公共施設の老朽化が課題となっている大山崎町は、公民館などが入る複合施設の建設を検討している。庁内で基本構想案の策定を確認し、これから実務レベルの本格的な協議に入る。耐震化の問題があり対策は急がれるが、財源の確保が難しい状況だ。
今年3月に若手職員を中心に「公共施設のあり方を検討するプロジェクトチーム」を発足させた。財政状況に合わせて施設の整備と運用を見直すのか、費用負担が生じても新規整備や拡充を図るのかをめぐり、8回に渡って議論を重ねた。
その結果、「複合施設に含める施設選定と基本構想の検討」「複合施設の維持補修計画の作成」などを今後の検討課題に決めた。
プロジェクトチームは、小中学校を除く主な施設8カ所を検討対象にした。建築基準法改正によって耐震基準が厳しくなった1981年以前の建物が築39年の中央公民館本館や築33年の老人福祉センターなど4カ所あった。残る4カ所も築26年の体育館が一番新しかった。
大半が建て替えや大規模改修が必要な時期を迎えている。雨漏りや外壁がはがれるなど老朽化は深刻だが、「補修してなんとか利用している」(町企画財政課)という。
町は、税収減に加えて水道施設の耐震化や8月に起きた豪雨被害を受けての治水対策に多額の費用を必要とする可能性があり、財源に余裕がない。町企画財政課は「乗り越えるべきハードルは高く時間はかかるかもしれないが、基本構想策定に向けた準備は進めていきたい」としている。
2012年11月16日 10時48分
今年3月に若手職員を中心に「公共施設のあり方を検討するプロジェクトチーム」を発足させた。財政状況に合わせて施設の整備と運用を見直すのか、費用負担が生じても新規整備や拡充を図るのかをめぐり、8回に渡って議論を重ねた。
その結果、「複合施設に含める施設選定と基本構想の検討」「複合施設の維持補修計画の作成」などを今後の検討課題に決めた。
プロジェクトチームは、小中学校を除く主な施設8カ所を検討対象にした。建築基準法改正によって耐震基準が厳しくなった1981年以前の建物が築39年の中央公民館本館や築33年の老人福祉センターなど4カ所あった。残る4カ所も築26年の体育館が一番新しかった。
大半が建て替えや大規模改修が必要な時期を迎えている。雨漏りや外壁がはがれるなど老朽化は深刻だが、「補修してなんとか利用している」(町企画財政課)という。
町は、税収減に加えて水道施設の耐震化や8月に起きた豪雨被害を受けての治水対策に多額の費用を必要とする可能性があり、財源に余裕がない。町企画財政課は「乗り越えるべきハードルは高く時間はかかるかもしれないが、基本構想策定に向けた準備は進めていきたい」としている。
2012年11月16日 10時48分