ドクターヘリに搬送素早く 京都・長岡京で大規模訓練

2016-10-09 11:14:25 | 災 disaster

 京都府の乙訓2市1町の医療機関や乙訓医師会などでつくる「乙訓災害・救急医療協議会」は7日、初の大規模災害想定訓練を長岡京市内で実施した。病院への負傷者受け入れや治療の優先順位を決めるトリアージ、ドクターヘリへの搬送に取り組み、非常時の対応を確認した。

 災害医療の強化が目的で医療関係者や府乙訓保健所、3市町の職員、乙訓消防組合の隊員ら約120人が参加した。

 訓練は、有馬-高槻断層を震源にマグニチュード7・2、震度7の直下型地震が発生したとの想定で行われた。済生会府病院では地震発生を伝える院内放送が流れると対策本部が設置され、病院職員が施設の被災状況などを報告。阪急長岡天神駅で負傷した患者役約20人が院内に搬送され、看護師がトリアージを実施。重傷者は医師が2次トリアージを行い、詳しい症状を災害カルテに書き込んだ。最もけがの重かった患者役は病院近くの長法寺小グラウンドに止まったドクターヘリに運ばれた。

【 2016年10月08日 10時49分 】



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