6年間の思い水車に 長岡第七小児童が校庭に設置

2014-02-16 11:52:42 | 創 creation
 京都府長岡京市今里の長岡第七小の児童らが15日、校庭に設置する水車の製作に取り組んだ。6年生が思い思いの漢字を書いた部材を組み立て、車軸に取り付けて完成品に仕上げた。今後は校内の井戸からくみ上げた水をビオトープに流し込むのに使う予定で、子どもたちは勢いよく回る姿を思い描いていた。

 同小の校区住民などでつくる長七小校区地域コミュニティ連絡協議会の取り組み。府の地域力再生プロジェクト支援事業を活用し、水車製造を手がける長野県松本市の「堀川工房」の協力を得た。

 事前に部材であるスギ製の輪板を学校に送ってもらい、6年生が卒業制作の一環で「友」や「夢」、「絆」などの好きな漢字を耐水塗料で書いておいた。

 この日の作業には児童28人や教員、コミュニティ協議会のメンバー、堀川工房のスタッフらが参加した。まず輪板や羽根板などをねじで留めて8個の部品を作り、玄翁(げんのう)などを使って車輪の形に組み立てると、直径180センチの水車が完成した。

 3月2日に完成のお披露目をする予定。6年生の高山恭平君(12)は「今まで生きてきてこの6年間が一番楽しかったので『最』と書いた。卒業しても水車が回る様子を見に来たい」と笑顔で話した。

【 2014年02月16日 10時41分 】

忠興とガラシャのキャラできた 宮津で着ぐるみ製作中

2014-01-09 13:31:51 | 創 creation
 京都府北部の宮津市に、細川ガラシャ(玉)の幼年期キャラクターが生まれた。宮津城にゆかりが深い細川忠興と妻ガラシャのキャラクターデザインを、宮津市などによる地元団体が公募で決め、着ぐるみを製作している。ガラシャ祭の地元で「お玉ちゃん」がある長岡京市も、NHK大河ドラマ誘致へと相乗効果を期待している。

 細川幽斎が丹後統治の拠点とした宮津市では、昨年11月、細川家当主護熙さんを招いて市中心部にガラシャ夫人像が除幕された。忠興公・ガラシャ夫人生誕450周年にちなんで、「2人の愛されキャラ」と銘打ってデザインを公募したところ、全国から79点の応募があり、うち半数以上の46点はガラシャが占めた。審査や小中学生の投票を経て、ガラシャは神奈川県の女性、忠興は埼玉県の男性の作品が選ばれた。

 宮津市によると、キャラクターは忠興・ガラシャともに3歳児を想定したという。ガラシャは「苦境のなかでも気高いイメージ」にちなんで、白鳥の翼を手にしている。忠興は、愛用のかぶとの特徴的な尾をあしらっている。

 製作中の着ぐるみは、空気でふくらませるバルーン製の軽い形状を採用した。2~3月の完成を予定している。「長岡京市の『お玉ちゃん』と、同じぐらいかわいい。着ぐるみが完成したらイベントでいっしょにPRしたい」(産業振興室)という。

 長岡京市は「相乗効果で、広域的に一体となったNHK大河ドラマの誘致活動を、いっそう進めたい」(企画部)とエールを送っている。

 宮津市で忠興キャラクターが誕生したことで、明智光秀をイメージした「明智かめまる」(亀岡市)、細川幽斎の「ゆうさいくん」(舞鶴市)と、ドラマの物語に想定される主要な人物がそろった。一堂に並ぶと物語のイメージが広がり、華やかな雰囲気を盛り上げそうだ。

【 2014年01月07日 12時42分 】


サカキ飾り勧請縄作る 長岡京・走田神社

2014-01-09 13:30:05 | 創 creation
 京都府長岡京市奥海印寺の走田神社の氏子が5日、境内に飾る勧請(かんじょう)縄作りに取り組んだ。13日に行われる伝統的な神事「お千度参り」と「弓講」に向けた準備で、縄からつり下げられた濃緑色のサカキが参道を彩り、神聖な雰囲気を漂わせていた。

 勧請縄は竹に固定した長さ約6メートルのしめ縄とサカキの束、御幣で作る。サカキの束は12本でそれぞれ1~12月を指すとされる。かつては御幣の垂れ下がり方でその年の米の相場を占ったと伝わる。

 この日は朝から勧請縄班のメンバーら約50人が奥海印寺自治会館に集まり、西山で採ったサカキを縄で束ねた。境内に運び込むと、参道の中ほどに渡したしめ縄に御幣とともに取り付けていった。

 お千度参りでは、参拝者が本殿と拝殿の周囲を数回巡り、にぎり飯を受け取る。弓講は氏子が矢で的を射て今年の米の出来を占う。

【 2014年01月06日 11時32分 】


サカキ飾り勧請縄作る 長岡京・走田神社

2014-01-09 13:30:05 | 創 creation
 京都府長岡京市奥海印寺の走田神社の氏子が5日、境内に飾る勧請(かんじょう)縄作りに取り組んだ。13日に行われる伝統的な神事「お千度参り」と「弓講」に向けた準備で、縄からつり下げられた濃緑色のサカキが参道を彩り、神聖な雰囲気を漂わせていた。

 勧請縄は竹に固定した長さ約6メートルのしめ縄とサカキの束、御幣で作る。サカキの束は12本でそれぞれ1~12月を指すとされる。かつては御幣の垂れ下がり方でその年の米の相場を占ったと伝わる。

 この日は朝から勧請縄班のメンバーら約50人が奥海印寺自治会館に集まり、西山で採ったサカキを縄で束ねた。境内に運び込むと、参道の中ほどに渡したしめ縄に御幣とともに取り付けていった。

 お千度参りでは、参拝者が本殿と拝殿の周囲を数回巡り、にぎり飯を受け取る。弓講は氏子が矢で的を射て今年の米の出来を占う。

【 2014年01月06日 11時32分 】


長岡京の特養施設に手作りツリー 大阪成蹊大生ら設置

2013-12-11 11:18:54 | 創 creation
 大阪成蹊大芸術学部(大阪市)の学生らが7日、京都府長岡京市天神2丁目の特別養護老人ホーム「天神の杜(もり)」で、お年寄りに手作りのクリスマスツリーをプレゼントした。毎年の恒例行事となっており、学生らは設置作業に取り組んだ。

 芸術を活用する精神療法「芸術療法」の一環として、同大学芸術学部が市内にあった当時の2004年に始まった。現在キャンパスは移転したが、交流は続いている。

 学生や教員、ボランティアの15人が参加した。2階中庭にある木を木枠で囲み、高さ約4メートルのツリー型にした。続いて、三角形のフレームをヒノキの葉で覆って、学生らが作ったサンタクロースやトナカイ、雪だるまなどを豪華に飾り付けるなどして完成させた。

 ツリーは屋内から見ることができ、施設内は一足早いクリスマスムードに包まれていた。

【 2013年12月08日 11時06分 】


府南部のご当地スイーツ、小冊子で紹介 府山城広域振興局

2013-11-17 22:09:52 | 創 creation
 京都府山城広域振興局は、府南部の「ご当地スイーツ」を紹介する小冊子「京都やましろスイーツパスポート」を作った。秋の行楽期を迎え、スイーツの魅力をPRすることで京都市内から乙訓地域などへの観光誘客を図る。

 小冊子はA6判カラーで48ページ。乙訓2市1町を含む府南部11市町の55店舗で割引などの特典があるスイーツ106点を掲載した。

 乙訓では、向日市の和・洋菓子店でつくるスイーツひろめ隊加入店の「竹の子 乙訓もなか」、長岡京市にゆかりのある細川忠興や明智光秀らの名前を冠した菓子「ガラシャの絆セット」、エゴマ製油発祥をアピールする大山崎町の「えごま飴」などを紹介している。

 また特集記事では、長岡京市商工会と洋菓子店やカフェが開発した新スイーツ「たけのこマカロン」を取り上げている。2万部作製。市役所や役場、商工会、観光協会などに置いている。特典の有効期間は来年5月末まで。

【 2013年11月15日 11時53分 】


キャラ弁作り、小中生ら挑戦 京都西山高生が指導

2013-11-14 11:46:01 | 創 creation
 京都府向日市寺戸町の市中央公民館で9日、子ども体験講座「作って楽しいキャラクター弁当教室」が開かれた。市内の小中学生が、京都西山高(寺戸町)クッキング部の生徒に教わりながら、人気キャラクターの形をしたおにぎりなどが入った弁当作りに挑戦した。

 高校生と小中学生が交流を深める場を設けようと、同公民館が初めて企画した。クッキング部部長の榎木里佳さん(17)ら同高2~3年の女子生徒9人が講師を務めた。

 小中学生は23人が参加した。まず、ニンジンやブロッコリーを切ったり、星形にくりぬいた赤と黄色のパプリカを焼いたりし、ミニハンバーグを作った。

 続いてミッキーマウスとミニーマウスの形をしたおにぎり作りに取り組んだ。のりを巻いた丸いおにぎりに、耳となる小さめのおにぎり2個や顔を表現したスライスチーズ、ハムで作ったリボンを取り付けた。

 料理を丁寧に弁当箱に盛り付けて「キャラ弁」を完成させ、記念写真を撮った後、早速みんなで味わった。

 向陽小6年の笠原有珠さん(12)=寺戸町=は「お弁当を初めて作ったけど、かわいく作れて良かった。お姉さんは分かりやすく教えてくれた」と笑顔を見せていた。

【 2013年11月10日 10時41分 】

「撮り鉄」の新名所に 向日・洛西口駅付近

2013-11-03 17:19:07 | 創 creation
 電車が高架レールの勾配をゆっくりと上っていく横で、地上線の駅ホームには反対方向から別の電車が到着した。向日市~京都市西京区にまたがる阪急京都線の洛西口駅付近は、高架と地上レールを電車が立体的に行き交う姿が1ショットで収められる。新たな撮影スポットとして、「撮(と)り鉄」と呼ばれる鉄道写真ファンの心をとらえている。

 同駅周辺の立体高架化事業のうち、河原町方面へ向かう上り線ホームと駅舎の利用が先行して始まった。開業直後の週末となった先月26、27日は駅周辺にカメラや三脚などを抱えた人たちがさっそく姿を見せた。

 高架南端に近い向日市寺戸町の踏切で記者も撮影に挑戦した。都合のいいタイミングとアングルで、車両が美しくうねってすれ違う様子をとらえるのは難しい。天候や日差し、撮影位置、運行のタイミングなどの条件をにらんで辛抱強く待ったうえ、運にも味方されないとベストショットは生まれないようだ。

【 2013年11月01日 12時08分 】

乙訓の名所・飲食店案内 商工・観光協がスマホアプリ開発

2013-10-31 17:44:36 | 創 creation
 向日市や長岡京市、京都府大山崎町の商工会と観光協会でつくる乙訓商工・観光協会は、乙訓地域の観光名所や飲食店を案内するスマートフォン向けアプリ「京ぶら乙訓」を開発した。「iPhone(アイフォーン)」やアンドロイド携帯の専用サイトから無料でインストールできる。

 アプリでは、向日市の長岡宮大極殿跡や長岡京市の光明寺、大山崎町のアサヒビール大山崎山荘美術館などの見どころのほか、和洋中の飲食店、特産品が買える物販店、イベントなどを検索できる。

 地図アプリとも連動しており、現在地の近くにある観光スポットや店舗を調べられる。

 観光スポットを周遊する際の参考として「天王山山麓」や「西国街道とガラシャゆかりの地を歩く」などのモデルコースも紹介している。

【 2013年10月29日 11時39分 】


乙訓の育児、情報誌に 家庭向けに支援団体創刊

2013-10-20 09:26:24 | 創 creation
 乙訓2市1町の子育て支援団体でつくる「おとくに子育てネットとろ和」は、育児家庭向けの情報誌「trois(トロワ)」を発行した。構成団体の活動内容や子育てのヒントなどを掲載しており、3市町の公共施設で無料配布している。

 とろ和は、主に乳幼児がいる家庭を支援している向日市の「ねこばす」と長岡京市のNPO法人「いんふぁんとroomさくらんぼ」、大山崎町の「スマイルプレイス」で昨年4月に結成した。子育て支援にかかわる情報を交換したり、勉強会を開いたりしている。

 情報誌は団体名と同じく、フランス語の「3」にちなんだ名付けた。

 第1号では、3団体がそれぞれ取り組んでいる親子交流会や子育て教室、ベビーシッター事業、子どもの一時預かりなどの活動内容をまとめている。

 子どもの効果的なしつけやほめ方を身につける子育てプログラム「コモンセンスペアレンティング」を紹介するコーナーも設け、実際に研修を受けたスタッフが感想をつづった。乙訓地域に住む子どもたちの愛らしい写真も一覧にした。

 いんふぁんとroomさくらんぼの西村日登美代表理事は「今後も年2回のペースで発行し、子育てに役立つ情報を発信していきたい」と話している。

 紙面に載せる子どもの写真や編集に携わるスタッフを募集している。問い合わせはいんふぁんとTEL075(952)6388へ。

【 2013年10月17日 09時19分 】

子育てワークショップ開催 大山崎と島本の住民ら

2013-10-16 19:43:34 | 創 creation
 京都府大山崎町と大阪府島本町の住民らが、地域ぐるみの子育てを考えるワークショップ「育児×まちづくりカフェ」を開催している。子育て中の親や地域づくりに携わる人、行政職員など多彩なメンバーが集まっており、まずはイベントの開催を目指している。

 歴史的にも地理的にもつながりの深い2町の両府を超えたコミュニティーを形成し、子どものためのまちづくりにつなげるのが狙い。住民や学識者らでつくる「コミュニケーション育児カフェ準備委員会」が企画した。

 講師は、大阪産業大建築・環境デザイン学科助手の壇上祐樹さんが務め、約20人が参加している。

 グループに分かれて議論を重ね、内容を全体発表する形式で進めてきた。7月7日に始まり、10月20日までの全5回で、これまで4回開催してきた。

 議論は「島本・大山崎の子どもの将来像」「まちの資源を生かした、子どもが楽しめるまちづくりとは」の2点に絞り込まれた。子どもが成長する過程で周辺の豊かな環境との関わりを重視する意見や、竹を利用した活動をしていこうとする意見などが出された。

 区切りとなる10月20日のワークショップでは、出されたいくつかの案についてイベントの開催を前提に、詳細な内容や運営体制などについて話し合う。

 壇上さんは「ワークショップを通じて、地域のみなさんが今以上に子どもを見守ることができる環境が生まれれば」と話している。

【 2013年10月16日 11時15分 】

迫力!生のオーケストラに魅了 長岡第九小で関西フィル公演

2013-10-13 17:10:37 | 創 creation
 いくつもの楽器から織りなされる重厚な演奏が体育館いっぱいに響き渡り、子どもたちを魅了した。長岡京市東神足の長岡第九小で10日、関西フィルハーモニー管弦楽団の巡回公演があった。

 小中学生が一流の文化芸術に触れる機会を設ける文化庁の事業で開かれた。ロッシーニ作曲の「スイス軍の行進」やベートーベン作曲の「運命」など、おなじみの楽曲が披露され、児童や保護者が熱心に聞き入った。

 指揮者のギオルギ・バブアゼさんの手ほどきで、児童2人が実際に指揮を体験する場面もあった。楽団の伴奏で「気球にのってどこまでも」や校歌を合唱する機会も設けられ、子どもたちが演奏に負けない元気いっぱいの歌声を聞かせた。

 指揮を体験した6年生の福井大智君(11)=東神足=は「オーケストラはすごく迫力があった。生演奏が聴けてうれしい」と喜んでいた。

【 2013年10月11日 11時06分 】

島本の名建築物、ペーパークラフトで精密に

2013-10-07 12:33:43 | 創 creation
 大阪府島本町の観光ボランティア「ふるさと島本案内ボランティアの会」が、水無瀬神宮境内にある国の重要文化財の茶室「燈心亭」など、町内の歴史的な三つの名建築物をペーパークラフトで表現した。ガイド時などに販売しており、同会は「島本の歴史と文化に思いを巡らせてほしい」としている。

 町の魅力を発信するとともに、町民にも愛着を持ってもらうきっかけにしたいと、昨年秋に企画をスタートさせた。燈心亭のほか、趣のある木造建築の麗天館(現町立歴史文化資料館)と若山神社の本殿・拝殿を作った。

 現役時代に設計の仕事をしていたメンバーの浦田和久さん(65)が、パソコンを使ってデザインした。さまざまな角度から何十枚も写真を取って参考にしたという。

 屋根のカーブを限りなく実物に近づけ、数ミリ単位の看板を盛り込むなど細部にこだわった。燈心亭は今年3月まで屋根を修理していた際の図面を取り寄せ、屋根を取り外せば構造や間取りを確認できるようにした。浦田さんは「雰囲気を出すための色使いが難しかった」と振り返る。

 会長の野田雅文さん(63)は「島本に来て、見て、ペーパークラフトを作って思い出にしてほしい」と話している。

 燈心亭は400円、麗天館は300円、若山神社は500円。いずれも、組み立て説明書が付いている。

 ほぼ毎週土・日曜日にJR島本駅近くの史跡「桜井駅跡」で実施している定点案内などで販売している。問い合わせは浦田さんTEL(961)3797。

【 2013年10月04日 09時21分 】

重文・日本書紀写本を公開 向日市文化資料館

2013-10-02 15:31:06 | 創 creation
 京都府向日市向日町の向日神社に伝わり、国の重要文化財に指定されている「日本書紀」の写本が、同市寺戸町の市文化資料館で公開されている。開催中の企画展「『向日里人物志』の世界-近世乙訓の文化サロン-」に合わせた特別公開で、27日まで展示する。

 日本書紀は奈良時代に編さんされた日本最古の勅撰歴史書。

 展示しているのは神代紀下巻の写本で、延喜4(904)年の奥書があるが、文字の書き方などから奥書も含め南北朝期に筆写されたとみられるという。「六人部本」と呼ばれる写本は1ページ6行、1行につき14字前後が書写されている。

 向日神社に伝わった由来は不明だが、同神社の神職を代々務める六人部家は学者の家系で、神代紀下巻に祭神としていた神々が登場することから研究目的で入手したと考えられるという。

 写本は向日神社の寄託を受け市文化資料館が保管している。企画展で幕末に同神社宮司を務め、国学者で歌人だった六人部是香の著書や肖像画、是香の叔父の節香の和歌短冊を展示しているため、六人部家とゆかりの深い写本も特別に飾った。

 午前10時~午後6時(入館は午後5時半まで)。無料。

【 2013年10月02日 11時28分 】

阪急バスの事業計画、見直し案きょう開示 大山崎交通会議

2013-09-28 13:26:59 | 創 creation
 大山崎町地域公共交通会議の公募委員ら住民代表による第2回の住民部会が26日、町役場であった。路線廃止や減便などを盛り込んだ阪急バスの事業計画変更をめぐり、町側は、27日に同社から見直しの内容が示されることを明らかにした。

 部会では、事務局の町担当者が、7月31日に計画変更案が伝えられて以降、再三にわたり阪急バスに見直しを要望してきたことを説明した。その上で、同社側から27日午後に説明に来るとの連絡があったとした。

 委員からは「(開示後に)交渉の余地はあるのか」「路線の現状維持を求めるべき」などの意見が上がった。担当者は「地域の人に働きかけて利用者を増やさなければ、(同社は)動いてくれない。目に見える行動があれば、(増便などを)考えてくれるかもしれない」と述べた。

 計画変更の同町関連では、西法寺系統の廃止や円明寺ケ丘団地系統の減便など厳しい内容となっていた。町は廃止の見直しと減便緩和を訴えている。

【 2013年09月27日 10時17分 】