児童、かんな削り大工体験 京都・向日で住宅構造学ぶ

2016-02-07 11:12:01 | 習 learn
 伝統建築などを手掛ける京都府向日市上植野町の「安井杢(もく)工務店」の大工を招いた授業が5日、近くの第5向陽小であった。5年生106人がかんなを使って木を削ったり、模型を組み立てて木造住宅の構造を学んだりした。

 府乙訓教育局の「京のエジソンプログラム」の一環で、同社取締役の齋藤光義さん(64)と長谷川嘉久さん(40)が講師を務めた。

 児童たちは墨つぼやのみなどの大工道具について学んだ後、かんな削りに挑戦。齋藤さんから「右手に力を入れて引いてみて」とアドバイスを受け、かつお節のような薄いかんなくずを出していた。

 また、木造住宅の模型を組み立て、土台や柱など場所によって使われる木の種類が違うことや、筋交いや火打ちが住宅の強度を高めていることを学んだ。

【 2016年02月06日 09時31分 】

投票率の現状など学ぶ 選管が出前授業、京都・乙訓高

2016-02-07 10:52:43 | 習 learn
 京都府長岡京市選挙管理委員会による出前授業が3日、同市友岡1丁目の乙訓高で開かれた。3年生約220人が、投票率の現状や候補者の情報を集める方法などについて学んだ。

 今夏の参院選から選挙権が18歳に引き下げられ、現3年生が全員有権者となることから、卒業前に選挙への関心を高めてもらおうと、同高が依頼した。

 選管の担当者が全国で投票率が下落傾向にあり、特に20代は3割程度と低迷している現状を解説。期日前投票や不在者投票などの制度を紹介し、投票日でなくても投票できることを説明した。

 また、自分の考えに近い政党や候補者が選べるインターネットサイトや選挙公報など、候補者の政策や経歴などの情報を集め方についても触れ、「若い人が投票に行けば、候補者も若い人に向けた政策を考えるようになり、若い人にとっても住みやすい地域になる」と投票を呼びかけた。

 橋本胡太郎さん(17)は「あまり選挙に興味がなかったが、投票できるんだという実感がわいてきた。投票に行こうと思う」と話していた。

【 2016年02月04日 11時53分 】

「立体怪談」に児童夢中 人間国宝・一龍斎貞水さんら講談

2016-02-07 10:46:15 | 習 learn
 講談を通して日本の伝統芸能を学ぶ授業が2日、京都府大山崎町円明寺の第二大山崎小であった。同小の児童約270人が人間国宝の講談師、一龍斎貞水さんらの口演を鑑賞した。

 一流の文化芸術に触れてもらい、子どもたちの感性を養おうと、文化庁が行っている。

 まずは紙切り芸人の林家正楽さんが登場した。軽妙な語りとともに、動物などを切り抜いていくと、会場から「すごい」と歓声が上がった。続いて一龍斎貞友さんが講談「越之海勇蔵」を披露。アニメの声優も務める貞友さんの多彩な声色に、児童らが楽しそうに聞き入っていた。

 最後に貞水さんが、照明や音響を用いる「立体怪談」で「耳なし芳一」を熱演。暗夜に響く琵琶の音色や抑制の効いた話術に引き込まれ、友人と手を握り合いながら聞き入る児童の姿も見られた。

 授業の冒頭には、前もって稽古を積んだ4~6年生の代表が「三方ケ原の戦い」などを元気よくそらんじ、大きな拍手が送られた。

【 2016年02月03日 09時50分 】

「議長役上手にできた」 京都・長岡京で親子体験ツアー

2016-02-07 10:38:11 | 習 learn
 親子で議会の仕組みや議員の仕事について学ぶ「親子議場体験ツアー」が31日、京都府長岡京市開田1丁目の市議会議事堂で開かれた。市内の小学4~6年の児童と保護者が、議員などにふんして委員会や本会議の議事を模擬体験した。

 ツアーは、議会を身近に感じ、重要性を理解してもらおうと、市議会が初めて実施した。この日は12組の親子が参加した。

 まず、議会の役割などについて説明を受けた後、児童たちはそれぞれ議員や市長、教育長などの役となり、架空の長岡小学校建て替え工事について、文教厚生常任委員会を開いて審議した。

 台本に従って「建て替えをするという判断をした基準やルールはあるんですか」「工事中の安全対策は考えていますか」など、実際の委員会さながらに質疑を繰り広げた。保護者も同様に、予算審査常任委員会を開いて、建て替え工事の補正予算案について質疑した。

 引き続き行われた本会議では、委員長役の子どもが審査報告、議員役の子どもが賛成討論をした後、採決を行い、議案を可決した。

 議長役を務めた長岡第五小5年の加藤晴也君(10)=同市梅が丘3丁目=は「緊張せず議長役ができた。議会は奥が深く、将来議員になってみたい」と話した。

【 2016年02月01日 13時31分 】

新聞記事題材に生徒議論  京都・長岡中でニュースバトル

2016-01-31 12:35:03 | 習 learn
 新聞記事を題材に、生徒が時事問題について議論する「ニュースバトル」がこのほど、京都府長岡京市天神4丁目の長岡中で行われた。生徒が、くい打ちデータ偽装問題や長野県のスキーバス転落事故などについて討論した。

 ニュースバトルは、好きな本を紹介し、内容について議論や人気投票をする「ビブリオバトル」をヒントに同中が考案したという。さまざまな視点で社会の事象を考え、思考力を高めることなどを目的に、本年度から1、2年生が社会科の授業で取り組んでいる。

 公開授業に合わせて2年3組がバトルを行った。4~5人でグループをつくり、記事の内容を1人ずつ3分間で発表した後、2分間討論。横浜市の傾斜マンションのくい打ち工事に関係した3社に行政処分が下された記事を紹介した生徒は「人命に関わる。もっと厳しい処分が必要」と強調。他の生徒は、安全基準についての考えなどをただしていた。

 スキーバス転落事故を取り上げた生徒は、バス会社のずさんな安全管理状況を挙げ「値段の安さでなく、信頼できるバス会社を選びたい」と述べた。生徒間では事故原因などについて話し合った。

【 2016年01月27日 08時51分 】

日本の経験、寧波市の発展に 京都・長岡京市で研修

2016-01-24 13:02:11 | 習 learn
 京都府長岡京市に友好都市の中国・寧波市から職員ら2人が研修で訪れている。市役所の業務だけでなく、市内外の企業や寺社なども巡り、見聞を広めてきた。24日に帰国を控え、2人は「日本での経験を寧波市の発展に結びつけたい」と、意欲を示している。

 寧波市の建設委員会処長(課長)の呉耀明さん(40)と、地元新聞社の子会社社長胡志剛さん(40)。昨年11月27日に来日し、長岡京市内の企業社員寮に住み込み、研修に取り組んできた。長岡京市と寧波市が職員の人事交流を行うのは初めて。

 呉さんは市建設交通部を中心に研修。主に都市計画や道路整備を学び、公園整備や高速道路建設現場の視察などにも出かけた。教育部が受け入れ先となった胡さんは、市内の発掘現場や中学校の授業を見学したほか、京都文化博物館(京都市中京区)の業務なども体験した。

 休日にはサッカーJリーグ観戦のほか、旅行で東京や名古屋、神戸などを訪問したという。日本の正月も経験し、胡さんは除夜の鐘や初詣といった独特の風習に「300~400年前の日本を見たような感じ。素晴らしい文化」と、感想を話す。

 19日にはさらに寧波市から幹部3人が長岡京市を訪れた。両市の職員を前に、呉さんは「都市計画が市民に知らされ、意見も取り入れられている。建物や道路の維持管理も大切にされており、貴重な勉強になった」と強調した。胡さんは「市民の理解を得てごみ分別を実行していることが衝撃的な体験だった」と、披露した。

【 2016年01月23日 11時54分 】

エンディングノート、中高年にブーム 最期つづる講座満席

2015-12-27 16:49:55 | 習 learn
人生の最終章に向けて、自分がどう生きたいかを書き留めておくエンディングノート。登場から10年ほどが過ぎた現在も中高年を中心にブームが続いている。京都府長岡京市が先ごろ開講したノートの書き方講座は満席で、関心の高さを映していた。

 エンディングノートは家族や友人らに向けて、残りの人生の過ごし方や、希望する終末期の医療や介護のあり方、相続などを記す。法的拘束力を持ち、書式も堅苦しい遺言と違って、思ったことを自由に書ける手軽さが、根強い人気の理由だ。

 ただ、自由さゆえに最初は「どのようなことをノートに書けばいいか分からない」と戸惑う人が少なくない。こうした声を受け、同市は来年2月まで計4回の講座を企画した。受講者に配布するため、市独自にエンディングノートを作製。ノートを書く意味や相続の手続き、終末期の療養や葬儀などを学ぶ。

 初回は、エンディングノートの監修や葬儀に関する著作がある、日本エンディングサポート協会(東京都中央区)の佐々木悦子理事長が、書き方の基本を講義した。「少子化や核家族化が進み、葬儀では家族葬や事前に葬儀社を選んでおく人の増加など、費用面で子どもに負担をかけさせないようにする高齢者が増えている」と社会背景を解説し、自分がどのような葬儀を望むのかを考え、記入することの意味を説いた。

 受講した市内の女性(80)は「自分の葬儀一つとっても、どのようにしてほしいのか考えたことがなかった。講座をきっかけに、子や孫の負担にならない方法を見極めたい」と話した。

【 2015年12月23日 10時30分 】

交通事故の怖さ、目の前で体感 京都・長岡京で安全教室

2015-12-20 10:33:00 | 習 learn
 プロのスタントマンが交通事故の瞬間を再現する安全教室がこのほど、京都府長岡京市友岡の乙訓高で行われた。怖い思いを視覚や聴覚を通じて実感させる「スケアード・ストレート」と呼ばれる手法で、全校生徒約700人が交通ルール順守の大切さを学んだ。

 乙訓交通安全協会が主催し、乙訓地域で初めて開催した。携帯電話やスマートフォンを操作したり音楽を聴いたりしながら自転車を運転し、事故に遭うケースが増えていることから、高校生にマナー向上を呼び掛けるために企画した。

 安全教室では、実際に起きた死亡事故の様子を紹介した。見通しの悪い交差点で車道に飛び出した自転車が乗用車と衝突する場面では、大きな衝撃音とともにスタントマンが地面にたたきつけられ、思わず悲鳴を上げる生徒もいた。事故の再現後、どうすれば防げたのかも実演。スタントマンは一時停止や前後左右の確認、片手運転禁止などの大切さを訴えた。

 生徒会長の2年野田空知君(16)は「日常生活で起こりうることを体を張ってやってもらった。事故を減らせるようみんなで頑張りたい」と話した。

 西乙訓高からも各学級の代表約30人が参加。安全教室の様子をクラスメートに伝えるという。

【 2015年12月19日 11時50分 】

福島の親子2組、幼稚園留学 京都・向日、茶話会など楽しむ

2015-11-20 06:12:55 | 習 learn
 京都府向日市鶏冠井町のまこと幼稚園と向日町教会は、福島県の子どもを短期間受け入れる「幼稚園留学」を今年も実施している。同県郡山市の親子2組が先月26日から向日市に滞在し、ドングリ拾いや同園の保護者らとの茶話会を楽しんでいる。

 幼稚園留学は、東日本大震災と福島第1原発事故で多大な被害が出た福島を支援しようと、昨年創設した。オムロンヘルスケアや向日神社など地元の企業・団体も協力している。

 今月7日には、郡山市の親子を含む約140人が、向日市の福島支援グループ「ミンナソラノシタ」(ミナソラ)主催のドングリ拾いに参加。同市向日町の勝山公園で、福島の子どもに贈るドングリを集めたり、ビンゴゲームなどで交流を深めた。

 9日は、まこと幼稚園でミナソラのメンバーらを交えた約20人が、「震災当日何をしていたか」をテーマに意見交換。郡山市で被災した主婦(28)は「地震が起きて家に戻ると、長男が普段お昼寝している場所に大きな棚が倒れていた」と涙ながらに自身の体験を話していた。

【 2015年11月11日 11時23分 】

地域教育のあり方模索 京都府乙訓教育局、長岡京で研修

2015-11-01 10:56:33 | 習 learn
 京都府乙訓教育局は27日、長岡京市神足2丁目の市中央生涯学習センターで、地域で学校への支援活動に取り組む市民を対象に指導者研修会を開いた。参加者は、講演や討論などを通じて指導者としての力量アップを目指した。

 少子高齢化や核家族化、一人親世帯の増加を背景に、子どもを取り巻く環境が大きく変化する中、学校だけでなく地域ぐるみで子どもを見守る必要性が高まっている。実情に応じた教育のあり方を模索しようと、同教育局が研修会を開催。この日は、乙訓地域で安全管理員や学習アドバイザー、読書ボランティアなどをしている市民ら約40人が参加した。

 まず、千葉県習志野市の秋津小学校区で、学校を核にしたまちづくりに先進的に取り組み、文部科学省のコミュニティ・スクールマイスターを務める岸裕司さんが講演した。岸さんは開かれた学校づくりに必要なものとして、父親が学校や地域の活動に参加することを挙げた。秋津学区を例に「物作りやスポーツ、パソコンといった得意分野を利用し、おやじたちを引っ張り出すことが大切」と呼び掛けた。

 この後、参加者は数班に分かれ、岸さんの講演を基に討論。「秋津のような事例を実現するためには実行力あるリーダーが必要」「参加できるお父さんがいる子はいいが、一人親家庭はどうするのか」など、活発に意見をぶつけ合った。

【 2015年10月28日 11時42分 】

パントマイムで自分表現 京都・向陽高で公演、生徒も挑戦

2015-10-26 13:50:52 | 習 learn
 笑いと教育の融合に取り組んでいるパントマイマー「カンジヤマ・マイム」の公演が23日、向陽高(京都府向日市上植野町)であった。生徒ら約600人が自分を表現することや想像力の大切さを学んだ。

 「カンジヤマ・マイム」は、米国のパントマイムを学んだ藤倉健雄さんが1985年に立ち上げた。「しゃべるマイム」として人気を博し、全国の学校などで公演。NHKの子ども向け番組の監修・指導も行っている。

 この日は藤倉さんら3人が、棒や桃がその場にあるかのように演じたり、擬音語などの「オノマトペ」を使ったりしながら、自然の移ろいや人間の感情を全身で表現した。生徒も壇上でパントマイムに挑戦した。合間には藤倉さんが「想像力を働かせることができるのは人間だけ。自分自身をもっと表現し、好きなことを続けたら最初は下手でもいつか達人になれる」と話していた。

【 2015年10月24日 11時12分 】

本格的いけばな、心躍る 京都・第3向陽小、今春クラブ発足後初

2015-09-13 18:12:55 | 習 learn
 第3向陽小(京都府向日市森本町)で4月に発足した「華道クラブ」が7日、いけばな体験を行った。本格的な体験は初めてとあって、児童は目を輝かせながらヒマワリなどを生けた。

 同クラブは10月までに計7回の活動を予定しているが、講師が見つからず、校内の花をペットボトルに生けたり、花の学習などを行っていた。

 この日は市学校支援地域本部の仲介を得て、未生流中山文甫会の五十棲尚甫さん=鶏冠井町=が講師を務めた。児童18人は茎を切るのに苦労したり、バランスに気を遣いながら、ヒマワリや百日草、ネコジャラシを生けていった。

【 2015年09月08日 10時21分 】

救急医療のノウハウ、寸劇で学ぶ 京都で「救急フェア」

2015-09-07 10:15:08 | 習 learn
 医療関係者らが救急医療のノウハウを市民に伝える「乙訓救急フェア」が4日、京都府大山崎町円明寺の町中央公民館で開かれた。参加した約50人は、医師による講演や救急隊員らによる寸劇などを通して、急病など緊急時の受診ポイントを学んだ。

 9日の「救急の日」を前に、乙訓2市1町や乙訓医師会などが毎年主催している。

 済生会京都府病院(長岡京市今里)小児科部長の小坂喜太郎氏が、小児救急をテーマに講演を行った。子どもに多い症例を挙げ「生後3カ月未満の場合、38度以上の発熱には注意が必要」「生後6カ月で発熱を伴うけいれんを起こしたら、すぐに受診を」などと急病になった時の見極め方を説明した。

 乙訓消防組合の救急隊員らによって、AED(自動体外式除細動器)の使い方を伝える寸劇や講習なども行われた。

【 2015年09月05日 09時29分 】

競輪場で自転車競技体験 京都・向陽高で小中学生向け講座

2015-08-30 12:47:36 | 習 learn
 向陽高(京都府向日市上植野町)は、9月から来年3月にかけ、小中学生を対象にしたスポーツ講座と文化講座を開催する。同高教員が講師を務め、京都向日町競輪場での自転車競技体験やテニス教室、吹奏楽教室などを開く。

 地域に開かれた学校づくりの一環として、2012年から毎年実施している。

 スポーツ講座は9月12日の自転車競技体験をはじめ、クライミングやバレーボール、バスケットボールなど16講座を予定している。文化講座はフラワーアレンジメントなど3講座。参加費は一部を除き無料。

 詳細は同高ホームページで。問い合わせは同高TEL(922)4500。

【 2015年08月29日 09時26分 】

高齢者、自転車安全に 京都・長岡京で教室、受講者に「免許証」

2015-08-19 10:21:21 | 習 learn
 高齢者が自転車の安全運転を学ぶ教室が17日、京都府長岡京市開田4丁目の長岡自動車教習所で開かれた。学科・実技試験を通して正しい自転車の乗り方を学んだ受講者37人に、高齢者向けの自転車運転免許証が配られた。

 高齢者が絡む自転車事故の防止と、6月に施行された改正道交法の周知を目的に、向日町署や乙訓交通安全協会などが主催した。高齢者への自転車免許配布は府内で初めての試みという。

 学科には状況に応じた危険予測問題を盛り込んだ。実技では、1・6メートル間隔で並ぶピンの間を縫うように走るジグザグ走行や交差点での一時停止や後方安全確認などを行った。試験後、受講者全員に免許証が渡された。

 毎日自転車に乗るという山川健治さん(79)=同市緑が丘=は「道交法の改正点がよく分かった。実技は予想以上に難しく、運転技術を自覚するいい機会になった」と話した。

【 2015年08月18日 11時08分 】