消防署にジャンボ絵馬、平穏な年末年始願う 京都・向日

2018-01-02 13:36:49 | 創 creation
 火事や災害のない平穏な年末年始を過ごしてもらおうと、京都府向日市寺戸町の向日消防署はジャンボ絵馬を正面入り口付近に飾り、市民に防火を呼び掛けている。

 絵馬は毎年、職員らで手作りしているが、老朽化のため新調した。縦約1・8メートル、横約2・7メートル。富士山と日の出の絵を目立つ赤色で描き、太陽部分に来年のえと「戌(いぬ)」の字を書いた。「無火災祈願」のメッセージと犬の足跡のイラストも添えた。

 今年は警備3課職員5人が仕事の合間を縫って制作。デザインを考えた加納裕之さん(31)は「消防暑のイメージカラーの赤をあしらった絵馬を見ていただき、防火への意識を高めてもらえたら」と話す。絵馬は1月14日まで見られる。

【 2017年12月30日 16時40分 】

新年迎える境内に彩り、いけばな飾る 京都・宇治上神社

2018-01-02 13:34:41 | 創 creation
 初詣の参拝者に楽しんでもらおうと、京都府宇治市宇治の宇治上神社の拝殿に29日、地元華道家が生け花を飾った。境内の緑と調和しながら彩りを加え、訪れた人が見入っている。

 養母が同神社宮司の家の出身だった縁で、大和未生流師範の外賀保美(げかやすみ)さん=同市明星町=が8年前から生けている。

 市内で栽培された花材を選び、躍動感ある枝ぶりのロウバイを主体に、鮮やかな赤のナンテンや、りんと咲くユリなどで仕上げた。外賀さんは「世界遺産の神社で生けるのは毎年重圧がありますが、見る人に喜んでいただけるのが私の喜びです」と話していた。1月8日ごろまで飾る予定。

【 2017年12月30日 16時40分 】

ぴかぴか電球9万個 京都・長岡京で恒例イルミネーション

2018-01-02 13:21:38 | 創 creation
 京都府長岡京市神足2丁目のバンビオ広場公園では、恒例のイルミネーションが来年1月8日まで開催中。約9万球の光の演出に、親子連れや仕事帰りの人が足を止めている。

 同市滝ノ町2丁目の木村瑛太君(9)は母親のスマートフォンで撮影に夢中。「ぴかぴかしてきれい。クリスマスが楽しみ」と巨大ツリーや光のトンネルが並ぶ会場を巡った。

 商工関係者らでつくる実行委員会が実施。午後5~11時。

【 2017年12月28日 17時40分 】

竹筒オブジェほのか、夜の街彩る JR向日町駅前

2017-12-25 10:29:08 | 創 creation
 年末が近づいて厳しい寒さが続く中、京都府の乙訓地域でもイルミネーションが夜の街を彩っている。行き交う人々が色とりどりの光の競演を楽しんでいる。

 向日市では、市商工会などが25日夜まで市内4カ所で実施している。JR向日町駅前(同市寺戸町)では、円すい状に組んだ高さ約3メートルの竹に電飾を施した。今年は新たに竹筒のオブジェもお目見えし、ほのかな明かりが駅前を照らしている。同駅から阪急東向日駅に続く道沿いなどにも電球を飾っている。

 大阪市内の高校に通う和田美和さん(17)=向日市寺戸町=は「向日町駅前の明かりを見ると地元に帰ってきたなと、ほっとできます」と話していた。

【 2017年12月23日 20時30分 】

京都・宇治田原の観光周遊バス再開 来年3月から

2017-12-25 10:27:47 | 創 creation
 京都府宇治田原町は今秋に町内で試験運行した観光周遊バスについて、来年は3月から秋まで継続して運行することを決め、このほどに開かれた地域公共交通会議で報告した。

 観光周遊バスは、「ハートの窓」が人気の正寿院など町への観光客増を受け、10月から11月にかけての土・日曜に町が無料で運行した。周遊ルートは「永谷宗円生家」のある湯屋谷地区が中心。

 来年のルートや運行日時は未定だが、京都京阪バス(八幡市)が来年3月から9、10月ごろまで路線バスを湯屋谷地区まで延伸するため、その期間に合わせ、日曜を中心に運行を計画している。ルートは路線バスとの接続も考慮して設定する。

 この日の会議では、来年3月以降に町営バスのルートを一部変更し、地域子育て支援センターなど停留所3カ所を増やすことが承認された。

【 2017年12月23日 12時50分 】

障害者施設、特産の竹で箸作り 京都、観光協会と組みPR

2017-12-05 09:37:05 | 創 creation
 京都府長岡京市開田1丁目の障害者就労支援施設「バスハウス」が、特産の竹を使った箸作りに力を注いでいる。同市の竹工芸品製造会社「高野竹工」が粗削りの原形を提供し、施設利用者が手作業で磨き上げている。市観光協会も協力し、3日まで光明寺(同市粟生)の特設ブースで販売中。三者のタッグで新たな土産品としてPRを強めている。

 バスハウスでは、竹を使ったおもちゃや靴べらなどの製作に取り組んできたが、箸には肉厚な素材が必要で入手が困難な上、裁断から加工まで微細な作業が求められ、大量生産はできなかった。

 昨秋、観光商品作りを通じた地域貢献を目指して同社が連携を打診。油抜きなどの加工を施した上で削り出した原形を安価で提供し始めた。さらに、施設利用者が作業する際の補助具を共同で製作。施設側での工程をかんながけや研磨紙での微修正に絞り込み、仕上がりの精度を高められるようになった。同社の西田隼人・営業二課長(41)は「誰もが製作できる仕組みを心がけた。いろいろな場面に広めたい」と語る。

 今年7月に商品化、市制45周年の式典で記念品に採用された。11月中旬からは、市観光協会が紅葉の名所・光明寺に特設したブースに出品。バスハウスでは、今後も箸作り体験のワークショップなどを通じて商品をPRし、注文に応じて生産していくという。

 生田一朗所長は「観光振興に利用者が貢献し、伝統産業の継承にも役立てる。活躍の場を広げて地域とつながって行けたら」と見据える。作業を担当する利用者の野々村明夫さん(49)=向日市森本町=は「高品質で売れる物を作っていると思うと自信につながる。これからも技術を高めたい」と話す。

 問い合わせはバスハウス(748)9182。

【 2017年12月01日 10時43分 】


新酒、例年より柔らかい味に 京都・城陽、仕込み本格化

2017-12-05 09:31:56 | 創 creation
 京都・山城地域で唯一の造り酒屋「城陽酒造」(城陽市奈島)で、新酒の仕込みや出荷作業が本格化している。今年は夏場の高温で米質が変わり、例年より柔らかい味に仕上がってきたという。

 酒造りは、例年通り10月下旬から始まった。毎朝4時から最大9人の蔵人が米を蒸したり、もろみに櫂(かい)を入れたりするなどの作業に取り組んでいる。

 今年はアルコールが出にくい米質になっているといい、杜氏(とうじ)の古川與志次さん(67)は「例年より2度程度低い温度で、長い日数をかけて引き出している」と話す。

 27日に新酒の「たれくち酒」と「にごり酒」の販売が始まった。来年2月まで一升瓶で4万5千本分を仕込む予定。

【 2017年11月29日 10時45分 】

幻想的に輝く紅葉 京都・長岡天満宮でライトアップ

2017-11-30 08:37:46 | 創 creation
 長岡天満宮(京都府長岡京市天神2丁目)で、境内の紅葉庭園「錦景苑(きんけいえん)」のライトアップが行われている。見頃を迎えた紅葉が光に照らされ、幻想的な雰囲気を醸して市民らを魅了している。

 同天満宮は、春のキリシマツツジで知られるが、秋にも楽しんでもらえるよう10年前にモミジ約70本を庭に植え、紅葉庭園として再整備。既存分を含め現在、境内には約100本のモミジがある。

 ライトは20基を設置しており、毎年、紅葉の時期だけ点灯させる。訪れた長岡京市天神4丁目の会社員吉田真一さん(59)は「ライトが当たると葉が浮き上がるようで美しい」と見上げた。

 12月3日まで。午後4時半~8時に点灯。入場無料。同天満宮(951)1025。

【 2017年11月26日 12時39分 】

レストランバスで紅葉・グルメ満喫 京都・長岡京

2017-11-30 08:34:58 | 創 creation
 京都府長岡京市内を24日、2階建ての「レストランバス」が巡回した。乗客たちは市内の有名店のコーヒーとケーキを味わいながら、紅葉に染まる長岡天満宮や西山の山並みを車上から堪能した。市内のスポットを周遊できる観光商品づくりを目指して市が初めて試みた。

 レストランバスは1階に厨房(ちゅうぼう)施設を備え、2階は対面式の客席で屋根が開く仕様。市内では、点在する観光名所をつなぐ公共交通が乏しく、資源を生かし切れていない課題がある。問題を解決し、地元ならではのグルメで誘客につなげる一案として、市が大阪市の長距離バス運行会社と共同で実施した。

 長岡京市内の飲食業者や観光協会関係者ら計約40人が2便に試乗。阪急西山天王山駅を起点に市内のコーヒー店に立ち寄って品質へのこだわりを聞き、車窓に映える紅葉の眺めを楽しんだ。参加した地域情報誌「おとくにSanpo」編集長の松野敬子さん(56)は「移動手段を埋める方策として興味深いが、いかに魅力的な内容を提示できるか工夫がいる。近隣のまちとの連動も必要では」と話した。

 25、26日も、事前に申し込んだ計100人が試乗。光明寺の紅葉狩りやビール工場の見学などを盛り込んだ行程で、タケノコを使った弁当を味わう。試乗後の座談会などで価格設定の在り方や満足度について意見を聞く。市商工観光課は「採算が取れる形で持続して運行することが可能なのか、模索し見極めていきたい」とする。

【 2017年11月25日 11時03分 】

中高生の制服リサイクルへ奮闘 京都の女性、転職し起業

2017-11-30 08:31:09 | 創 creation
 乙訓地域の中学と高校を中心に不要になった制服や学用品をリサイクル販売しようと、長岡京市の女性が起業を果たした。子育てとの両立を目指して忙しい介護職から転身し、地元の起業セミナーでノウハウを学んだ。目下、買い取りを進めており、商いを軌道に乗せるべく奮闘中だ。

 同市勝竜寺の石橋かおりさん(46)。「リユースショップ あかり」の屋号で自宅を拠点にしている。一点200円で買い取り、補修やクリーニングを施して定価の3分の1程度で販売する。

 昨秋、四国の主婦が展開する制服リユース活動を新聞で知ったのが起業のきっかけ。長女が中学進学を控える中、近隣で同様の取り組みを探したが見つからなかった。「公立でも制服と学用品を一式そろえようと思うと数万円かかる。身近にないなら作れたら」と思い立った。

 高齢者施設で介護福祉士として働き、育児休業を挟んで正職員を続けていた。子どもは娘が3人。家事と仕事に追われ、コミュニケーションの時間が満足に確保できていなかった。「こんなんでいいのかなと、自分の生活に疑問を感じていた」

 1月から市商工会の創業塾に参加。ビジネスプランの立て方やPR方法を学んだ。3月に古物商の許可を取得。チラシを手作りして近所に配った。独力でホームページ(HP)を立ち上げ、在庫管理システムを導入。4月には初めて、チラシを見た近隣住民から男子中学生の制服上下を買い取った。

 現在、乙訓地域の公立中学や高校、近隣の私立校の制服やワイシャツ、柔道着や体操着に通学かばんなど約140点が集まった。HPなどを介して20件ほど購入希望の問い合わせがあり、11月中旬には初めてスカートを1着販売できた。

 石橋さんは「無我夢中でここまで来た。ニーズはきっとある。うまく橋渡しできる道筋をつくりたい」と話す。子どもたちとは、話す時間が増えたという。

【 2017年11月24日 11時02分 】

ハート型のモニュメント完成 京都・大山崎、写真映え狙う

2017-11-20 11:05:57 | 創 creation
 京都府大山崎町の町制施行50周年を記念し、町商工会女性部が企画した竹製のハート形モニュメントが、国宝茶室「待庵」のある妙喜庵(同町大山崎)前の茶畑に設置された。このほど除幕式が行われ、制作に関わった大山崎竹林ボランティアのメンバーら関係者ら約20人が完成を祝った。

 式で本部千賀部長(66)は「より多くの人に大山崎町に訪れてもらい、ハート形の町をPRするシンボルになってほしい」と述べた。モニュメントはSNS(会員制交流サイト)での「写真映え」も狙ってデザインされ、後ろのベンチに座って顔を出して写真を撮影できる。今後、女性部で観光などの活用法を考えていくという。

 町の形から着想を得たモニュメントづくりは町の節目を盛り上げようと同部が発案。10月上旬から、ボランティアや龍谷大の学生らが天王山の竹を使って約1カ月がかりで完成させた。

【 2017年11月16日 18時30分 】

登校の児童びっくり、校庭に芝生アート 京都・長岡京

2017-09-02 11:09:50 | 創 creation
 京都府乙訓地域の小中学校で新学期がスタートした28日、長岡第七小(長岡京市今里)のグラウンドに、地域住民が作った長岡京ガラシャ祭りのキャラクター「お玉ちゃん」の芝生アートが児童にお披露目された。遊び心あふれる演出に子どもたちは歓声を上げていた。

 楽しい気持ちで2学期を始められるようにと、普段から同グラウンドの芝生を整備する近隣の鈴木勉さん(69)=同市今里=と阿比留義和さん(73)=同市一文橋1丁目=が制作。20日から3日間かけて、お玉ちゃんの目、眉毛、口、輪郭、髪になる部分を除いて芝を刈り込み、完成した。

 同アートは縦38メートル、横35メートル。児童らは休み時間にベランダから眺めたり、眉の部分に寝そべったりして楽しんでいた。

 運動会の練習があるため近日中には刈り取られる予定だが、5年の水津遥香さん(11)は「朝、教室に着いて外を見てびっくりした。消えちゃうのがもったいない」と話していた。

【 2017年08月29日 09時40分 】

JR六地蔵駅、24年3月移転 京都、地下鉄の駅に近く

2017-08-26 15:28:32 | 創 creation
 京都府宇治市は24日、JR六地蔵駅(同市六地蔵)の駅舎移転について、2024年3月末までに完了するとの見通しを示した。JR奈良線の複線化に伴う改良で、地下鉄の出入り口が近くなって乗り継ぎは便利になる。

 現状ではJRと京都市営地下鉄の六地蔵駅は出入り口が約100メートル離れている。複線化でJRのホームが延伸されるため、駅舎を地下鉄の出入り口側に約80メートル移して距離を近くする。

 新たな駅舎には、現在はないエレベーターや下りのエスカレーターも設けられる。駅舎移転やホーム延長を含む改良の総事業費は計14億円で、宇治市とJR西日本が半額ずつ負担する。

 一方、新駅舎の用地が市営駐輪場の一部であるため、完成後は駐輪台数が減少する。この日の市議会建設水道常任委員会では、市議から駐輪場の確保について「鉄道事業者のJR西や京都市交通局に一定努力をしてもらう必要がある」との声が相次いだ。

【 2017年08月25日 11時20分 】

野菜直売所マップ作製 京都・長岡京、特産タケノコ情報も

2017-08-26 15:23:15 | 創 creation
 京都府長岡京市は、市内で地元産の生鮮野菜やタケノコ、米が購入できる計30カ所の直売所を紹介した「生鮮野菜直売所MAP」を作った。地図や表を交え、営業時間や住所、販売期間や販売物を詳しく示している。

 特産のタケノコが旬の時期に市内外から直売所の場所を尋ねる問い合わせが多いため、購入者の参考にしてもらおうと農林振興課が企画。農家などの協力を得て作成した。

 マップはA4判。表面に、寺社や鉄道などのイラストをあしらった地図に直売所30カ所の所在を番号付きで掲載。裏面には、各直売所の販売情報を一覧で記し、販売時間や定休日なども示した。4~5月限定のタケノコ専門(6カ所)、米専門(1カ所)の各直売所情報に加え、定期的に市内5カ所で開催される朝市と夕市の情報も掲載している。

 500部を作成し、市役所や中央公民館、バンビオ1番館などで無料配布している。市のホームページからも閲覧できる。市の担当者は「マップを手に直売所巡りを楽しんでもらい、地元産の野菜に関心を深めてほしい」としている。

【 2017年08月24日 12時32分 】



新名神とアウトレット直結 城陽スマートICに設置許可

2017-08-19 11:50:18 | 創 creation
 国土交通省は17日、京都府城陽市富野の新名神高速道路に城陽スマートインターチェンジ(IC、仮称)の設置を許可したと発表した。スマートICは東部丘陵地のアウトレットモール進出予定地に隣接し、玄関口としての機能が見込まれる。今後、スマートICへのアクセス道として、市道が整備される。2023年度の新名神全線開通に合わせ、工事が進められる。

 スマートICは、自動料金収受システム(ETC)搭載車専用のICで、府内で開設は初めて。企業立地の促進や地域活性化、防災機能の向上につながると期待されている。許可は4日付。

 市によると、スマートICは、城陽ICの東約4キロ、宇治田原IC(仮称)の西3・1キロに建設する。城陽ICからスマートICへの所要時間は約3分。NEXCO西日本と市が約29億8千万円で整備し、そのうち市は約6千万円を負担する。

 また市は、新名神側道の都市計画道路東部丘陵線(約4・5キロ)と、スマートICの出入り口とアウトレットモール内の道路を結ぶ城陽スマートインター線(400~500メートル)を整備する。このうち、スマートIC出入り口から東部丘陵線までの約200メートルの建設費用は約4億円。市の基金から約2億円を拠出し、国の補助金約2億円を見込む。

 IC出入り口からアウトレットモールまでの詳細は未定となっている。

【 2017年08月18日 12時00分 】