竹でつながるエコの心 京都・長岡京、廃油のあかり幻想的

2016-10-16 09:52:16 | イベント

 乙訓特産の竹を通じて市民が交流するエコイベント「長岡京竹あそび2016」が8日、京都府長岡京市天神2丁目の長岡公園で開かれた。竹を使ったゲームや工作のほか、約3千本の竹あかりの点灯もあった。曇天で蒸し暑い天候となったが、多くの人でにぎわった。

 西山の放置竹林整備に取り組んでいる市民団体や商店、大学などでつくる連絡協議会が「竹でつなぐ・つながる・まちづくり」をテーマに毎年この時期に開催。今年で8回目を迎えた。

 遊びのコーナーでは、竹製の弓矢を使った的当てや輪投げなどを開催。子どもたちが高得点を狙い、真剣な表情で挑戦していた。竹田海翔君(6)=京都市伏見区=は「的当てで狙ったところに矢を飛ばせた」と、表情をほころばせていた。

 竹笛や竹とんぼなどの工作コーナー、地元商店による焼きそばや綿あめなどの飲食販売にも多くの人が列を作った。

 夕方には、廃油で作ったエコキャンドルと竹あんどんを点灯。夕闇に光が浮かび上がり、多くの人が幻想的なムードを楽しんだ。

【 2016年10月09日 11時21分 】


「よいしょ!」バスと綱引き 京都・長岡京、運行10周年記念

2016-10-09 10:51:47 | イベント

 京都府の長岡京市民運動会が2日、市内の各小学校で開かれた。同市井ノ内の長岡第十小では、市が運営するコミュニティーバス「はっぴぃバス」の運行開始10周年を記念して、子どもたちがバスと綱引きをして楽しんだ。

 はっぴぃバスは、地域の交通不便の解消や高齢者の移動手段確保を目的に、2006年10月2日に運行を開始した。北コースのバスが同小の校区内を通っており、昨年、校区内のバス停から延べ約5200人が利用した。綱引きは、運動会を盛り上げようと企画した。

 まず1~3年生15人が、バスと対戦。「よいしょ」という掛け声に合わせて力いっぱい綱を引いたが、重さ5トンのバスは全く動かなった。来賓の大人数人が参加して再度引き、ようやくバスを動かした。続く4~6年生15人との対戦では、開始と同時にバスがゆっくりと動き始め、保護者らから拍手が送られた。

 3年の古辻俊樹君(9)は「バスがなかなか動かなくて、手が痛くなったけど楽しかった」と話していた。

 綱引きに先立ち、市公共交通まちづくり表彰が行われ、はっぴぃバスの利用促進に取り組んだ滝ノ町自治会が表彰された。また、バスの乗り方についてのクイズも行われ、マナーを守った乗車を呼び掛けた。

【 2016年10月03日 10時20分 】


「かぐやの夕べ」来て 京都・向日 10月15、16日開催

2016-09-25 10:08:58 | イベント
 京都府向日市の秋の観光イベント「竹の径・かぐやの夕べ」が10月15、16日、竹の径とその周辺で催される。今年は初めて開催期間が2日間となり、無料シャトルバスも走らせて利便性を向上させる。

■無料シャトルバスも運行

 かぐやの夕べは、市観光協会が2002年から毎年開催。竹の径には竹筒に水ろうそくを浮かべた約4500本の竹あんどんが並ぶほか、寺戸大塚古墳ではかぐや姫が登場する。第6向陽小では音楽ステージや初のビアガーデンも催される。午後5時半~同8時半(16日は同8時まで)。

 隣接する京都市西京区の洛西竹林公園では、15日午後2時から「竹結びフェスタ」が開催される。物販・飲食ブースやビアガーデン、竹箸やキャンドル作り教室などがある。

 竹結び婚活イベントでは、向日市在住・在勤の30歳~49歳の独身男女計60人を募っている。参加費3千円。申し込みは今月27日まで。問い合わせ(平日のみ)は市役所代表TEL(931)1111代表から産業振興課へ。

【 2016年09月25日 09時07分 】

手作りミニSLで旅行気分? 京都・大山崎でイベント

2016-09-25 09:48:14 | イベント
 ミニSLに乗って楽しい休日を過ごしてもらう親子イベントが17日、大山崎町円明寺の京都がくえん幼稚園で開かれた。園児や地域の子どもたちが、ちょっとした旅行気分を味わった。

 イギリス出身の英語教師ポール・ジャスールさん(53)=大阪府吹田市=が手作りしたSLを園に持ち込んだ。昨年に続き2度目の開催。

 子どもたちが客車に座ると、ジャスールさんが出発の笛を吹いて発車。園庭に設置された約80メートルの線路をゆっくりと走ると、子どもたちが歓声を上げた。線路脇では保護者が写真や動画を撮影していた。

 SLは、3年前にジャスールさんが子どもの誕生日プレゼントとして作った。依頼に応じて近畿各地の幼稚園などに出向いて走らせている。

2016年09月18日 11時54分

多彩なイベントで交流 京都・大山崎「乙訓DREAMフェスタ」

2016-09-11 11:31:13 | イベント
 さまざまなイベントを通じて地域住民が交流する「乙訓DREAMフェスタ」が4日、京都府大山崎町円明寺の天王山夢ほたる公園で開かれた。多くの人でにぎわい、ダンスや演劇、市民団体のブースなどを楽しんだ。

 乙訓青年会議所が主催。主催者あいさつなどに続き、地元のダンス教室に通う子どもたちが切れのある踊りを披露して幕を開けた。その後も和太鼓やバンド、アマチュア吹奏楽団の演奏などが行われ、来場者が大きな拍手を送っていた。

 公園内には、乙訓地域を拠点に活動するボランティア団体などの活動紹介ブースも設置された。川に見立てた囲いに魚の絵を入れ、子どもたちが釣り上げるコーナーでは、環境保護団体が美しい河川を残すことの大切さを訴えた。福祉団体が行ったもの忘れチェック、2市1町の防災担当部局による備蓄食糧の展示などもあった。

 飲食販売の露店も並び、家族連れらが列をつくった。

【 2016年09月05日 10時00分 】

京都・大山崎山荘美術館へようこそ 児童、笑顔の一日館長

2016-08-14 11:19:58 | イベント
 アサヒビール大山崎山荘美術館(京都府大山崎町大山崎)で7日、地元の第二大山崎小の児童2人が「一日館長」となり、館内行事の司会などで美術館をPRしたり来館者と交流したりした。

 一日館長を務めたのは同小6年の前田友陽君(11)と浅尾菜々美さん(11)。同美術館は美術品の楽しみ方を学ぶ出前授業など地元小学校との連携に力を入れている。

 この日、粟津晶館長からたすきと辞令を受け取った前田君は「貴重な体験なので、精いっぱい仕事をしたい」、浅尾さんは「来館者を笑顔で迎えたい」とあいさつ。その後、玄関で来館者に「おはようございます」と元気よく声を掛け、一人ずつ丁寧に出迎えた。

 2人は、本館で開かれた京都市立芸術大の音楽部生4人によるクラシックコンサートで司会に挑戦した。声を合わせて「弦楽四重奏です。最後までお楽しみください」と呼び掛けると、館内にバイオリンやビオラの軽やかな音色が響き、来館者が静かに聞き入った。

 このほか2人は、19世紀末に作られたドイツ製のディスクオルゴールにコインを入れて鳴らしたり、館内で提供されているケーキを試食したりして精力的に活動した。

【 2016年08月08日 09時08分 】

五輪夢見てスマッシュ 京都・長岡京で全国小学生バド開幕

2016-07-31 19:24:30 | イベント
 若葉カップ全国小学生バドミントン大会が29日、京都府長岡京市の西山公園体育館で開幕した。開会式で選手たちは堂々と行進し、予選リーグで熱戦を繰り広げた。

 日本バドミントン協会、市などが主催し、32回目。40都道府県から約千人が出場する。リオ五輪バドミントン日本代表選手9人のうち7人は同大会出場経験者。

 式では北から順に各チームが市マーチングバンドスポーツ少年団の演奏で行進。市バドミントンスポーツ少年団男子チーム主将の衣川真生君(11)=第2向陽小6年=と女子チーム主将の笠谷沙織さん(11)=長法寺小6年=が選手宣誓をした後、予選リーグを開始した。選手らは仲間や保護者らの声援を受け、懸命にシャトルを追いかけた。鋭いスマッシュが決まると歓声が上がった。大会は1日まで。

【 2016年07月30日 11時00分 】

音楽と食を楽しむ夏の夕べ 京都・長岡京で「カフェ」始まる

2016-07-31 19:14:21 | イベント
 音楽と軽食で夏の夕べを楽しく過ごす「サマーナイト・カフェ」が、今年も京都府長岡京市神足2丁目のバンビオ広場公園で始まった。今年で10回の節目を迎え、夏の風物詩と定着した。29日と8月5日の午後6~8時半にも開かれる。

 JR長岡京駅前の「バンビオ」テナントなどでつくる市バンビオ広場公園等にぎわい創出事業実行委員会が主催する。ライブには、ギターの弾き語りやアフリカンゴスペル、アコーディオン、軽音楽などに取り組む個人・団体が、日替わりで出演する。22日には、女性の市民らが大正琴の美しい音色を披露して開幕。会社帰りの人たちが、軽食やビールを楽しみながら耳を傾けていた。

 オープンカフェ形式の会場には、テーブルやいすが並べられ、軽食やビール、ワイン、かき氷などの屋台も出店する。

 8月5日には、11月に開かれる長岡京ガラシャ祭の時代行列配役募集のPRとして、衣装の展示も行う。雨天中止。ライブの観覧は無料。問い合わせは同実行委事務局TEL(951)4300。

【 2016年07月26日 11時18分 】

流しそうめん冷た~い 子どもの森フェスタ

2016-07-24 10:12:59 | イベント
 自然の中で子どもたちが特産の竹に親しむ「子どもの森フェスタIN2016」が22日、京都府長岡京市長法寺の西山公園子どもの森で開かれた。市内の小学生が、竹を使った工作やそうめん流しなどを満喫した。

 市緑の協会が主催し、3回目。小学3~6年生15人が参加した。地元農家らでつくる「長筍(ちょうじゅん)会」のメンバーから、竹林の管理方法について説明を聞いた後、子どもたちはのこぎりで竹を切り、器や箸を作った。また地面に並べた竹を、筒を転がして倒す竹ボウリングや竹筒の水鉄砲などを楽しんだ。

 昼には、自作の器でそうめんを味わった。竹筒にバームクーヘンを付けて炭火で焼く調理も体験した。

 長岡第五小5年の宮島啓太君(10)は「暑かったけど、のこぎりを使って(器などを)うまく作れ、楽しかった」と話した。

【 2016年07月23日 09時58分 】

七夕イベント用の竹切り出し 京都・大山崎

2016-07-03 15:44:33 | イベント
8月に京都市内で開催されるライトアップイベント「京の七夕」に向けて、会場でアーチなどに使う竹の切り出しが2日、京都府大山崎町大山崎の山崎聖天境内の竹林で行われた。

 放置竹林整備と竹の有効活用を目的に、森林保全活動に取り組む京都モデルフォレスト協会(京都市中京区)などが主催している。昨年までは西京区の京都大桂キャンパスの竹林で行っていたが、活動の広域化のため、今回初めて大山崎町で実施した。

 同協会会員や、府と市でつくる「京の七夕実行委員会」、町職員、大学生など約50人がボランティアとして参加。のこぎりを手に竹林に分け入り、高く伸びた竹を次々と切り倒した。昨年に続いて参加した京都造形芸術大4年島内梨佐さん(21)は「イベントは夏の風物。学生生活最後の参加なので、頑張りたい」と話した。

 この日は、約40本を伐採した。竹は造園業者で加工し、堀川会場(上京区・中京区)の電飾の回廊「光の天の川」でアーチとして活用される。

【 2016年07月03日 11時02分 】

世界禁煙デー、本殿に淡い光 京都・向日神社

2016-06-05 16:46:09 | イベント
 京都府の向日神社の本殿と鳥居が、黄緑色の淡い光に照らされた。「世界禁煙デー」の5月31日夜から、受動喫煙防止などをアピールするライトアップが行われている。

 NPO法人「京都禁煙推進研究会」(京都市中京区)が毎年この時期に高台寺や京都タワーなどで実施しているイベント。今年は同神社が初めて加わった。

 境内では、国の重要文化財に指定されている本殿の「珍しい姿」を一目見ようと、地元住民らがカメラに収めたり、ランニングの途中に立ち寄ってお参りしたりしている。

 ライトアップは5日まで。

【 2016年06月02日 09時40分 】

京都・向日神社ライトアップ 世界禁煙デーに合わせ

2016-05-29 09:52:18 | イベント
 世界禁煙デー(5月31日)に合わせ、NPO法人「京都禁煙推進研究会」が京都タワーなどで実施しているライトアップに、今年は向日神社(向日市向日町)が乙訓地域で初めて加わる。25日に同研究会のメンバーが準備作業を行った。

 世界禁煙デーは、世界保健機関(WHO)が定めたもので、国は31日~6月6日を「禁煙週間」としている。毎年、全国各地でさまざまなイベントが開催されている。

 府内では、同研究会が府と京都市の協力を得て、東山区の高台寺でイベントを開いたり、同寺庭園や京都タワー、府庁旧本館などでライトアップを実施したりしている。

 今年は同研究会が向日市と向日神社に依頼し、同神社でもライトアップをすることが決まった。31日から6月5日まで、本殿と鳥居をイメージカラーの黄緑色に照らす。

 25日は安田雄司理事長(64)らが向日神社を訪れ、案内看板を境内に立て掛けたり、ライトを設置したりした。安田理事長は「たばこを吸う人も吸わない人も、ライトアップを見て禁煙について考えてほしい」と話していた。

【 2016年05月26日 10時09分 】

競輪ファンの思い届け! 選手会京都支部がチャリティー

2016-05-15 12:42:28 | イベント
 熊本地震を受け、日本競輪選手会京都支部は9日、チャリティーイベントを京都向日町競輪場(向日市寺戸町)で開いた。村上義弘選手(41)らトップ選手を含む17人が、サイン入りタオルや愛用のジャージーなどを販売し、多くの競輪ファンが参加した。収益金55万4816円は、府を通じて被災地に送る。

 同支部のメンバーが被災地支援策として発案した。イベントではまず、窓場加乃敏支部長(48)が「熊本を応援した気持ちでいっぱい。ぜひ協力を」と呼び掛けた。

 選手たちはオリジナルタオルをその場でサインして販売したほか、レース賞品のジャージーやアンダーシャツ、自転車のフレームなど所有品のオークションを行った。日本選手権(GⅠ)の決勝進出者にしか与えられないジャージーなど貴重な品々もあり、競輪ファンの手が次々と上がっていた。

 村上選手は「たくさんのファンが集まってくれてうれしかった。みんなの気持ちを被災地に届けたい」と話した。

 熊本市から来たトラック運転手の田中敬介さん(51)は、地震で自宅が半壊し、今も住めない状態。「全壊した家もたくさんあるので、そういう人たちのためにお金が使われたらありがたい」と願っていた。

【 2016年05月10日 12時48分 】

被災小学校に文房具を 京都・向日でイベント

2016-05-15 12:38:56 | イベント
 熊本地震の被災地を支援しようと、書家とプロのカメラマンによるチャリティーイベントが7日、京都府向日市上植野町の飲食店「ふうせんかずら」で開かれた。500円で被災者への思いを書家が代筆し、色紙を持った客をカメラマンが撮影する取り組み。集まったお金で文房具を購入し、被災地の小学校に贈る。

 書家の稲垣尚毅さん(27)=京都市南区=とカメラマンの尾上亜里佐さん=大阪府枚方市=が企画。両親が熊本出身の尾上さんが、被災地のために一肌脱ごうと考えて知人の稲垣さんに声を掛け、実現した。単に義援金を募るのではなく、それぞれの得意分野である書と写真を生かして市民らに協力を求めた。色紙と写真は客にプレゼントされた。

 来店客が「負けないで」「プラス思考」「不撓(ふとう)不屈」などの言葉を指定すると、稲垣さんが力強い筆致で色紙に書き上げる。その色紙を持った客を尾上さんが撮影し、写真をプレゼントした。

 龍安寺(京都市右京区)のちょうず鉢にある「吾唯足知(われただたるをしる)」を書いてもらった書家の北野名保子さん(32)=大阪府豊中市=は「大変な状況で心が暗くなりがちな中でも、何か明るい気持ちになれることを見つけてほしいと願って選びました」と話した。

【 2016年05月08日 11時32分 】

児童ら競技かるたで有段者と対決 イオンモール京都桂川

2016-04-17 15:56:57 | イベント
京都の伝統工芸を体験するワークショップ「きょうの学校」が9日、向日市寺戸町と京都市南区にまたがるイオンモール京都桂川で始まった。参加者たちは、競技かるたを通して日本文化の深みを味わった。

 イオンモール京都桂川と京都伝統工芸体験工房協議会が、京都の伝統工芸の普及を目的として初めて開いた。

 初回は「小倉百人一首編」と銘打ち、競技かるたの有段者たちを講師に招いた。有段者たちは、実演を交えながら競技を説明。素早い手さばきに会場にどよめきが起きた。参加者との対決もあり、札を取った子どもたちに拍手が送られた。

 10日は国内で唯一競技かるたを作っている「大石天狗(てんぐ)堂(伏見区)」のスタッフたちの指導で、オリジナルかるたを作る体験会が午前11時、午後1時、3時、4時の4回開かれる。各回先着25人。ワークショップは今後テーマを変えて毎月開催する予定で、組みひもや清水焼などについて学ぶという。

【 2016年04月10日 10時30分 】