京都・乙訓90団体2万2000人、シェイクアウト訓練

2017-03-13 08:35:55 | 災 disaster
 東日本大震災から6年になるのを前に京都府乙訓2市1町で10日、大規模地震を想定した訓練が行われた。多くの住民が突然の揺れから身を守る方法を確かめた。長岡京市では被災地の小学生の作文を通じて共助を学ぶ授業もあった。

 乙訓地域では京都市と合同で、決まった時間に一斉に災害時の行動を確認する「シェイクアウト訓練」を実施。3市町の小学校や福祉施設、行政機関、企業など90団体・約2万2千人が参加した。

 長岡京市東神足2丁目の長岡第九小では授業中の午前9時半、訓練用の緊急地震速報が校内に鳴り響き、全校児童約380人が素早く机の下に隠れた。約2分間、子どもたちは頭を手で覆うなどして身を守っていた。

 同小2年3組では東北で被災した小学生が書いた作文や詩を読み、大災害で日常を奪われた人の心情や共に助け合うことの大切さを学習した。樋口紗楽さん(8)は「大地震や津波は怖い。訓練でできたことを、いざという時にもできるようにしたい」と話した。

【 2017年03月11日 12時04分 】

2市1町連携の一斉放水 京都・大山崎で総合消防訓練

2017-03-13 08:23:45 | 災 disaster
 京都府向日市、長岡京市、大山崎町の総合消防訓練がこのほど、大山崎町大山崎の日立マクセル京都事業所であった。火災時にしっかり連携できるよう、消防団員と乙訓消防組合の消防士が消火活動に取り組んだ。

 春の火災予防運動に合わせ、乙訓2市1町の消防団などでつくる府消防協会乙訓支部が毎年この時期に開いている。今年は約70人が参加した。

 訓練は、同事業所の工場から出火し、建物全体に火が回っているという想定で実施。まず乙訓消防本部と大山崎町消防団が、ポンプ車やはしご車で消火活動を始め、応援要請を受けた向日市と長岡京市の消防団も駆けつけた。参加者が、きびきびした動きで放水し、約10分後に鎮火した。

【 2017年03月08日 10時20分 】

災害物資流通拠点に、公民館併設防災センター完成 京都・長岡京

2017-03-01 11:33:53 | 災 disaster
 京都府長岡京市南部地域防災センターと調子公民館の複合施設がこのほど、同市調子1丁目に完成した。大規模災害時には全国から送られてくる支援物資の流通拠点などとしても活用する。

 施設は、鉄筋コンクリート造り3階建てで、延べ面積は約680平方メートル。1階が公民館で、2、3階が南部地域防災センターとなっている。センターには、水や毛布などの備蓄物資をはじめ担架や発電機などの資機材を保管する倉庫を備え、防災学習の場として活用する。

 旧公民館は1969年に建てられ、老朽化が進んでいたため2015年に解体。阪急西山天王山駅や京都縦貫道・長岡京インターチェンジに近い立地を生かし、市南部の防災拠点として利用できるよう複合施設として建設した。総工費は約1億8千万円。

 このほど行われた竣工(しゅんこう)式では、自治会役員らが出席して完成を祝い、住民約100人が施設内部の見学した。鷹野勝自治会長は「住民同士の絆を強める場として利用するとともに、災害時に備えて避難訓練などにも活用したい」としている。

【 2017年02月28日 10時20分 】

「震度7で避難長期化」想定し住民ら訓練 京都・大山崎

2017-03-01 11:28:57 | 災 disaster
 京都府大山崎町総合防災訓練が26日、同町円明寺の町体育館をメイン会場に町内各地であった。最大の被害が見込まれる有馬-高槻断層帯が震源の地震を想定し、住民が小中学校などへ避難したり、防災に関する展示ブースを巡ったりして、被害の最小化へ向けて意識を高めた。

 町や府、ライフライン事業者などでつくる町防災会議が催し、住民約250人が参加。訓練は、震度7の地震で最大7千人超が避難し、被害長期化による避難所集約を視野に入れた想定で実施した。

 避難勧告を受け五つの自主防災組織が避難訓練を実施した。町と災害時の協定を結ぶタクシー会社とバス会社が協力。車いすなどの要配慮者を避難所まで移送し、被災1カ月後も一部で避難が続く想定で、各避難所から集約先の町体育館へ住民たちを一斉に運んだ。

 町体育館には、被災時の電気やガスの対応を説明するブースや、災害用伝言ダイヤルの使い方を紹介するコーナーなどが並んだ。関西大の城下英行准教授が防災教育をテーマにした講演した。初めて参加した脇本翠里さん(33)=同町大山崎=は「子ども3人を連れて車なしで避難できるだろうか。家の耐震対策も考えていかないと」と話した。【 2017年02月27日 10時25分 】





障害者ら災害時にサポート 京都・向日市が防災手帳作成へ

2017-03-01 10:56:29 | 災 disaster
 災害時に自身が必要とする支援を周囲へ確実に伝えられるよう、京都府向日市は2017年度、障害者や難病患者ら向けの防災手帳を作成する。当事者からの意見を取り入れて内容をまとめ、配布する計画だ。

 大地震による避難所生活などで混乱する中でも、障害の種別に応じて、適切な支援を受けられる環境づくりを目指す。17年度当初予算案に作成経費180万円を計上した。

 単独移動が困難な視覚障害や文字情報が不可欠となる聴覚障害、腎臓や心臓の疾患など外見では見えにくい内部障害など、障害の種別に応じて生じる困り事や、支援のポイントを明記。服薬状況や利用する福祉サービスの連絡先、介助する上での注意点を個別に記入できるようにする。

 夏から、市内の障害者団体から意見を聴き取る予定で、17年度内に4千部を作成。障害者や難病患者らに市役所窓口で配布する。

 市障がい者支援課は「手帳を提示することで、初対面の人でもすぐにわかり合える、橋渡しのコミュニケーションツールとなれば」としている。

【 2017年02月21日 12時32分 】

初の防災訓練、地域に応じた対策必要 京都・向日の2町

2016-12-18 16:32:34 | 災 disaster
 京都府向日市の上植野町と鶏冠井町の住民組織がこのほど、初めての防災訓練を相次いで実施した。地域に備わる応急トイレや簡易テントなど災害時用機材の使い方を住民が試し、地域事情に応じた対策の必要性を確認した。

 同市上植野町の住民でつくる「上植野自主防災・安全会」は11月中旬、町内の上植野城公園で、災害時にかまどに転用できるベンチや下水管に直結できるトイレを組み立て、炊き出しを行った。

 参加者約50人へのアンケートでは、高齢者や障害者の安否確認、自治会非加入者とのつながりづくりなどが課題に挙がったという。同会は「地域ごとのニーズをくみ上げ、町内会単位で訓練を行うなど今後に生かしたい」とする。

 同市鶏冠井町の鶏冠井区自主防災会は11月下旬、同町の祓所公園に設置した災害用機材倉庫から、リヤカーや発電機を取り出して使用方法を確かめた。「広く住民が触れられる機会をつくれたら」と同会は見据える。

 また、住民ら約130人が参加して大規模避難訓練を今秋初めて実施した向日市寺戸町の大牧自治会は11月下旬、自治会館で反省会を開催。参加した約20人の住民が「現実的な避難経路の設定や誘導の方法を考えるべき」「避難困難な世帯には戸外に目印を出してもらうのはどうか」といった意見を発表した。

【 2016年12月06日 11時25分 】

水害時の危険個所は? 備え万全に 京都・長岡京で図上訓練

2016-10-31 13:12:27 | 災 disaster

 京都府の長岡京市消防団は23日、水害時の対応について考える図上訓練を、同市天神4丁目の長岡京消防署で行った。団員たちが市のハザードマップを使いながら、災害が起きた際の対処方法などについて話し合った。

 訓練は、災害時に消防団としてどのような対応が必要か考え、意識しようと、初めて企画した。この日は本部役員や五つの分団の幹部ら29人が参加した。

 訓練では、まず府防災消防企画課の担当者が、近年府内で起きた豪雨や台風による被害状況などを説明。その後、分団ごとに担当地域の白地図に浸水や土砂災害などの危険地域を色づけし、事前に撮影した危険箇所の写真を貼り付けた。

 その後、危険箇所の具体的な対策について、いつどのように行うかを議論し発表。課題として「土のうを用意しておきたいが保管場所がない」「橋の通行止めなど、警察の指示に従ったほうがいいのか、どう行動すればいいかイメージができない」「自治会のない地域の住民にどう連絡したらいいのか」といった意見が出た。

 上地健司団長は「団員各自が考えていることや情報を共有し、発表することで課題や対策が明確になる。訓練を今後の活動に生かしていきたい」としている。

【 2016年10月24日 11時45分 】


災害時、在宅療養児どう避難? 京都で訓練

2016-10-31 12:50:17 | 災 disaster

 大規模災害に備え、人工呼吸器などの医療機器を使用している在宅療養児の避難や福祉避難所での支援の訓練が20日、京都府長岡京市井ノ内の向日が丘支援学校などで行われた。市内の在宅療養児を同校へ搬送し、関係者ら約80人が避難場所での療養や電源確保の方法を学んだ。

 府乙訓保健所と市、同校が主催し、地元自治会や市社会福祉協議会、乙訓医師会などが協力した。

 訓練はマグニチュード7・2の直下型地震が発生し、乙訓地域への送電が止まったとの想定で実施。長岡京市が同校に福祉避難所を開設し、人工呼吸器を付けて在宅療養している市内の小学5年の男子児童と保護者が避難した。市から避難所開設を伝えるメールを受け取った児童と保護者は車で同校に移動し、参加者の前で看護師らの療養を受けた。

 乙訓地域には、電気が必要な医療機器を使っている患者が約60人おり、災害時の電源確保が課題となっている。この日は参加者らが電気自動車から電力を得る手順も確認。電気自動車メーカーの担当者に「1回の充電で電気代はいくらくらいかかるのか」と質問し、担当者は「300円程度。定額で何回でも充電できる方法もある」と説明していた。

【 2016年10月21日 10時44分 】


災害時、在宅療養児どう避難? 京都で訓練

2016-10-31 12:50:17 | 災 disaster

 大規模災害に備え、人工呼吸器などの医療機器を使用している在宅療養児の避難や福祉避難所での支援の訓練が20日、京都府長岡京市井ノ内の向日が丘支援学校などで行われた。市内の在宅療養児を同校へ搬送し、関係者ら約80人が避難場所での療養や電源確保の方法を学んだ。

 府乙訓保健所と市、同校が主催し、地元自治会や市社会福祉協議会、乙訓医師会などが協力した。

 訓練はマグニチュード7・2の直下型地震が発生し、乙訓地域への送電が止まったとの想定で実施。長岡京市が同校に福祉避難所を開設し、人工呼吸器を付けて在宅療養している市内の小学5年の男子児童と保護者が避難した。市から避難所開設を伝えるメールを受け取った児童と保護者は車で同校に移動し、参加者の前で看護師らの療養を受けた。

 乙訓地域には、電気が必要な医療機器を使っている患者が約60人おり、災害時の電源確保が課題となっている。この日は参加者らが電気自動車から電力を得る手順も確認。電気自動車メーカーの担当者に「1回の充電で電気代はいくらくらいかかるのか」と質問し、担当者は「300円程度。定額で何回でも充電できる方法もある」と説明していた。

【 2016年10月21日 10時44分 】


ドクターヘリに搬送素早く 京都・長岡京で大規模訓練

2016-10-09 11:14:25 | 災 disaster

 京都府の乙訓2市1町の医療機関や乙訓医師会などでつくる「乙訓災害・救急医療協議会」は7日、初の大規模災害想定訓練を長岡京市内で実施した。病院への負傷者受け入れや治療の優先順位を決めるトリアージ、ドクターヘリへの搬送に取り組み、非常時の対応を確認した。

 災害医療の強化が目的で医療関係者や府乙訓保健所、3市町の職員、乙訓消防組合の隊員ら約120人が参加した。

 訓練は、有馬-高槻断層を震源にマグニチュード7・2、震度7の直下型地震が発生したとの想定で行われた。済生会府病院では地震発生を伝える院内放送が流れると対策本部が設置され、病院職員が施設の被災状況などを報告。阪急長岡天神駅で負傷した患者役約20人が院内に搬送され、看護師がトリアージを実施。重傷者は医師が2次トリアージを行い、詳しい症状を災害カルテに書き込んだ。最もけがの重かった患者役は病院近くの長法寺小グラウンドに止まったドクターヘリに運ばれた。

【 2016年10月08日 10時49分 】


地域ぐるみ、より実践的に 京都・向日市防災訓練

2016-10-09 10:48:05 | 災 disaster

 大規模災害を想定した向日市防災訓練が1日、京都府向日市物集女町の西ノ岡中で行われた。参加者が災害ボランティアセンターの設置や運営の手順を確認したほか、実際に地域の高齢者宅を回り、安否確認や災害時のニーズの聞き取りを繰り広げた。

 訓練には市民や市職員、府市の社会福祉協議会メンバーら約150人が参加した。これまで災害ボランティアセンターは市社協のみで訓練していたが、より実践的な内容にするため市内の自治会などにも参加協力を呼び掛け、地域ぐるみの訓練が実現した。

 最初に国内各地の災害でボランティアに取り組むNPO法人「レスキューストックヤード」代表の松永鎌矢さんが災害ボランティアセンター設置のポイントを説明した。運営訓練ではグラウンドに本部が置かれ、ボランティアの申請窓口や作業のマッチングを担う体制を整えた。その後、参加者は班に分かれ、大地震発生2日後の被災地を想定して向日台団地や寺戸町大牧地区など計4カ所の要配慮者約20人の自宅を訪ね、負傷や食料の有無、不安に思っていることなどを聞き取った。同中の体育館やグラウンドでは簡易トイレの組み立てなどさまざまな取り組みがあり、市民らが防災意識を高めた。

【 2016年10月02日 11時48分 】


外出先で地震、さあ何を使う? 京都・長岡京でリーダー養成講座

2016-08-28 11:22:33 | 災 disaster
 大規模災害時に地域で活躍するリーダーの養成講座が21日、京都府の長岡京市役所(同市開田1丁目)で開かれた。自治会役員ら約40人がグループワークを通して、災害に強い地域について考えた。

■災害に強い地域へグループで考える

 市社会福祉協議会と市災害ボランティアセンターが初めて企画。大阪市を拠点に安心安全の地域づくりを支援している「コミュニティ・エンパワメント・オフィス FEEL Do」代表の桒(くわ)原英文さんが講師を務めた。

 参加者は6グループに分かれ、外出中に地震が発生したとの想定で、携行品の中で役立ちそうな物を考えた。携帯電話や笛のほか、防水性に優れて包装に使えるシャワーキャップや、メモ用紙となるレシートなどを挙げていた。スーパーの袋を骨折時の三角巾に代用する人もいた。

 桒原さんは「意識を失った時のために自分について知らせることができるものや、周りの状況を記録できるものが必要」と話した。

 桒原さんと市危機管理監の嶋谷重治さん、市社協総合生活支援センター長の西野美穂さんによるトークセッションもあり、参加者が市や社協の取り組みを学んだ。

【 2016年08月22日 11時22分 】

アライグマ捕獲数急増 京都・乙訓地域、農作物被害広がる

2016-07-03 15:40:29 | 災 disaster
 京都府の乙訓地域でアライグマの捕獲数が増えている。昨年度は年間2匹だったが、本年度はすでに6匹。向日市ではここ5年で早くも最多となっている。農作物被害が相次いでいるほか、出没範囲が拡大している地域もあり、農家らが警戒を強めている。

 アライグマは1960年代にペットとして大量に輸入され、その後に捨てられるなどして野生化している。夜行性の雑食で性格は凶暴。輸入や飼育を禁止する「特定外来生物」に指定されている。

 2市1町は希望者におりを無料で貸し出しており、捕獲された場合は駆除している。今年4~6月末の捕獲数は向日市が4匹(昨年度ゼロ)で過去最多だった14年度に並んだ。長岡京市も2匹で昨年度と早くも同数。大山崎町は現在のところゼロで推移している。

 6月29日には向日市物集女町の家庭菜園で体重15キロほどのアライグマが捕獲された。土地所有者の冨田均さん(66)らによると、アライグマは同月中旬ごろに出没し始め、トマトやスイカが被害に遭った。「家庭菜園を始め10年以上たつが、アライグマの被害に遭ったのは初めて」と話しており、生息域が広がっている可能性がある。

 ここ数年で5匹ほど捕らえたという自営業南健一さん(65)=大山崎町円明寺=は「動線上におりを仕掛けるのがこつ。中にスナック菓子を置くのも捕獲には効果的です」と指摘している。

【 2016年07月02日 10時20分 】

被災地教訓、減災に生かせ 京都・長岡京の自主防災会20年

2016-07-03 15:33:44 | 災 disaster
 京都府長岡京市の柴の里自治会は26日、運営する自主防災会の設立20周年記念講演会を自治会館で開いた。住民ら約40人が、熊本地震や東日本大震災の被災地でボランティアや救助活動に携わった人の体験談を聞き、防災に向け気持ちを引き締めた。

 市災害ボランティアセンターの西野美穂センター長と、長岡京消防署警備第3課の吉岡雅樹救助隊長が講演した。

 西野センター長は5月上旬に熊本県西原村を訪問した。講演では写真を交えながら現地での活動内容を説明した。倒壊の恐れが高い家屋には診断士が赤い紙を貼り、ボランティアは立ち入り禁止だったとして、「住民が家の中から荷物を運び出すのを手伝えなかったのがもどかしかった」と振り返った。

 吉岡隊長は、東日本大震災発生直後に宮城県南三陸町に派遣された。津波で壊滅的な被害を受けた町を写真で示しながら「被害があまりに大きく、生存者を救助できなかったことが悔しかった」と明かした。熊本地震直後にも熊本市などに赴き、雨を心配する高齢者のため屋根にシートを張ったエピソードなどを紹介した。

 柴の里自主防災会は、1995年の阪神大震災後、住民による防災組織の大切さが全国的に認識されたことを受け、96年8月に乙訓地域で初めて設立された。吉岡洋会長は「少子高齢化が進む中、時代に合った防災を考え続けたい」と話した。

【 2016年06月27日 10時35分 】

シリア内戦、実情知って 京都・長岡京でジャーナリストが講演

2016-06-14 16:31:13 | 災 disaster
 社会問題を通して命の尊さを考える「京都母親大会」が5日、京都府長岡京市調子1丁目の立命館中・高で開かれた。中東情勢を取材しているフリージャーナリストの西谷文和さんが、シリア内戦の実情と戦争が起こるメカニズムについて話した。

 府内の女性団体や労働組合などでつくる実行委員会が毎年開催しており、今回が61回目。「テロも紛争も戦争もない平和な世界を!」を大会テーマとし、約千人が参加した。

 西谷さんは、3年前にシリアを取材した経験をもとに講演。ミサイル攻撃で破壊された団地や負傷した子どもの映像を紹介しながら、「シリアでは1日100~150人が死んでいる」と説明した。

 さらに、湾岸戦争が起きた背景にクウェート人少女のうその証言があったと指摘した上で、「兵器を売ってもうけたいがために、戦争を望む人がテレビなどを使ってうそを広めてしまう。だまされないようにしてほしい」と呼び掛けた。

【 2016年06月06日 10時58分 】