開田御茶屋跡に古今伝授の間の石碑を建立した。さらに、市民が在りし日の姿をイメージしてもらいやすくするため、建物の精密な図面とイラストを作成することにした。

 具体的には、熊本市にある古今伝授の間を解体修理した際に作られた図面と、長岡天満宮に所蔵されている開田御茶屋の図面を組み合わせ、平面図と立体図を作りあげる。

 図面を活用すれば、将来的にCGや模型で建物を再現することも可能になるという。市教委生涯学習課は「多くの市民に、歴史にゆかりのある建物が身近にあったことを知ってもらいたい」としている。

【 2013年04月11日 10時15分 】

ギターと桜の絵しっとり 第3向陽小OBがコラボ

2013-04-11 01:31:21 | 創 creation
 京都府向日市上植野町の国登録有形文化財「中小路家住宅」で7日、「ギター&櫻(さくら)ペイントパフォーマンス」が開かれ、市民がギターの弾き語りや即興で描かれる桜の絵を楽しんだ。

 桜を題材にした作品を手がける画家の奥村京華さん(52)=八幡市=とギタリストの植村和弘さん(52)=京都市西京区=が企画した。2人は第3向陽小(向日市森本町)の同級生で、2011年から毎春、奥村さんの絵画展の最終日に催しを開いている。

 この日の催しは昼と午後の2回あり、昼の部には市民約30人が訪れた。まず、植村さんがギターを弾きながらヒット曲「卒業写真」「なごり雪」をしっとりと歌い上げた。

 続いて、植村さんによる「ムーンリバー」のウクレレ演奏の中、奥村さんが木の板に桜の絵を描いた。日本画の画材を使い、花びらが舞う桜を表現した作品が5分ほどで完成すると、来場者から大きな拍手が送られた。

 会場には京都御苑の糸桜や嵐山の山桜などを描いた絵も飾られ、来場者は熱心に見入っていた。

【 2013年04月08日 10時03分 】

「たけのこマカロン」栄冠 長岡京スイーツコンテスト

2013-04-03 19:14:20 | 創 creation
 長岡京市と市商工会は、観光商品づくりで公募した「ご当地スイーツ」のアイデアコンテストの入賞作を決めた。グランプリには地元特産のタケノコを素材にしたマカロンが選ばれた。市は2013年度中に地元菓子店に商品化してもらい、新たな名物として押し出していく考えだ。

 コンテストは、観光の目玉となる土産物を開発する目的で企画した。レシピ不要でアイデアを描いたイラストのみで応募できるようにしたところ、市内外から191件の作品が寄せられた。ホームページなどで行った人気投票でも、4578件の投票があった。

 人気投票を加味した審査の結果、同市友岡の稲本千穂さんが考案した「たけのこマカロン」がグランプリに輝いた。タケノコ形のバニラマカロンや竹炭入りマカロンの間に、タケノコを混ぜたクリームをはさんだ菓子で、クリームと生地の組み合わせが替えられる点や見た目のかわいさが評価された。

 準グランプリは京都市南区の今井希美さんの作品で、タケノコの甘煮をチョコレートで包んだ「chocoっとタケノコ」が入った。

 人気投票で最多得票だった「ネットグランプリ」は伏見区の人見光司さんのアイデアで、タケノコ畑に模した竹炭入りクランチからタケノコ形チョコレートを掘り出す「竹の子みいつけた」だった。

 市観光商工課は「グランプリ作品は複数の菓子店に商品化してもらい、長岡京市共通の土産物として売り出したい」としている。

 6日に長岡天満宮(同市天神)で表彰式を行う。

【 2013年04月01日 09時11分 】

多彩な音楽、長岡京“響都”に 喫茶店や書店会場に

2013-03-27 22:57:21 | 創 creation
 京都府長岡京市の市街地中心部の飲食店や小売店などを会場にした音楽イベント「長岡京ミュージック商店街」が、24日に催された。多くの人たちがライブ会場を巡ってギターの弾き語りやバンド演奏など多彩なジャンルの音楽を楽しんだ。

 音楽を通じて地域を活性化させ、人びとの交流を深めるために商業関係者などによる実行委員会が主催した。2度目となる今回は、新たに市役所前駐車場にメーン会場を設けた。

 メーン会場のオープニングで、小田豊市長は「音楽を楽しむことを通じて、人びとの心が通い合ってほしい」とあいさつした。イベントの公式ソング「長岡京この町で」を、主催者や会場の聴衆で唱和した。

 「細川ガラシャ」をテーマにした曲などを歌う長岡京市在住のシンガーソングライターあらい舞さんの躍動的でのびやかな歌に合わせ、ダンスも披露された。市商工会青年部は、たこ焼きなどの屋台を設けてお祭り気分を盛り上げた。

 喫茶店や書店、ブティックなど周辺の8店舗では、ギターの弾き語りやブルース、16ビートのバンド演奏などが繰り広げられた。

【 2013年03月25日 10時19分 】

向日市をトリックアートの街に 商店関係者ら取り組み

2013-03-21 06:36:07 | 創 creation
 向日市の商店関係者らが任意団体「向日トリックアート商店街」を立ち上げた。近年人気が高まっているトリックアートを市内の商店などに描いて誘客を図る目的で、23日から本格的な取り組みを始める。全国的に有名になった京都向日市激辛商店街との相乗効果で観光客の市内滞在時間を延ばしたい考えだ。

 トリックアートは人間の目の錯覚を利用し、立体的に見せたり、見る角度によって異なる印象を与えたりする芸術作品。絵の中に入ったように思わせる作品もあり、不思議な世界が楽しめる。

 向日トリックアート商店街は、昨年10月に商業関係者ら15人で設立した。激辛商店街と同様に市内全域を架空の商店街に見立てる。トリックアートを観賞する際に写真を撮ることに着目し、撮影した写真をインターネットの交流サイト「フェイスブック」やブログなどに掲載してもらうことで向日市の幅広い発信を狙う。

 まず手始めに阪急東向日駅近くにあるスーパー「ライフシティ東向日」(寺戸町)のアーケードの床面に「かぐや姫の誕生」「一本橋の崖っぷち」をテーマにした2作品を描く。竹灯ろうが浮き上がったり、崖に木の板が架かったりしているように見える絵で、壁画アーティストの細井尚登さん(48)=京都市上京区=が手がけ、23日にお披露目する。

 鶏冠井町の「野村龍酒店」にも、ワイン樽がずらりと並んでいるように見える絵を飾る予定。5年後には向日市内の商店や公共施設など100カ所にトリックアートを設けたいという。

 同市では激辛商店街の知名度が高まり、市外から訪れる人が増えた。17日の激辛グルメ日本一決定戦「KARA-1グランプリ」には昨年を大幅に上回る約5万人が来場した。ただ、激辛料理を食べた後に「どこか行く所はないか」と聞かれる飲食店が多く、激辛に加えトリックアートで観光客が市内を巡る仕掛けを増やし、長岡宮跡や社寺などの観光スポットにも誘導したいという。

 今後、トリックアートのある店や商品、観光名所などを紹介するマップ作りにも取り組む。激辛商店街事務長でトリックアート商店街事務長も務める磯野勝さん(48)は「激辛を扱ってない店や観光資源も回遊してもらえるようにし、まち全体の活性化を目指す」と話している。

【 2013年03月20日 11時16分 】


市が水上橋リニューアルへ  長岡京・八条ケ池

2013-03-16 11:40:51 | 創 creation
 長岡京市は2013年度、同市天神の八条ケ池にかかる水上橋の改修に着手する。観光シンボルや市民の憩いの場として定着しているが、建設後20年たつ場所もあり、老朽化が進んでいる。まずは展望台から始め、複数年度をかけて順次リニューアルする方針だ。

 水上橋はヒノキ製で1993年から98年にかけて順次建てられた。建設から長期間がたち、傷みも目立つようになってきたため、市は本年度に劣化や損傷の度合いを調査。高欄や床板などで修繕が必要な場所を把握した。

 橋全体の改修には約1億7500万円という巨額の費用が見込まれるため、「一気に改修するのは財政的に難しい」(市商工観光課)として、財源を確保しながら順番に改修していくことにした。

 最初に改修する展望台は八条ケ池の北東角に設けられたデッキで、特に高欄の劣化が激しく、緊急対策が必要と判断した。市議会で審議中の13年度当初予算案に改修工事費220万円を計上している。

【 2013年03月16日 11時19分 】


長岡京のお菓子 アイデア続々 市など実施 スイーツコンテスト

2013-03-09 12:07:55 | 創 creation
 京都府長岡京市と市商工会が初めて実施した「ご当地スイーツアイデアコンテスト」の応募が、事前の予想を4倍近く上回る191件寄せられた。特産のタケノコを素材に生かしたり、ガラシャ祭マスコット「お玉ちゃん」にちなんだデザインなど幅広い層から多彩なアイデアが寄せられた。

 1月1日~2月12日にインターネットの特設ホームページなどで公募し、2月15日まで人気投票を受け付けた。

 洋菓子140件、和菓子51件の応募があった。東京都や香川県など府外からも16件のあったほか、年齢層は10代の46件を筆頭に30代・37件、40代・35件と続き、50代からも25件あった。コンテストへの投票数も、市役所に設けた投票所とインターネットで4578件に上る。

 市商工観光課は「10~20代女性を中心に50件ぐらいはアイデアが集まってほしいと考えていたが、実際は年齢層も幅広く、名前から推定すると男性も3割ぐらい含まれているようだ」と話す。プロの菓子職人が実際に調理した写真を添えるケースもある。「本格的なレシピでなく、アイデアという形で間口を広めたのが功を奏したようだ。応募自体を楽しんでもらえた様子が伝わる」という。

 紙箱の中に土を模したパウダーなどを敷きつめ、竹炭入りのチョコを掘り出す趣向を楽しむものや、抹茶を用いて「踏み竹」の形状にしたバウムクーヘンなど竹にちなんだ作品が最も多い。このほか天満宮の梅やキリシマツツジ、小畑川に飛来するカワセミ、特産のナスを題材にしたり、マンホールのフタのデザインに着目したアイデアも寄せられた。

 今月半ばに菓子製造の専門家などによる審査でグランプリなど各賞を選ぶ。グランプリと審査員特別賞のアイデアは菓子製造の専門家がレシピ化する。それに基づき市内の事業所が商品化し、賛同した店舗で販売する。

【 2013年03月07日 11時33分 】

ひな人形作り、商店街華やぐ 「西国街道めぐり」で企画

2013-03-02 11:49:26 | 創 creation
 京都府向日市と長岡京市で開催中の「西国街道ひな人形めぐり」イベントに合わせて、福祉ボランティア活動に携わる向日市の女性グループが商店街の元店舗を活用し、手作りのひな人形の展示や市民参加の手作り体験コーナーを今年初めて設けた。商店や旧家を巡って鑑賞する多くの女性が立ち寄り、華やいだ雰囲気でにぎわっている。

 市社協のマスコットキャラクター「むつみん」の着ぐるみを作ったり、向日コミセンで地域福祉サロン活動に携わっている民生児童委員の小林和子さん(62)ら5人が、鶏冠井町の西国街道沿いの精肉店だったスペースを借りて催している。

 メンバーそれぞれが布や和紙などを用いた手作りの人形を展示した。希望者が随時参加できる手作り体験コーナーでは、クラフト用の紙製品など材料を用意し、手のひらに乗るサイズのひな人形の作り方を教えている。

 小林さんたちによると、事前の告知はほとんどしなかったが、近くの理髪店やクリーニング店、富永屋や塩家など伝統的な建物を巡る人たちがガラス越しに見かけて次々と立ち寄っている。「特に体験コーナーは人気で、材料がなくなりそうなほど」だという。

 参加した大橋俊江さん(75)=長岡京市天神5丁目=は「私が人形をプレゼントした孫も成人を迎えました。ひな祭りはいくつになっても少女のころのように気持ちが華やいで楽しい」と話す。作った人形はさっそく自宅の居間に飾るという。

 2日まで。手作り体験コーナーは参加費100円。午前10時半~午後2時半(受け付け)。材料がなくなり次第終了する。

【 2013年03月01日 10時33分 】

トトロ雪だるま、突如出現 京北第二小の玄関

2013-02-21 02:14:39 | 創 creation
京北第二小の玄関に突然お目見えし、児童や住民の人気を集めているトトロの雪だるま(京都市右京区京北) 京都市右京区京北の京北第二小玄関前に、アニメ「となりのトトロ」を模した大きな雪だるまがお目見えした。地域活性化を目指すご当地ヒーロー「維新戦隊モウスンジャー」が秘密で作り、児童らが冬のプレゼントに喜んでいる。

 地元の若者有志5人でつくるモウスンジャーが16日夜、南丹市境の山間部から4トントラック約10台分の雪を運んだ。スコップで直径と高さ約3メートルの円柱を作った上で、左官用のコテでトトロの愛らしい表情やまん丸とした体形を表現し、17日午前3時に完成させた。

 18日朝、登校した児童は「なんだあれ」「大きい」と大はしゃぎ。全校児童56人でトトロと一緒に写真に納まった。3年の田中三四郎君(9)は「解けないでほしい。ぼくも今度トトロを作りたい」と話していた。

 同小によると、17日も住民100人以上が見学に訪れたといい、モウスンジャーのあるメンバーは「児童や住民には、力を合わせたら何でもできることを知ってほしい」と話していた。

【 2013年02月19日 10時05分 】

小物や衣服、力作ぞろい 長岡京で障害者作品展

2013-02-21 02:11:29 | 創 creation
障害者の手がけた多彩な作品が並ぶ会場(長岡京市開田・市立産業文化会館) 障害福祉センターあらぐさ(京都府長岡京市井ノ内)の利用者による作品展が17日、同市開田の市立産業文化会館で始まった。フェルト製の小物や「さをり織」の衣服など、作り手のぬくもりが伝わる力作がそろい、訪れた人の目を引きつけている。

 施設での活動を地域住民に知ってもらおうと、作品の即売を兼ねて毎年開いており、今年で10回目を迎えた。

 会場でひときわ目立つのは色とりどりのフェルトを用いた作品。クマの人形や青虫をかたどったストラップ、ポシェット、バッグなどの多彩な品ぞろいで、来場者がふわふわした手触りを楽しんだ。

 さをり織では、ショールやブラウス、ベストなどの衣類が充実し、女性の人気を集めた。今回新たに出品した文具類では、素朴な風合いの和紙製品や利用者のイラスト入りノートなどが並べられた。

 来場したパート従業員の大渕婦二子さん=今里=は「一つ一つの作品に個性と温かみを感じる」と笑顔で話した。19日まで。

【 2013年02月18日 10時31分 】

文化・芸術 児童ふれる 第6向陽小 百人一首に夢中

2013-02-14 01:08:05 | 創 creation
 京都府向日市の二つの小学校で12日、文化・芸術にふれる取り組みが行われ、児童たちがハープ演奏や百人一首を楽しんだ。

 寺戸町の第6向陽小では、異学年交流を兼ねた百人一首大会が開かれ、4~5年生約130人が熱戦を繰り広げた。

 同小は3年前から、伝統文化に親しむ目的で百人一首に取り組んでいる。学習の成果を披露し合おうと、異学年での大会を初めて企画した。

 大会は、少ない札数で短時間に競技できる「五色百人一首」を使い、初心者とレベルアップの2コースに分けて実施した。

 児童たちは札20枚を目の前に並べ、下の句の場所を真剣な表情で記憶にとどめた。先生が上の句を読み上げると、「はい」と声を上げながら素早く札を取り合った。

 大会後には府かるた協会の井貝靖彦会長らの指導で、競技かるたも体験した。

■第2向陽小ハープの音色うっとり

 物集女町の第2向陽小には、ハープ奏者の内田奈織さんが訪れ、全校児童約580人が優雅な音色に聴き入った。

 府教委の「京の未来創造大使」事業で、内田さんはサクソホン奏者の福井健太さんと一緒に、「『世界にひとつだけの夢』コンサート」と銘打ち演奏を披露。「星に願いを」「アメージング・グレイス」などを奏で、ハープには弦が47本あることなども説明した。

 また、内田さんらはリコーダーを吹く6年生と「カントリーロード」を合奏。ハープとサクソホンに合わせて元気よく校歌を歌った児童たちに、内田さんは「世界に一つだけの夢を持ち、毎日を楽しく過ごしてください」と語り掛けていた。

【 2013年02月13日 11時53分 】

「おいしい」児童みんな手作り弁当 長岡第十小

2013-02-09 12:21:21 | 創 creation
タコウインナーやきれいに巻いた卵焼き、少しいびつな形をしたおにぎりなど弁当箱に個性的な料理が並んだ。5日に京都府長岡京市井ノ内の長岡第十小で、児童が手作り弁当をお昼に食べた。

 同小では食育の一環で「おべんとうの日」と題した取り組みをしてきた。長期休みに自宅で弁当を作ったり、給食を弁当箱に詰めたりと、これまで3回にわたってこの日の準備をしてきた。

 児童は昨夜や早起きして朝から作ったという。ちらしずしやアボカド、エビなどをマヨネーズであえたサラダといった凝った料理もあった。

 先生が「今日は自分に感謝しましょう」と呼び掛け、「いただきます」と唱和した。児童は一口目を頬張ると「おいしい」と笑顔をみせた。「これはどうやって作ったの」と友だちの弁当を気にしながら、いつもと違う昼食を楽しんだ。

【 2013年02月06日 11時19分 】

即興演奏、書店に響く 長岡京「ミュージック商店街」

2013-02-08 01:46:05 | 創 creation
 シンバルが軽やかに4ビートを刻み、重低音のベースがスイング感を生み出す。リズムと和音の土台の上で踊るようにギターがメロディーを奏で、3人が即興演奏で対話した。ソロパートの変わり目には、タイミング良く客席から拍手がわいた。

 京都府長岡京市神足の書店「恵文社バンビオ店」で、ライブイベントがこのほど催された。

 商店主や市民、ミュージシャンらによる「長岡京ミュージック商店街」の取り組みに同店が賛同して実施した。地元洋菓子店のオリジナルチョコレートも来場者に配られた。ふだんは児童書を並べる一角にドラムセットやアンプ、いすを置いた。夕暮れに務め帰りのサラリーマンやジャズファン約40人の前で、地元グループ「セブントリオ」がマイルス・デイビスなどのスタンダード曲やボサノバ調の曲を演奏した。

 長岡京ミュージック商店街は、音楽を通じて地域の活性化を目的に昨年9月、阪急長岡天神駅周辺の商店や飲食店で初めて開催した。2回目は、恵文社バンビオ店など神足地区にもエリアを広げ、会場には新たな業種も加わり3月23、24の両日に2回目の開催を予定している。

【 2013年02月05日 10時49分 】

人間空気イス、1015人で成功 京都・向日

2013-02-08 01:42:52 | 創 creation
 「激辛」のまち・京都府向日市をPRするイベント「人間空気イスでギネス記録に挑戦」が3日、同市向日町の向陽小であった。残念ながら世界記録更新となる人数は集まらなかったが、それでも千人余りが人文字で「辛」を表現し、盛り上がった。

 市内の飲食店などでつくる「京都向日市激辛商店街」が、PTAや消防団、乙訓青年会議所などと協力して企画した。

 空気イスは、立って並んだ状態から後ろの人の膝に腰掛ける。人と人がつながったまま1分間静止するのが条件で、ギネス記録は福岡県大野城市で昨年10月に打ち立てた1311人。今回は1500人を目標にしていた。

 最終的に集まったのは小学生から70代までの1015人。参加者は、前後の人同士でつま先とかかとが付くくらい密着して並び、腰掛ける練習を数回実施。

 その後、本番を行い、空気イスで「辛」という人文字を作った。1回目の挑戦で列を崩さずに1分間の静止を達成し、参加者から大きな歓声が上がった。

 激辛商店街の磯野勝事務長(48)は「目標人数が集まらなかったのは少し辛(つら)かったが、千人を超える人の力を結集できてうれしい。再度、ギネス更新にチャレンジしたい」と話していた。

2013年02月04日 10時49分

向日の見どころ、ガイドマップに 向日市が作製

2013-02-03 07:01:28 | 創 creation
 向日市は、社寺や古墳、自然景観など市内の見どころを紹介する「向日市をぐるっと一周 歩くガイドマップ」を作った。分かりやすく、親しみがわくような手書きの地図やモデルコースを掲載した。市役所や公民館などで配布している。

 A3判で、折りたたんで持ち歩けるようにした。全長約1・8キロの竹林道「竹の径(みち)」をはじめ、向日神社や長岡宮大極殿・小安殿跡、国登録有形文化財「中小路家住宅」、昨年復元された五辻の常夜灯、物集女車塚古墳などを写真付きで説明した。

 地図は市内在住の主婦村上優美子さんが優しいタッチのイラストで仕上げた。観光スポットだけでなくコンビニやガソリンスタンド、交番など目印となる場所も記し、「郵便局から20メートル程先を左斜めに入る」「横断歩道のある道を右に曲がる」など各地を巡る際に役立つ情報も添えた。

 また、健脚向きのモデルコース(前半7キロ、後半6・5キロ)を載せ、向日神社の「桜まつり」や石塔寺の「鶏冠井題目踊り」、竹の径の「かぐやの夕べ」など催しの歳時記も紹介している。

 1万5千部作製。市内の公共施設のほか、観光客を呼び込むため京都駅ビル内の京都総合観光案内所「京なび」(京都市下京区)や京都銀行の支店にも置く予定。向日市産業振興課は「マップ片手に市内を巡り、楽しい発見をしてほしい」としている。

【 2013年01月30日 11時28分 】