市によると、社会福祉法人が洛南高付属小の南側に位置する国有地(同市寺戸町寺田)に開所する。定員は120人で、来年1月から工事を始める。
市内で保育を必要とする子どもは2019年度に約1160人に達するとみられており、市健康福祉部は「待機児童の発生を防ぐことができると期待している」としている。
市は27日開会の9月定例市議会に提出予定の本年度一般会計補正予算案に、一部建設費の補助として1900万円を計上している。
【 2015年08月22日 11時27分 】
大阪成蹊大芸術学部(大阪市)の学生らが7日、京都府長岡京市天神2丁目の特別養護老人ホーム「天神の杜(もり)」で、お年寄りに手作りのクリスマスツリーをプレゼントした。毎年の恒例行事となっており、学生らは設置作業に取り組んだ。
芸術を活用する精神療法「芸術療法」の一環として、同大学芸術学部が市内にあった当時の2004年に始まった。現在キャンパスは移転したが、交流は続いている。
学生や教員、ボランティアの15人が参加した。2階中庭にある木を木枠で囲み、高さ約4メートルのツリー型にした。続いて、三角形のフレームをヒノキの葉で覆って、学生らが作ったサンタクロースやトナカイ、雪だるまなどを豪華に飾り付けるなどして完成させた。
ツリーは屋内から見ることができ、施設内は一足早いクリスマスムードに包まれていた。
【 2013年12月08日 11時06分 】
京都府向日市は、災害時の避難所になっている市民体育館(同市森本町)に、太陽光発電設備と蓄電池を設置した。停電時に夜間照明や携帯電話の充電ができる電力を確保し、避難が長期化しても安心して市民が過ごせるようにする。
市民体育館は最大2700人の避難が計画されており、市内にある避難所64カ所の中で最大規模となる。災害時にはこの避難所に多くの人が訪れ、場合によっては長期的な生活を余儀なくされる。
東日本大震災のような大規模災害でライフラインが切断されれば、夜間照明が使用できなくなるうえ、携帯電話の電池切れで避難者が家族らと連絡が取れなくなるなど懸念があった。
今月21日、市民体育館の敷地内に太陽光パネル42枚と蓄電池設備を設置した。蓄電池の容量は16・9キロワットで、天候不良が続いても5日間は消費電力 をまかなえる。夜間照明のほか、日中の携帯電話充電器20台分とテレビ1台分の電力使用などを想定している。市防災安全課は「避難所生活における不安を少 しでも取り除きたい」としている。
【 2014年08月27日 12時32分 】
京都府長岡京市が阪急西山天王山駅(同市友岡)周辺の整備を進めている。同駅東側の同市調子で「調子馬ノ池公園」の一部供用を開始した。また、本 年度中に同市下海印寺の京都第二外環状道路(にそと)の高架下にも公園を設置する予定で、西山天王山駅開業、にそと開通を生かした市民の憩いの場創出に力 を入れている。
調子馬ノ池公園は同駅と調子八角交差点の東側に設置した。園内には友好都市の中国・寧波市から贈られた馬の銅像が立つ。総面積約3400平方メートルで3つのゾーンからなり、今回は馬ノ池ゾーン約1200平方メートルが完成。今後、広場とシンボル両ゾーン整備も進める。
馬ノ池ゾーンには、市の給水開始50周年を記念して、地下水100%の水道水がくめる「馬ノ池の水」を設けた。名称は、小倉神社の祭礼の際、調子八角にあった池で稚児を乗せる馬を洗ったという言い伝えにちなんだ。設置には長岡京水資源対策基金から資金援助を受けた。
地下水100%の水道水供給施設は、勝竜寺城公園内の「ガラシャおもかげの水」、西山天王山駅東口の「秀吉大返し力水」に続き3カ所目となり、水飲み場も設けている。
このほか調子馬ノ池公園には、小倉神社から移した馬ノ池記念碑をはじめベンチ3基や池、西国街道の説明板などを設置した。イロハモミジやヤマザクラ、ヒメモウソウチクなども植えた。
一方、同市下海印寺の長岡第四中近くに整備する公園は運動が楽しめる施設にする。ゲートボール場や多目的グラウンド、多目的広場などを設け、子ども用の遊具も置く予定。緑に親しんでもらうため修景ゾーンも整えて泉を再現する。
また市は、同市奥海印寺でも西代(にしんだい)公園を整備中だ。「西山山麓」や「ふれあい」、「防災」の各拠点ゾーンを設ける計画で、西山の植生を再現す るほか、児童の自然学習や災害時の避難所などに活用できるようにする。小泉川近くにはホタルを養殖する池を先行して設けた。本年度は造成や給排水、電気、 下水道などの設備を整備し、来年度末までの完成を目指す。
【 2014年07月28日 12時04分 】
豊かな自然に囲まれた場で乙訓特産の竹に子どもが親しむための野外イベント「西山公園 子どもの森フェスタIN2014」が25日、京都府長岡京市長法寺の西山公園子どもの森で催された。小学生が竹の工作や流しそうめん、遊びを楽しんだ。
市緑の協会が初めて催した。子どもの森は四季を通じて、美しい竹林を維持できるように地元の人たちによる「長筍会」が手入れや管理をしている。木々の合間から市街地をはるか遠くまで見渡すことができ、散策コースとしても市民に親しまれている。
この日は小学生を中心とした参加者15人が、長筍会メンバーは協会スタッフからのこぎりの扱い方を教わりながら竹を切断して食器や竹ポックリなどの遊び道具を作った。竹を地面に並べて筒を転がすボウリングや輪投げなどを楽しんだ。
照りつける日差しを避けて涼しい木陰で、自分が作った器を用いてそうめん流しを味わったり、炭火で焼いたバームクーヘンの調理も体験した。
【 2014年07月26日 10時03分 】
向日市教育委員会は、市内の駅から主要な歴史・文化遺産を歩いているように巡った映像を紹介する「向日市パノラマビュー」を作製し、市役所や朝堂 院公園の案内所で公開している。市教委文化財調査事務所は「街を丸ごと博物館にする試みで、歩いて見て向日市の魅力を発見してほしい」としている。
パノラマビューは、面積7・67平方キロと西日本で最も狭い市である特徴を生かして、街を案内しようと企画した。
市内にある阪急とJRの駅を起点としてスタートする。向日神社や物集女車塚古墳、森本遺跡など計41カ所が収録され、スポットからスポットまでを歩いた全行程を映像に収めた。撮影は一昨年7月から昨年2月にかけて実施した。
画面には地図が示され、どの辺りなのかも分かりやすくなっている。映像を見れば道順や距離感がつかめるうえに、屋内にいながらにして散歩気分を楽しめる。
各スポットに到着すると、さまざまな角度から撮影した映像と画像、文章で詳細な説明がある。現在地から最寄りのスポットが提示され、次はどこに行くのかを画面をタッチして選ぶことができる。
市役所のロビーと朝堂院公園の案内所では、タッチパネル式の専用液晶テレビが置いてあり、業務時間内はいつでも利用できる。
この専用テレビではパノラマビュー以外にも、市を紹介する「竹林と古文化の向日市みてある記」をはじめ、府無形民俗文化財の「鶏冠井題目踊り」や伝統産業のタケノコ栽培を伝える映像などを楽しめる。
【 2014年07月11日 09時13分 】